Google、Arm版Windows向けChromeを今週リリースへ
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米Googleは現地時間2024年3月26日、Snapdragonを搭載したWindows PC向けにWeb閲覧をより高速かつスムーズに最適化するARM互換のChromeブラウザを今週中にリリースすると発表した。
ついに正式リリース間近へと迫ったQualcomm社のSnapdragon X Eliteへ先駆けて発表された形となる。
Arm版Windows向けChromeを提供へ
2024/03/27時点まで提供されているARM版Windows向けChromeブラウザはx86版をエミュレートして動作させている。
これがARM64ネイティブになることで大幅な動作の改善、高速化、バッテリー駆動時間の改善といった効果が期待できる。
本日の発表は「Snapdragon X Elite」というQualcomm社のWindows向け最新ARMベースプロセッサ発売に先立って行われたもの。
ARM版Windows向けChromeは、プロセッサを開発するメーカーを問わず有効に動作するとしているが、現時点ではQualcommだけが製造している。
Googleは2020年にAppleのARM版Mac(Apple Silicon)向けに最適化されたネイティブバージョンのChromeをリリースしている。
また、自社のARMベースで動作するChromebook向けにも長い間サポートを続けてきた。
2024年半ば以降にリリースされる「Snapdragon X Elite」へ向けて、Microsoft Surfaceシリーズが完全にARM版へと切り替わる他、各メーカーからWindows端末がリリースされる。
今回の発表はそれを後押しすることになりそうだ。
なお、Microsoft Edgeは2020年からARMネイティブ動作に対応しているほか、人気ブラウザBraveも対応。