Epic Games Store、新たにAndroidとiOSへの進出を発表
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Epic Games Storeは日本時間2024年3月21日、正式に同社がiOSおよびAndroidでのサービス提供を行うと発表した。
真のマルチプラットフォームストアとして、全ての開発者が同じ公平な条件で利用でき、誰に対しても素晴らしいゲームを提供していくと伝えている。
Epic Gamesがモバイル端末でも利用可能に
2019年にEpic Games Storeがサービスを開始して、SteamやGOGなどのゲーム配信プラットフォームで存在感を強めてきた。
これまではWindowsとmacOSだけを正式サポート、その後はLinux上でEpic Gamesストアを起動・実行する方法も知られていた。
そんな中、EpicはゲームストアをiOSとAndroidで展開すると発表した。
今回の発表については気がかりな点も残されている。
EpicがiOS/iPadOSでのゲームストア展開のプロジェクトを立てていたことは知られている。それが可能になったのはiOS17.4からAppleがサードパーティのアプリストアを開放したからだ。
そのため、Appleが従うEUデジタル市場法(DMA)の影響下だけでも存在が認められた限定的なゲームストアであることを覚えておく必要がある。
一方、以前よりAmazonアプリストアをはじめとするサードパーティのアプリストア展開に寛容だったAndroid OS。こちらへの展開が遅れたのは疑問が残る。iOS向けに合わせたということだろうか。
ユーザー視点ではEpic Games Storeが毎週1つ以上のゲームを無料配布しているのは見逃せない。PCゲームが毎週手に入るのならモバイル端末ユーザーから支持されそうだ。
また同社のプレスリリースからは開発者への配慮も伺える。公平な条件での分配を謳っているためデスクトップ向けと同じ手数料12%だけ、アプリ内課金は100%開発者の手元に届く可能性が高い。
つまり、App StoreやGoogle Playストアでアプリ本体無料+アプリ内課金の展開をするならばEpic Games Storeの方が収益率が高いということ。
これはAppleがEUの命令を嫌がった理由でもある。
あとはデスクトップ向けに開発されたヘビー級のゲームたちがiOS、特にチップからRAMまで様々なパーツで構成されているAndroidでの動作問題だろう。今後の展開に注目だ。