洗濯機の約2倍という凄まじい脱水機「アルミス APD6.0」購入レビュー、開封・感想
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プールの更衣室に置いてありそうな見た目の脱水機「アルミス APD6.0」が凄まじい脱水力だったのでレポートしたい。
もはや「歩く脱水機」だ。
何を言っているかわからないかもしれないが、「ボタンを押している間だけ脱水!」なんて思っていると大慌てすることになる。それだけの性能を備えていた。
「アルミス APD6.0」購入レビュー
はじめに「アルミス APD6.0」の製品画像で誤表記があることに触れておきたい。メーカーの問題なのか、販売店のおせっかいなのかはわからないが、製品画像で「脱水容量6kg」「脱水容量2.1kg」という2つが存在する。
複数の型番が存在するのか、販売時期によって変わったのかなど調べ回ったものの公式の製品ページが存在しないので答えは見つからなかった。
最終的に各ECサイトの購入者レビューを1件ずつ見て回ったところ「2.1kgと書いてあるけど6kgでした」という報告を何度か見かけた。それを信じることにした。
脱水容量6kgであれば「寝袋」も脱水できる可能性が高い。
以前のレビュー記事でドラム洗濯乾燥機を手放してトラベラー向けの手動洗濯に切り替えたことを書いた。あれから何も問題なく生活できていたので、本来であれば脱水機を購入しなくても支障はないはずだった。
ただ限界別荘地に移住した。
ここは標高1000mを超える場所で衣類乾燥に時間がかかることがわかった。
かといって今さら洗浄能力で劣り、かつ定期的に清掃しなければならない洗濯機に戻る気はない。そうして脱水機を探しはじめる。
この脱水機「アルミス APD6.0」は一般的な洗濯機の約2倍という脱水能力を謳っている。1回の脱水にかかる電気代は1円以下(脱水時間=5分間)とのこと。
そんなわけで本日「アルミス APD6.0」が届き、少し溜め込んだ洗濯物を脱水したのでレポートしていきたい。
「アルミス APD6.0」の開封
かなり大きい。
今回は楽天スーパーセールで購入、4000円相当のポイント還元を受けられた。アマゾンの販売価格20,030円(レビュー293件はAmazonへ)に対してXPRICE楽天市場店は19,140円ー4000円還元(実際に購入したページは楽天へ)だったので割安で購入できたと思う。
* サイズ:幅35×奥行き35×高さ61.5cm
* 本体重量:12kg
* 素材・材質:脱水層/ステンレス製
* 電源:AC100V(50/60Hz)
* 消費電力:300W
重量12kgということで小さな洗濯機と思って取り出す覚悟が必要だった。蓋の付近にある取手を掴んで持ち上げても壊れなかった。筒部分を抱えて持ち上げるより楽なので取手を掴むことをお勧めしたい。
底面にあるカバーを外すよう案内の紙が貼られていた。
銀色のボタンを押してブルーの蓋を持ち上げると同梱品が本体内部に仕舞ってあった。
上図中央に写っている白いスポンジを取るのに力が必要。金属部にバリはなかったがスポンジを取り除く際に手をぶつけないよう注意したい。
脱水容器と説明書、落とし蓋があった。
この落とし蓋を見て「あぁプールにあるやつだ」と思って、スポーツクラブの時と同じような感覚でよいと勘違いしてしまった。
この勘違いにより大慌てすることに・・・。
電源コードとアース線。
このアースがある時点でパワフルな製品であることに気づかなくてはならない。
回転数は2800から3000とインパクトドライバーのような数字になっている。消費電力が300Wだからと油断してはいけない。
説明書にも「一般的な洗濯機の約2倍の脱水力」とある。普段から取説を読まない習慣があったとしても「脱水前のポイントなどを読んだ方が身のため」と伝えさせていただく。
とくに「洗濯物の正しい入れ方」は熟読したい。
ちなみに正しく入れても大慌てするレベルなので「❌」がついている入れ方をした場合は負傷する覚悟をしたほうがよいと思う。
実際に「アルミス APD6.0」を使った感想。
上図の手前にある黒いレバーを青いシールまで回すと電源が入り、回転がはじまる。
ドンドンドン。
ドンドンダン(35度くらいの角度で本体が揺れ始める)
ダンダンダン(前後左右に揺れながら、なぜか前進をはじめる)
「なんですか、これ」
・・・・。
すべて終わった後の感想を書くなら「ほぼ乾いていた」だろう。
乾きにくい綿素材の肌着などはしっとりしていた。しかし、スポーツ用品やアウトドア用品などが展開している化繊の肌着やアウターは8割以上のレベルで乾燥していた。
標高1000メートルを超える場所で水が冷たいので「濡れている」と認識してしまったが、もしかしたら9割は乾燥していたのかもしれない。
いずれにしても晴れた日に干せば1時間もしないで取り込めるだろう。
縦型やドラムの洗濯機で行う「脱水」とは次元が違う。
たった5分間。
それだけで雑巾を固く絞るよりも脱水してくれる。たぶん雑巾を全力で絞っても追加で脱水してくれるだろう。そんなレベル。
蓋の黄色い警告にあるとおり「全回転するまで本体を押さえる」こと。うっかり見過ごしていた。
ガタガタ揺れる、なんてもんじゃない。
そのまま12kgの本体が倒れるかと思うほどに「暴れた」のだ。
正直なところ不良品かと思った。脱水容器は外れるし、設置場所から勝手に歩いていくしで大慌てだった。
「アルミス APD6.0」を使うときは本気で押さえにいく、もしくはボルトか何かで固定したほうが良いと思う。
その暴れっぷりで縦型洗濯機やドラム式洗濯機の乾燥機能を使って残り30分くらいの状態まで5分間でたどり着けるのは素晴らしいのだけれども。
ちなみに写真編集して記事を書いている30分ほど日陰で干していたが、化繊のインナーは完全に乾いていた。
これは化繊タイプの寝袋を脱水するのが楽しみだ。
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