Pixel8とPixel8Pro、デスクトップモード対応か

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Googleの次期スマートフォン「Pixel 8」シリーズでは高性能なTensor G3チップが搭載され、最新のカメラセンサー、強化されたディスプレイになると伝えられている。

今回、新たにGoogle内部の詳しい人物から得た話として、Pixel 8 および Pixel 8 Proでは「DisplayPort Alt Mode」(DisplayPort Alternate Mode)サポートの可能性が伝えられた。

Pixel 8、デスクトップモード対応か

2014年にUSB-IFで策定されたUSB-C規格は、リバーシブルコネクタや高速データ通信だけではなく様々な用途に向けて設計されている。

その中でも重要な代替モードが「ThunderBolt」と「DisplayPort」の2つ。

ThunderBoltはバージョン3の時にUSB-Cとコネクタが同じでありながらスペックが異なり混乱を招いたが、ThunderBolt 4でUSB-Cの上位互換といったような規格に落ち着いた。

USB-Cケーブルは今でもUSB PDが上限60Wのタイプがある一方で最大100Wタイプまでが混在する状態、映像信号も映れば良いという程度で解像度の指定はないといったアヤフヤな規格。

その一方でThunderBolt 4ケーブルは最大100W、映像出力は4K解像度x2など基準がハッキリしている。

そんな柔軟だけどアヤフヤなUSB-CはThunderBoltを使用せずに「DisplayPort Altモード」として使えるよう設計されている。

つまりThunderBoltポートを備えていないUSB-Cオンリーなスマートフォンやタブレットにとって貴重な映像出力できるポートとなる可能性がある。

今回リークを伝えたAndroid Authorityは情報筋からGoogleの具体的な計画は聞いていないとしながらも、過去のコードからPixel 8シリーズで何をしようとしているのか把握できるという。

デスクトップモードを振り返る。

携帯端末のPC化、デスクトップモードへの挑戦は以前より行われていた。

最初にチャレンジした勇者は2011年のMotorola ATRIX、それは変換ドックを必要とした。

次の勇者は2015年にMicrosoftのWindows 10 Mobileを活用したLumiaフォンのWindowsデスクトップ機能。

Android地方にいた勇者としては「Samsung DeX」が有名。

「Samsung DeX」はUSB-CケーブルもしくはHDMIアダプターを介してデスクトップ体験を提供、最新バージョンではワイヤレス転送にも対応している。

また、同じアイデアを採用しているのはMotoloraの「Ready For」機能で、DeXが行えるすべての機能をサポートしている。

そして、GoogleはPixelスマートフォンでデスクトップ機能に取り組んでいると続ける。

その証拠としてMishaal Rahman氏が最新Android 14ベータ版で発見したコードを挙げた。

そのコードにはUSB-C DisplayPort Alt Modeがサポートされており、ランチャコードやデスクトップモードの改善が施され、荒削りながら現在も積極的にアップデートされているという。

それと同時進行でGoogleは物理キーボードの対応改善も実施しているようだが、こちらはPixel Tablet用ではないかと伝えた。

仮にPixelスマートフォンがQualcommやMediaTek、UNISOCなどを使わず頑なにSamsung Tensorを採用している理由がDexだとすれば・・・やはりPixel 8は物欲を刺激する。

Pixel Tabletはスマートディスプレイ出身と前回の記事で書いたが、GoogleはPixelシリーズでカメラやドッグ機能などに特化してAndroid OSの可能性を広げようとしている印象がある。

Pixel 8 / Pixel 8 Proのリリースは例年通りであれば2023年10月、かなり近づいているためデスクトップモードが間にあるのかは不明だが続報を待ちたい。

(過去のAndroid OSで話題となったデスクトップモードの記事)
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Source : Android Ahthority

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