筆圧16万ペン同梱タブレット「XP-Pen Magic Drawing Pad」発売、価格ほか
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XP pen公式ストアは2024年2月28日、予告通り同日付けでAndroidタブレット最高峰となる筆圧検知16万レベルのペンを搭載する12.2型「Magic Drawing Pad」を発売した。
「XP-Pen Magic Drawing Pad」の価格ほか
XPPen Japan公式SNSアカウントは2024年2月28日、リリース情報として発売日についてメッセージを投稿。その際、次のように製品特徴を伝えている。
12.2インチのスリムなタブレットに、プロフェッショナル・スタジオの最高の機能が統合され、その究極の利便性により、かつてないほどあらゆるビジョンを具現化することができます。
引用:Twitter.com
XP pen公式ストアでは「XP-Pen Magic Drawing Pad」の販売を開始しており、価格は78,990円。最短で翌日または翌々日に届けるという説明がある。
最終的なスペックを見るとSoCはMediaTek MT8771(2 x A76 2.4GHz、6 x A55 2.0GHz)、RAM8GB、ストレージ256GB+microSDカード最大512GBという構成。
MediaTek社のSoCといえばエントリー向けで人気のG99チップを思い出すが、そちらの公式プロセッサ情報は以下のとおり。
- 2x Arm Cortex-A76 up to 2.xGHz
- 6x Arm Cortex-A55 up to 2.0GHz
上記を見る限り「XP-Pen Magic Drawing Pad」のMT8771はG99と同等の性能と言えそうだ。
そうなるとWindows / macOSに接続したXPPen液タブとの処理性能の違いが気になるところ。AppleとSamsungのiPadシリーズおよびGalaxyシリーズはクリスタなどアプリの最適化が強みで、それによって前述のデスクトップOSが持つパワフルな処理性能に負けない描き心地を実現している。
そう考えると「XP-Pen Magic Drawing Pad」はAndroid OSでG99相当の処理性能は筆圧16万の描写(レイヤーなど含む)に耐えられるのだろうか、XPPenによる最適化が鍵となりそうだ。
Qualcomm Snapdragonであれば約8万円では済まない金額になってしまうが、エントリー最強G99で耐えうるのかレビューを待ちたい。
なお、XPPen液タブを数多く販売しているAmazonでは未だ解禁されていない模様(Amazon検索結果へ)。同社の液タブはAmazonで値引きセール+クーポンにより結構な金額が差し引かれる傾向にあり、実際XPPenの23.8インチ液タブを購入したときも大きく割引が適用されていた。それを待つというのも悪くない選択肢だと思う。