「Povo」は固定回線代わりになるか、裏ワザや制限・注意点
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来月、東京から地方へ引っ越しをする。
安い都市ガスから高額なプロパンガスとなり、壁のLANポートに接続していた光通信はBフレッツになる。
重要なのはネット回線、Bフレッツ対応プロバイダは次々とサービス提供終了を発表してフレッツ光等へ移行している。
20年くらい前に利用していたBフレッツ、現在も最大100Mbpsと低速なのは変わっていないがプロバイダ料金を含めると高額なところも変わらない。
そこでPovoのデータ使い放題やRakuten最強プランといった固定回線代わりとなるか調べた結果を記録していく。
「Povo」を固定回線の代わりに。
Povoの強み、料金をチェック。
はじめに「Povo」は月額0円で、データ通信の最低速度は128kbps。
実際は128kbpsの半分程度という声もあり、電子決済アプリでバーコードを表示させるタイプは困難という話もあった。
格安SIMとして運用する場合、月額0円とはいえ180日間以上トッピングを購入しないと利用停止・契約解除となるため、少し手間がかかる通信サービスという印象だった。
しかし、今回は「固定回線代わり」として検討している。
まず必要な情報(下記リンク先は説明ページ、自分用)を集めた。
- エリア:人口カバー率99.9%(Povoへ)
- 契約事務手数料0円(累計6回線目以降、税込3,850円/回線)
- 通話料金:国内30秒あたり22円
- SMS利用料:国内1通あたり3.3円[70文字まで]/受信0円
- 物理SIMカード再発行:税込3850円(eSIMからの変更含む)
- eSIM再発行の手数料:税込440円(当面無料→Povoへ)
- データ使い放題(24時間):税込330円/回(Povo料金へ)
- 通常通信速度:最大128Kbps
KDDI回線のデータ使い放題は、1ヶ月30日で計算すると330円x30回=月額9900円で利用できる計算となる。
このデータ使い放題は「24時間限定」となっているが期限は「当面の間は、期間満了日の23時59分59秒までご利用いただけます」とあり、それを利用した有名な裏ワザがある。
トッピングを0時1分過ぎに購入すると「実質48時間データ使い放題」になるそうだ。
つまり、300円x15回=月額4,950円。
これは安い。
他のトッピングでは60GB(90日間)=6,490円、150GB(180日間)=12,980円、データ使い放題の強さが伺える。
この金額であれば、Bフレッツ基本料金+プロバイダ料金と変わらない。
さらに言えばルーターなど物理的な装置が不要、携帯できるという強みがPovoにはある。
ちなみに、この裏ワザをTwitterで投稿したユーザーに対してPovo公式Twitterアカウントが感謝を伝えていた。そのため当面は「Povoの武器」として企業側も制限をかけない可能性が期待できる。
ライバルはRakuten最強プランか
Rakuten最強プランはKDDI au回線を取り込んだことで人口カバー率99.9%を謳っている。
しかし、auパートナー回線が使えると言っても大幅に制限されているのか本家au回線と比べたレビューを見ても都内でアンテナピクト1つ分の差がついたり、1桁ほど通信速度が違うといった報告をみかけた。
楽天は屋内と地下が弱いという評価も2023年6月30日の時点で調べて直したところ変わっていないように感じた。
それでもデータ通信使い放題+アプリ通話0円で税込3278円は魅力的。
Povoの場合は月額4,950円、トッピング購入を2日に1回する手間もあるが購入しなければ0円(128kbps)運用もできるという強みがある。
また、楽天のアプリ通話0円は魅力的だが、品質は向上していないようだ。
現在契約中の日本通信「合理的みんなのプラン」はドコモ電話で70分無料、データ通信も月間10GBあり、繰越不可なのでPovoトッピング購入回数も減らせそうだ。
日本通信(ドコモ)とPovo(KDDI)は相性が良いようにも思える。
注意点はあるか。
Povoを契約する上で知っておく注意点はあるのだろうか。
1つはauショップでサポートを受けられないという点、これは店舗に行きたくない私にとっては好都合だ。
2つめは180日以上トッピングを購入しないと利用停止になるという話。これについては「データ使い放題」を頻繁に購入するので問題はない。
3つめはスマートフォンにSIMカードを差し込んだ場合、その本体ではWiFi通信を必須としたiCloudバックアップなどが動作しないという話。
これについてはルーター用のスマートフォンを用意するか、高速通信できるよう下図の記事で検討したモバイルルーターが必要になりそうだ。
Povoは固定回線代わりになるか
月額費用を抑えたい場合、楽天モバイルのデータ通信使い放題+アプリ通話0円で税込3278円は魅力的だ。
しかし、ユーザーの声・レビューを見る限り屋内や地下鉄などではau頼りとなり、そのauも本家に比べて電波が弱く速度も大幅低下という。
Povoに比べてトッピング購入の手間がないため、運用が決まればインフラとして光回線と変わらない存在になるという期待もある。
その一方、Povo 2.0は月額0円でデータ使い放題(24時間)は1回330円。
毎日30日間トッピングすれば月額9900円、裏ワザで0時1分に購入すれば48時間となり月額4,950円で済む。
エリアと回線速度はBand42(キャリアアグリゲーション)に対応するUQ WiMaxホームルーターや手持ちのPixel 7aであれば1〜2Mbpsしか速度がでないというトラブルは避けられそうだ。
そして、日本通信10GBで十分な日はトッピングレスにすれば1日あたり330円ずつ安くなり、5回トッピングをしなければ楽天モバイル3278円と同額に。
データ使い放題が威力を発揮するのは動画視聴時だけなので、1週間に1日だけAmazonプライム等の動画ダウンロード日を決めるというのもよさそうだ。
プライムアプリではダウンロード動画再生時、Amazon広告が差し込まれないのも良い。日数制限によりダラダラとYouTubeを見るという行為も避けられる。
仮に週1で330円をトッピングした場合、余裕を持って月5回x330円=月額1650円で運用できることになる。
その際は1週間のうち2日間だけデータ使い放題、それ以外は128Kbps。
こうすれば重度のネット依存から快復できるかもしれない。
ちょうどPixel 6aとPixel 7a購入時にGoogleからPovo 2.0のチケットをもらったので契約することにした。
次の話→(更新中)Povo2.0に申し込んだ話、審査など日程の記録。
(追記)
povo2.0到着→固定回線としての「povo2.0」導入レビュー、Pixel7aでスピードテストほか