蟻やネズミなどに効いた無料・低コスト駆除・対策ツールの作り方と感想

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数年間、誰も住んでいなかった別荘は虫や獣の棲家になるという。実際に住み始めて最初の1ヶ月は害獣・害虫との戦いだった。

都心のマンション暮らしが長く、虫嫌いだったので低層階を避けていたくらいだから遭遇しない虫や獣に対する知識は皆無。追い詰められてゼロから調べ尽くした結果をレポートしたい。

最終的に成果をあげたのは市販品ではなく、専門家が提案する安い材料を混ぜたり、無料の音声だった。

今回は驚くほど効果のあった2つの対策を記録していく。

害獣・害虫の対策ツール

軽く荒れた別荘に住み始めたとき、最初に立ちはだかったのは蟻だった。

その存在は下見の時から認知していて、シロアリではない赤っぽい蟻であることから軽視してしまった。しかし、6月に入ると彼らは活発になる。

蟻を格安で駆除する方法

アリの巣コロリやアリメツといったアイテムが人気で相応の結果も報告されていた。最初はヨドバシあたりで注文するつもりでいたが、蟻の種類によっては効かないという報告があったり、蟻の巣にはたくさんの卵があって何世代にもわたって戦うことになるから何回も購入する必要があるという情報も得ていた。

そういった駆除アイテムのなかで、YouTubeなどで驚くほどの効果が報告されていたのはアリメツ(レビュー1,916件はAmazonへ)だった。しかし、蟻の種類によって効果がないのは困るし、定期的に購入するのも手間だ。

せっかく”終わりの棲家”にする勢いで購入した限界別荘地の物件。見回すと周囲は木々に覆われている。この環境では今後も蟻と向き合うことになるだろう。蟻の行列を見つけるたびに市販品を購入するわけにもいかない。

そこで調べ回った結果、次の動画に出会う。

こちらの動画から次のような配分で自作アリメツを作成した。
(下記リンク先は実際に購入したページ)

  • 砂糖:50%(当時337円、ヨドバシへ)
  • ビール酵母:10%(当時584円、ヨドバシへ)
  • ホウ酸:40%(当時289円、レビュー303はAmazonへ)
  • 水:お好み(粘り気を出して天井や水分を多くして広範囲など)

上記をかき混ぜて蟻たちが行き交う道に少しずつ塗りつけていった。

すぐにビール酵母の匂いに誘き寄せられた蟻が立ち寄る。1分もすれば数匹、10分後に見ると円を描くように群がっていた。彼らが巣へとホウ酸を持ち帰ってくれる。

翌日、トラップの場所を見てみると甘い蜜に群がっていた蟻はいなくなっていた。それどころか屋根裏部屋を我が物顔で闊歩していた蟻たちの姿が綺麗さっぱりみえなくなっている。

何気なく床をみると大量の蟻が息絶えていた。その中にはホウ酸で苦しむように身動きが取れずもがく個体もいる。

その日、蟻の大群を見ることはなかった。

しかし、翌日からパラパラと蟻が現れ出す。屋根裏部屋から落下してくる蟻も厄介だった。どうやらホウ酸を消化できずに落ちたようだ。

ふとトラップの場所へ行くと再び蟻が甘い蜜に群がっていた。彼らは一昨日まで卵だったのだろう。可哀想だが屋根の木材がスカスカになってしまう前に退去していただく。

————・・・・。

ここで恐ろしいこに気付く。

屋根裏部屋の太い柱の上から「メリメリメリ」という音が————。

すっかり仲良くさせてもらっている別荘の管理人のおじさんに聞いてもらうと次のような理由から蟻だろうとのこと。

  • 屋根裏部屋と屋根材の隙間が狭いからコウモリやハチではない。
  • カリカリ音や歩くような音がしないのでネズミではない。

数年間の放置で巨大化した蟻の巣が屋根裏部屋と屋根の隙間に存在するようだ。一網打尽にしたいところだが地道に少しずつ甘い汁を塗っていくしかない。

余ったトラップがこのまま乾燥してしまうのも惜しい。そこでウッドデッキを周回して蟻の侵攻状況をチェック。するとウッドデッキの扉とウッドデッキの末端部分に行列を発見した。

すぐさま甘い汁を投入。瞬く間に蟻が群がる。その翌日には群がっていた蟻も行列もなくなっていた。かなり効く。

殺虫剤は壁紙や家具に良いとは思えないので地道な自作アリメツで駆除していくことになりそうだ。

ネズミは無音タイプ一択(無料)

限界別荘地に住むうえでもう1つの難題がネズミだった。

最初はハクビシンやタヌキではないかと調べ回ったが、そのクラスになると小さな子どもが走るような音が聞こえるらしい。

ネズミだと確信したのは床下と1階天井(屋根裏部屋との間)、壁の中から音が聞こえたこと。

最初はYouTubeのネズミが嫌がる音を再生していたが全く動じない。蚊取り線香を焚いたり、屋根裏部屋の横にある荷物スペースの床を破壊してのぞいたりもしたがネズミが退散する気配はなかった。

ネズミ駆除で有名なツールとしては蜂にも使われる粘着シート(レビュー3,887件はAmazonへ)がある。他にもネズミを発見したら警報を鳴らすアイテム。YouTubeで動画配信しているプロの駆除業者や昔のテレビ特集でも粘着シートが使われていた。

また、ネズミの侵入を阻止するためのステンレスネットも購入しなければならないという。乱開発された頃の物件ではないが避暑地の物件なので「機密性」なんて概念はなく隙間だらけ。というか全方位スキマばかりという状況。

ステンレスネット(Amazonへ)は幅15cmx6mで1680円となっていて本格的に家の周囲を塞ごうとすれば数万円はかかるだろう。

しかし、これらのアイテムは全て不要となりそうだ。

それは下記の動画を見つけたから。

正直に告白すると全く期待していなかった。

YouTubeには偽物が多かったのだ。

超音波とは程遠いうるさいだけの撃退動画が数多く存在する。それを1つずつ試してきた。目の光がなくなるほどに。

それもあって全く期待していなかったが、驚く変化があった。

上記動画を流してから数秒で床下からバタバタと悶絶するような音がして、それからカリカリと音をたてながら外へと何かが走り去ったのだ。

すっげーーーー。

・・・というか、わかりやすい漫画のような逃げ方。いや、音から想像したに過ぎないのだけれども。

しかし、それに満足したのがよくなかった。

超音波といえどやはり僅かなキーンという音が聞こえるのでストレスを感じてしまう。それもあって動画をとめてしまった。

その日の深夜、床下から何かが入ろうとする音が聞こえ出す。すっかり音に敏感な私はすぐさま動画を再生したところ再び退散してくれた。

そこで類似の本格的な超音波を提供している動画のコメント欄を読み漁る。すると、数日はかけ流しておかないと戻ってくるとのこと。

まぁ、そうか。そうだよね。

「住み慣れた〜♪我が家に〜♩」っていう感じなのだろう。

それから3日ほどかけ流しているが、住み始めてから1ヶ月ほど続いていた壁・床下・天井からの音はパッタリとなくなった。

つまり、粘着シートで罪もないネズミを駆除することもなく。隙間しかない古い物件にステンレスネットを張り巡らす必要もなかった。

粘着シートにはネズミが喜ぶ成分も入っているという。おそらくゴキブリホイホイを仕掛けてご近所さんの分まで集めてしまうような感じかもしれない。

いずれにしても古いスマートフォンやタブレットで超音波をかけ流していればネズミは近寄ってこないようだ。今のところは。

超音波の意外な効果、別の害獣・不快害虫にも効果あり!?

実は本記事を書くに至った理由の1つでもあるのが超音波の意外な効果だ。もしかすると想像以上に役立つかもしれない。

限界別荘地にはゴキブリはでないらしく、カマドウマ(別名:便所コウロギ)が出没するようだ。しかし、私は3匹くらいしか見かけていない。管理人に尋ねると程よい日当たりで湿気が少ない立地条件が良いのではとのこと。

それでも、だ。

それでもできる限りカマドウマとは遭遇したくない。彼らは最終的に寄生虫によって川へダイブさせられて魚の餌となり、それを我々や家畜が食べるというサイクルになっているようだ。だから無闇に殺生もしたくない。

それを実現できたかもしれない。

つまり先の超音波でカマドウマの気配がなくなったのだ。それだけでなくウッドデッキを飛び交っていたアブやハチ、ハエといった様々な虫が遠のいたように感じている。

さらに1ヶ月のうち2回ほど家をコンコンコンと高速で叩いたキツツキをはじめ、鳥の鳴き声も遠のいたように感じる。

そこで超音波の動画説明欄を見てみると、いくつかの概要欄に昆虫や小動物を飼育している場合は再生しないようにという注意書きがあった。

バルサンをはじめとする殺虫剤や忌避剤を使わず、そもそも近寄らせず共生できるならそれは幸せなことだ。

それもあって現在は省電力のスピーカーを家の隅に設置しようと計画中。LEDライト程度の数ワットで済むなら格安の害獣・害虫対策となる。

もしキャンプや田舎への帰省で虫やネズミなど害獣・害虫に困るシーンがあれば超音波やホウ酸を試してみてはいかがだろうか。

前回→山奥生活で「楽天モバイル」は使えたか、スピードテストほか

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