Pixel 9シリーズがFCC通過、全モデル「Thread」対応も判明
公開日:
:
Google Nexus Made by Google
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
グーグル社が恒例の「Made by Google」を2024年8月13日に開催するが、その日に最新スマートフォン4機種が発表されると見られている。
同イベントは例年より2ヶ月も早く開催される。それはPixelシリーズを除いたAndroid OS搭載デバイスが抱える深刻な脆弱性が理由かもしれない。その詳細は過去記事に譲るとしてイベント早期開催により発表が早まったPixelシリーズに続報が入った。
Pixel 9シリーズがFCC通過
FCCの文書にはBluetoothやUWB、WiFi6E、NECといった接続性に関する情報が含まれていた。Googleの新機能「Find My Device」で正確にデバイスを追跡するために必要な超広域帯「UWB」対応は嬉しい情報だ。
また、低消費電力メッシュネットワーク技術「Thread」が全ての型番で対応も注目ポイント。同技術はGoogle傘下Nest Labs主導設計のIoT向けネットワークプロトコルで、初期メンバーにはQualcomm社も参加しているほか2018年にはApple社も加わっている。
この「Thread」対応によりPixel 9世代から標準でスマートホームデバイスを直接制御できるようになるとみられている。
今回見つかった「Phone」として登録されている型番は次のとおり。
- GR83Y(mmWave対応)
- GEC77(mmWave非対応)
- GWVK6(mmWave非対応)
-
GCZ4K
-
GQ57S
-
GGH2X
-
GC15S
-
GGX8B
8月イベントでは6.24インチ「Pixel 9」と6.34インチ「Pixel 9 Pro」、6.73インチ「Pixel 9 Pro XL」という通常ライン3機種が発表されると見られている。そこへ「Pixel 9 Pro Fold」が加わるという情報もある。
初代Pixel Foldは5月のGoogle I/Oで発表されている。同時発表が通常ラインへの追加を意味するのかはわからない。FoldについてはTensor G3を飛ばして最新Tensor G4を搭載するのではないかという期待も高まっている。
Made by Googleの開催日である米国時間8月13日のちょうど1ヶ月前となる現地時間7月13日にFCC認証を受けたということで、当日が発売日になるという可能性も伝えられている。
それはこれまでiPhone発表イベント後にPixelがリリースされていて、せっかちな消費者がAppleデバイスを手に取ってしまい売上減に繋がっていたという話からきているようだ。
Made by Googleは日本時間の2024年8月14日午前2時に開催される。
海外メディアが「信じられないほど早い開催」と伝える2ヶ月前倒しの真意は明らかにされていない。
<最近の関連記事>
・例年より2ヶ月も早い「Made by Google 2024」の開催理由を考える
・次期チップ「Tensor G5」はGoogle自社開発か、製造もTSMCに変更とも | 台湾メディア