Android 15はスマホの横向きが改善へ、通知パネル・ロック画面を見やすく
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
Googleが次期モバイルOS「Android 15」の表示方法について、いくつかの変更を加えているという情報が海外メディアより伝えられている。
現状ではPixelシリーズの最新Android OSでも横向きに対するカスタムは行われていない。一部メーカーやカスタムROMでサポートしているものの一般的ではないのが現状だ。
それがAndroid 15からスマートフォンの横向き通知パネルやロック画面が使いやすくなるという。
Android 15で横向き画面が強化へ
Android Authorityへ寄稿したMishaal Rahman氏が、Android 15で横向きモードの改善が施されていることを伝えている。
まず現行のAndroid 14ではロック画面を回転できない。通知パネルは横向きにできるものの通知ページが全体の7割を占めて、通知パネルの各種ボタンは全体の半分以下と少ない。
この通知ページはアプリの更新や許可したニュースアプリ等の告知が表示されるものの、何もなければ白紙となっている。それでも白紙ページが全体の7割を占めるのは変わらない。
たとえば横向きモードで通知パネルを引き下しても、ワンアクションめで明るさを調整するバーは表示されない。さらに追加のスワイプ操作で調整できる状態に。
そんな仕様のため、iPhoneの感覚で上からスワイプ操作で通知パネルを呼び出すと非常に使い勝手が悪いと感じることが多い。
ちなみに横向きモードは一般的に「Landscape」(ランドスケープ)モードと呼ばれている。正式にはhorizontal(横軸)という指摘があり、その理由は縦向きを”vertical”(縦軸)と読んでいるから。
そんな横向きモードはAndroid 15で下図のようになるという。
かなり見やすい。
すぐに明るさ調整が行えて、通知ページも確認できる。
これなら横向きになる可能性が高い動画視聴中、何気なく通知パネルを呼び出してもサッと明るさ調整や通知ページの確認が行えるだろう。
クイック設定ボタンが4つというのは変わらない。カスタムUIアプリのように各ボタンが3分の1サイズとなる四角形・アイコン表示になれば”回転”や”WiFi”設定もしやすそうなのだけれども。
同氏はこの変更について、タブレット向け通知ページのサイズを縮小したバージョンに近いと指摘している。
なお、ロック画面の横向きモードUIは開発中となっており、いくつかの小さなバグを抱えているようだ。まもなく開催されるGoogle I/O 2024に間に合うのか、その披露を楽しみに待ちたい。