楽天モバイル対抗の新トッピング、povo2.0「データ使い放題(7日間)12回分」は使えるか/料金比較
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KDDI、沖縄セルラーは2024年4月25日、約1ヶ月あたり3278円で使える「データ使い放題(7日間)12回分」を発表した。
これは楽天モバイルの無制限で上限となる金額と一致、明らかに狙い撃ちをした価格設定となっている。
現在開催中の楽天イベントでは大幅還元が適用される楽天モバイルの対抗馬となりえるかチェックしていく。
povo2.0「データ使い放題(7日間)12回分」とは
はじめにKDDIによる「データ使い放題(7日間)12回分」(9834円)の説明を見ていく。
7日間データ使い放題が12回分セットになった、有効期間内で使いたい時にあわせて柔軟に利用できるトッピングです。4週間あたりデータ使い放題が3,278円で利用できます。購入後、7日間データ使い放題の1回目が即時に適用されます。その後7日以内に、残り11回分の引き換えコード(有効期限:購入日から160日間)をpovo2.0に登録のメールアドレスへ送付します。
引用;プレスリリース
povoは1日使い放題といっても実質2日間になる(詳細は過去記事「「Povo」は固定回線代わりになるか、裏ワザや制限・注意点」へ)という特徴を持つ。
それと同じく今回の7日間も実質8日間でカウントして良いだろう。
トッピング1回で8日間、それを12回使える。
9834円を12回で割ると819,5円、24時間使い放題=330円の4回分=1320円に比べて500.5円も安くなる。
もちろん1週間のうち使い放題が必要な日数が2日間と決まっていれば24時間トッピングのほうが安く済む。
しかし、トッピング購入のタイミングを考えたり手続きといった労力まで含めると7日間(実質8日間)は気楽に使える。
povo2.0内のプラン比較はこれくらいにして楽天モバイルと比べていきたい。
楽天モバイルと比較する(以下、税込表示)
楽天モバイルは月間3GBまでなら1078円、20GBまでなら2068円、それ以上は無制限となり3278円で利用できる通信サービス。
さらにアプリ利用で国内通話が無料となり、毎日全員ポイント5倍という楽天経済圏を利用しているユーザーにはご褒美も用意されている。
今回の「データ使い放題(7日間)12回分」(9834円)は3回分(1ヶ月分)を4回と数えるとちょうど1ヶ月あたり3278円となる。
つまり楽天モバイルの無制限と同額、狙った価格設定だ。
金額は同じでもサービス内容は次のように異なる。
- 通信エリアがKDDI、楽天という違い。
- 対応バンドがKDDI、楽天という違い。
- 電話かけ放題の有無(楽天のみ対応)
- 買い物でポイント還元(楽天のみ対応)
- 未使用時は0円(povoのみ対応)
月額0円から持てるpovoは基本的にサブ回線という扱いが多いと思う。しかし、「データ使い放題(7日間)12回分」(9834円)の追加により楽天モバイル同等のデータ回線として使えることになった。
ここで注意すべきは「7日間データ使い放題」は購入直後に1回目が即時適用される点。その後7日以内に、残り11回分の引き換えコード(有効期限:購入日から160日間)をpovo2.0に登録のメールアドレスへ送付されるという点も注意。
1ヶ月=30日とした場合、有効期限160日=5.3ヶ月の分配が鍵となる。
この時点で「面倒」「手間」と思ったのなら楽天モバイルを選んだ方が余計な時間を使わずに済むので答えはでているだろう。
少しでも通信費を抑えたいのなら9834円を5.3ヶ月で割ってみよう。そうすると1ヶ月あたり1855円となった。
povo2.0の「データ使い放題(7日間)12回分」(9834円)は長引かせるつもりなら5.3ヶ月間を月平均1855円で過ごせるとも言える。
ここで再び楽天モバイルをチェック。
- 月間3GBまでなら1078円
- 20GBまでなら2068円
- それ以上は無制限となり3278円
povoと同じように使わない月を安くできる楽天モバイルは強い。さらに月2回は開催される楽天イベントで大きなポイント還元が得られる。
トッピングを使うタイミングや引換コードの保管、手続きを考えるとKDDI回線が必要という環境にならない限りサブ回線のままとなりそうだ。
→最新の料金や詳細は楽天モバイルへ