ポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」は冷えたか、温度計でレビュー

「EENOUR D18」使用レビュー

はじめに別売りバッテリーを試すことにした。

具体的にはバッテリーランプが1つしか点灯しない状態でも起動するのかというところ。見えにくいかもしれないが青色LEDが光っている。

このDシリーズ用のバッテリーを専用ボックスへ装着。大容量モデルは2つ搭載することが可能となっている。

これでDC充電とPV充電（ソーラーパネル）に加えて、USB-C充電（最大60W入出力）が可能になった。ポータブル冷蔵庫で別売りバッテリーは珍しくないが、USB-C充電できるということで実質アップグレードみたいな状態だ。

DCポートが結構な力を必要とした。サクッと入るかと思っていたが「EENOUR D18」の反対側を抑えて手のひらで差し込んで入ったという感じ。

個体差があるのかもしれないし、使っているうちにちょうど良い塩梅になるのかも。とりあえず給電できているのでよしとする。

温度を測っていこう。

ここからは2台の温度計を用いて、温度差をチェックしていく。

下図の一番上は、ACアダプタを接続してコンセントから電源を供給した時のパネル表示。真ん中は電源ボタンを押した直後の表示でMAXモード／庫内温度19度／電圧14.5Vというステータスだった。

上図の最下段は歯車ボタンを押して設定温度マイナス10度に変更した状態を撮影。

すぐに庫内へ温度計を設置した。

下図にある大きな画面の温度計を「EENOUR D18」の中へ、小さな温度計で外気温と時間を計測していく。

電源を入れた直後の状態、どちらも室温19度を記録している。

設置から30分後の状態、庫内温度は11.8度まで下がっている。

順調ではないだろうか。

それから1時間後の温度は下図のとおり。

上図は右から30分おきに計測した温度となっている。

10時には1.4度、10時半にはマイナス1.7度、11時にはマイナス5.2度。室温は19度で変わっていない。

せっかくなので、そこから更に1時間ほど待つことにした。

9時スタートで室温19度から設定温度マイナス10度にしたところ、3時間でマイナス7度まで冷えた。上図の下段にあるパネル部分は「EENOUR D18」が認識している庫内温度でマイナス9度となっていた。

温度計を設置している場所が上部にあるため、上図を撮影した時に底部はマイナス9度や10度を超えていたかもしれない。

これくらいまで冷やすことはないだろう。ここで冷却テストは完了とする。

冷蔵庫の中身を引越しする。

ガラガラの冷蔵庫から残っているアイテムを集めてきた。

上記のうち味噌は常温保存できる真空タイプに切り替えていく予定。ただ常温保存できる味噌は成分表が賑やかなので健康面を考慮すればやめたほうが良いと思う。それでも発酵食品ではあるので変更する予定だ。

ソイプロテインは成分表が簡素なタイプを選んで飲んでいたが、よくよく考えてみると大豆粉と変わらないのでオートミールのパンなどに組み込んで消費していき、それで終わりにしようと思っている。

そうなると上図で味噌の後ろに隠れているチーズや塩蔵わかめ（乾燥わかめに変更予定）、ヨーグルトになる。

さすがに冷凍庫の保冷剤は入らない。

ふと思い返すと購入してから5回も使っていない。なぜ保管していたのか。よい機会なので処分することにした。

その結果、次のような状態になった。

• 冷蔵庫：全て入った。
• 冷凍庫：使わないので処分

冷蔵庫に入れておくのはチーズとヨーグルト、そこへ何か欲しいと思った食品を入れるような形になる。

上記の作業を終えてから2時間ほど経過して、記事を書いている。その間に何度かファンが回転することがあった。

それは冷蔵品を入れたのに0度にしたまま（プラス10度までの保温機能があるので適正温度2〜5度にするのは無駄な発熱があると判断）だったことが影響していると思う。

◇◆◇

最後に他者のポータブル冷蔵庫で気になっていたレビューがある。

それは「本体の下が水浸し、カビが生えていた」という投稿。これはメーカーや機種によらず定期的に投稿されていた。

しかし、その前兆となるような変化は「EENOUR D18」に見られなかった。

これからしばらく使用してポータブル電源に繋いだり、別売りバッテリー駆動＋USB-Cだけで動作するのかなどをレポートしていきたい。

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（これまでの記事）
・本体をUSB-C充電できるポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」発売・スペック
・ポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」を注文、3つの購入理由。
・いざポータブル冷蔵庫の生活へ｜「EENOUR D18」開封レビュー