2週間ほど使ったポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」で電気代は減ったのか?ほかレビュー

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ポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」を2024年3月31日より毎日使用している。この時点で実用に耐えうる製品であることが伝わると思う。

とはいえ、問題がなかったわけではない。

それについて今回は軽く触れる程度にして別記事で対応策をレビューしたい。今回はポータブル冷蔵庫やミニ冷蔵庫が長く解決できなかった「電気喰い」は解消できたのかレポートしていく。

ポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」使用レビュー

はじめに使用感を伝えるならば「家電の冷蔵庫と遜色なく使えている」となる。

シャープの2ドア小型冷蔵庫は小さいといっても160L前後はあったので、それに比べると冷蔵室と冷凍室の区別はないし、野菜室やボトル用スペースさえない。

なんといっても18Lしかないので日常での使用は万人におすすめできない。

とくに小さな食品は底辺へと落ちていくので、カゴを用意するなど中身の取り出しは工夫していく必要がありそうだ。

私はチーズやヨーグルトなど常温保存できないアイテムが入ればよいので十分だった。

冷却能力と騒音の話。

冷却能力は問題ない。

しかし、騒音に往生している。

騒音原因は2つあり、私はコンプレッサーよりもファンの音が気になってしまう。「EENOUR D18」のカバーを外して確認したところ、ファンはカバーの限界近くまで設置してあり、変な高音の原因にもなっているように思えた。

また、標準ファンよりも大きなファンにして静音化も計画していたがわずかな巨大化もできないくらいの大きさだった。

保護カバーに穴を開けてしまう。もしくは外してしまうというのも手かもしれない。

コンプレッサーの騒音を含め、別記事で対策をレビューできたらと考えている。

内蔵バッテリーは使えたか。

今は屋内メインで使用しているため活躍の場は少ない。

しかし、ちょっとした屋内での移動でも電源を落とさないというのは内部機器にとっても負担が少ないのではないかと思っている。

パススルーではないかもしれないが、USB-Cからの電源供給も使えている。

電気消費量は変わったか、節電効果。

ポータブル何某と呼ばれる製品は、その携帯性と引き換えにさまざまな犠牲を払っている。

通常であればポータブル冷蔵庫やミニ冷蔵庫もまた”移動できる”あるいは”持ち運べる”ことの代償として「電気喰い」が揶揄されてきた。

それを払拭しそうな省エネ数値を謳った製品が「EENOUR D18」だった。

次の画像を見ていただきたい。

この画像は4月11日時点の東京電力レポート。契約日換算なのでキリのいい数字で割り切れないことは先に伝えておく。

2024年2月から節電チャレンジを行い、2月度=79kWhから3月度=40kWhへと39kWhも減らすことに成功した。これは主にポータブル電源の活躍によるものだ。

4月度が増えているのは3つの3Dプリンターが立て続けに届いてレビュー用にフル回転させたから。仕方がない。

そして5月度に入ると予測の点線が異様に低く表示されているのがわかる。

東京電力の予測は毎日の消費電力から計算を行い、そこから少し高い数値を表示している。ここ2ヶ月ほど見ているが思ったよりも精度が高い。そんな東電の予測を見ても5月度の点線部が異様に少ないことがわかると思う。

これはシャープ2ドア小型冷蔵庫が単体で1日0.8kWh消費していたのに対して、「EENOUR D18」が0.4kWh程度しか消費していないから。

そのためTEPCOのデイリー計測(全体の消費電力)では2〜4月度の平均1.8kWhから、5月度は平均0.7kWhとなり料金計算も1日0円もしくは21円としか表示されなくなった。

つまり、ポータブル冷蔵庫なのに「EENOUR D18」で節電ができているのだ。

もちろん常温食品と冷蔵食品を分別したり、1日1食といった下地があっての話になってしまうのだけれど。冷蔵庫に物が入っていないという生活習慣であれば、「EENOUR D18」への切り替えは勧められると思う。

ただ多くのポータブル冷蔵庫やミニ冷蔵庫は常時60Wであったり、節電・エコモードでも45W前後だったりするので、家電の冷蔵庫でベースとなっている40Wより電気代が高くつくはずだ。

EENOURの回し者ではないが、大容量モデルでも消費電力が極端に増えるわけではないので同シリーズの35L前後を選ぶのも悪くない。
(同社でも消費電力の高い冷蔵庫はあるので注意)

私は車中泊を考えていて、携帯性と日常使用のバランスがとれる限界サイズを選んでいる。

ちなみにポータブル冷蔵庫の冷却性能を信じきれなかったので設定温度を3度にしていた。実際に使っていて冷凍寄りに感じたので冬場はプラス1度か2度上げて使う予定。

これによりコンプレッサーの動作時間・回数が減るのか、そして電気代・消費電力が変わるのか様子を見るつもりだ。

→今回レビューした18Lの2点セット詳細は楽天公式ショップ販売ページ

これまでのレビュー履歴
ポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」は冷えたか、温度計でレビュー
いざポータブル冷蔵庫の生活へ|「EENOUR D18」開封レビュー
ポータブル冷蔵庫「EENOUR D18」を注文、3つの購入理由。

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