チョコで印刷できる3Dプリンター「Cocoa Press」登場、価格・発売日

公開日: : 周辺機器

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

一般的なFDM方式ながらPLAなどのフィラメントを使わず、食べられるチョコレートを印刷できる3Dプリンター「Cocoa Press」が2023年4月にも発売される。

Ellie Weinstein氏による最新3Dプリンターは、DIYキットとして2023年9月より出荷される。

(更新)
動画を間違えて掲載しておりました。訂正してお詫び申し上げます。

3Dプリンター「Cocoa Press」の価格・発売日

Cocoa Pressの印刷範囲は「140 x 150 x 150 mm」で、一般的な3Dプリンターと比べても小さいが、多くのチョコレート製品には十分なサイズだと海外メディアは評価している。

ノズル温度は33度までと、200度前後からスタートするFDM方式としては低温が過ぎるほどで、そのプレヒート時間は不要のようだ。

フィラメントもロール式ではなく、26.67度で凝固する直別なチョコレートを詰めたカートリッジ(70g)を使用する。

筒状のカートリッジを押し出し機へ入れるものの、先端だけを溶かすのではなく、全体を同時に溶かして徐々に放出するという。

実際の動作は以下の動画より確認できる。

上記の動画にあるような樽などを印刷できるため、誕生日プレゼントなど凝ったチョコレート作品を用意できそうだ。

プリンターの衛生面については、チョコレートが接触する箇所は4つとなっており、すべて工具を使わずに取り外し可能で掃除できるようになっている。

ファームウェアは一般的なFDMプリンターと同じMarlinを採用、そのためPrintablesなどの3Dモデル配布サイトから様々な3D作品をダウンロードして”チョコレートで印刷”できる。

このCocoa PressはEllie Weinstein氏が最初に手がけたプリンターではなく、2020年リリースのバージョン5「Chef」という大型で9,995ドルと高額な3Dプリンターを販売していた。

彼女は同モデルの生産を中止し、最近では小型で安価なプリンターに注力しており、古いモデルを購入したユーザーには無償で最新モデルを提供すると伝えている。

「Cocoa Press」の価格は1499ドル〜、2023年9月よりDIYキットモデルを出荷したのち、2024年初頭より3995ドルで組み立て済みの完全版を販売する計画を立てている。

前回の3Dプリンター
Lenovo Miix 2 8が現場復帰、Klipperで専用端末へ

リンク:cocoapress

よく一緒に閲覧される記事

PAGE TOP ↑