HonorがAndroid14ベース「MagicOS 8.0」発表、AI強化など
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Huawei(ファーウェイ) Honor
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中国の通信機器最大手華為の元サブブランドで2020年に独立したHonorがAndroid14ベースの最新カスタムROM「MagicOS 8.0」を発表した。
このカスタムROMはプラットフォームレベルでAI機能が組み込まれ、業界初のインテントベース ユーザー インターフェイス (IUI) が導入されているという。
FireタブレットのFire OSを含め、今後AndroidベースのカスタムROMが向かう先の1つとして記録していく。
Honor MagicOS 8.0とは
AppleのiOS / iPadOSとは異なりオープンなAndroid OSはFireタブレットのFire OSなどカスタムROMの自由が与えられている。
今回の「MagicOS 8.0」は4つのドメインからなる包括的なAI機能が特徴で、それぞれパフォーマンス、接続性、セキュリティ、プライバシー、見た目の美しさといったないようになっている。
そのなかでも目玉機能となるのが『MagicLM』だという。
この『MagicLM』はHonor独自のオンデバイス大規模言語モデルで、70億ものパラメーターを用意、多用途のAIコンパニオンとして動作する。
具体的にはユーザーが簡単なコマンドを選ぶことで様々な操作が実行可能となり、ユーザーは一般的なAndroidスマートフォンに搭載されているスマートアシスタントを超える体験ができるとのこと。
ただし、『MagicLM』はQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を最大限に活用するよう設計されているとのこと。また、もう1つの重要なポイントとしてはデバイスが全てのデータを処理する点。これにより『MagicLM』は最高レベルのプライバシーを確保できるとしている。
そのため、「MagicOS 8.0」では下記のコミュニケーションにより様々な操作が行える。
- ジェスチャー
- 画像
- 言語
- 目の動き
上記の主要コミュニケーションだけではないとしている。
また同カスタムROMでは、インテントベースのショートカット機能『Magic Portal』やネットワーク強化『MagicRing』などを備える。
Honor MagicOS 8.0は2024年1月リリースのデバイスから順次搭載されるとしている。
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AI処理についてはGoogle PixelシリーズのAI処理が一部サーバーサイドで行われているという指摘が話題となったこともある。Googleの件は写真が処理の際にアップロードされているという話だった。
Amazonでは音声アシスタントサービスで担当者が家庭内の会話を聞いていたというトラブルが発覚したり、2023年には同社の見守りカメラ「Ring」で従業員がネットワークカメラを経由して「かわいい女の子だけを覗く」という仕事をしていたとして巨額の和解金を支払っている。
MagicOS 8.0もまた本当に完全なるオンデバイスAIなのか、他のカスタムROMも含め注視していきたい。
Source : プレスリリースメール