軽トラにドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」購入、装着レビュー(前編)
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「高原に住むなら4WDは必須」
そんな先人たちからのアドバイスで軽トラック「ダイハツ ハイゼットトラック ジャンボ(型式:EBD-S211P、平成26年モデル)」を購入、遠方から引き取ってきた帰路には大型トラックから何度も煽らり運転をされてしまった。
私の前にも車がズラリと並んでいるのにも関わらず煽られていた。
その際、バックミラーをみると運転者の顔が映らないくらい近くまで接近されていた。もちろん車の流れを阻害するような走り方はしていない。
煽られる原因があるとすれば免許取得時くらいしか運転しなかったマニュアル車に20年以上の時を経て運転しているため、初動がオートマより大きく遅れることがある。それでも流れができてしまえば迷惑はかけていなかったように思う。
高原へ向かう山の坂道は想像を超える角度だ。原付バイクでも30キロは出ないだろう。そういった道のあちこちで工事中の数字付き信号が置かれ、ハンドブレーキからの急角度スタートを何度もしてきた。なんとか今のところ公道でエンストはしていない。そのことが小さな自信につながっている。
少し調べてみると軽自動車は煽られやすいようだ。さらに言えば「軽トラックは遅い」というイメージがあるらしく煽りの対象になるらしい。他に「煽られる」可能性を考えると「ドラレコ」が思い当たる。
とはいえ、普通乗用車とは異なり軽トラのドラレコ設置に関する情報は少ない。
微妙に古い車種・型番ということを思い知らされながら数少ない情報を辿ると、ヒューズボックスの空きが少ないことを知る。たしかに普通乗用車に比べれば電装品など不要の車だ。シンプルな構造で出来るだけ安くという車種だろう。だが、見方を変えれば電気関係は単純な構造ともいえる。
車いじり未経験の私にとってはワクワクとドキドキが入り乱れる状態で探し回り、次の軽トラ情報が確信に近くなる。
- ヒューズボックスのCIGまたはACCから電気を取れば良い
- ヒューズボックスのDUMPからも(常時電源ではないので)電気を確保しやすい(ダンプ装備なしの車体のみ?)
- 軽トラはフロントガラスが垂直に近く、貼り付けタイプのドラレコはそのまま装着できない
- 軽トラは内装がないのでケーブルが剥き出しになる
- 軽トラのリアカメラは車体の外を通すことになる
- 後付けミラー型ならフロント分離型にしたほうがよい(重さと位置変更の問題)
上記に加えて「寒冷地」であることも考慮した。
以前レビューした防犯カメラと同じく「最低温度:マイナス10度」という製品が多い。
そんな条件を満たすドラレコなんて————
・・・あった。
その名を「NikoMaku J3Pro V2.0」という。
「NikoMaku J3Pro V2.0」購入レビュー
このNikoMakuブランドのミラー一体型は、MAXWIN社が販売しているミラーアーム交換に対応している。MAXWIN自体も同じような製品を販売しているが「NikoMaku J3Pro V2.0」は価格が3分の1や2分の1まで抑えられる。
このアームごと交換できることから「後付け感」はなくなりミラー型で報告されている「経年劣化で重みによりミラーが下がってくる」という事態を避けられるという。
ハイゼットジャンボの新型S500P向けアームが装着できるという情報もあった。写真や動画で解説されてはいないので確証はない。それでも2車種のアーム部分にある幅や奥行きが何センチとかいう仕様書を見る限り取り付けられそうだ。
私のハイゼットジャンボ「EBD-S211P」はS200系の中でも最終型らしく、同時期にS500系が併売されていてS200系の中でも現行モデルと仕様が近いという情報もあった。
さらに「NikoMaku J3Pro V2.0」はマイナス20度まで耐えられるドラレコなのでスキーや寒冷地に出かける車には嬉しいドラレコだ。
これしかない! ということで注文した。
「NikoMaku J3Pro V2.0」の開封
今回はキオクシアで酷い目に遭う前だったので楽天ショップから購入した。
ショップ名は「HopeStar」で公式代理店となっているようだ。こちらの店舗はサポート体制が万全で問い合わせればできる限り迅速に回答を得られる。Amazon購入品と価格は変わらないが別売り「GPSオプション」がレビューをすると無料でもらえるため選んだ。
「NikoMaku J3Pro V2.0」のレビューは111件もあるのでサポート状況や設置後のレポートも豊富(最新情報は楽天販売ページへ)だった。
化粧箱を開けるとミラー部分が登場。
下段には付属品が入っていた。
まずは既存ミラーへゴムで装着するパーツと、多くの普通乗用車に対応できるというアームが1つ付いてきた。当然ながらジャンボには取り付けできない。ほかには32GBのmicroSDカードが入っていた。
長いケーブルが2つ入っていた。
一般的にリアカメラは足りなくなることが多いそうだが、同ショップは連絡すれば無償で発送してくれる。これも選んだ理由。
赤線はバックライトと連動してバックカメラとして駐車マークを表示するのに使用する。こちらはminiUSBと少し古い規格となっていた。
フロントカメラ側は最新のUSB-Cに。少し古い動画やブログをみるとUSB-Cではなかったので最新版が届いたということになる。
最後に左からリアカメラ、フロントカメラ。
リアカメラは2K対応、フロントカメラはフルHDとなっている。意外と追突事故のほうが厄介だと思うので2Kによるズーム対応はありがたい。
取扱説明書は日本語+写真+イラストでわかりやすい。
マイナス20度から最大70度まで対応ということで寒冷地から平地の猛暑日まで対応できそうだ。
ドラレコ本体となるディスプレイ部分も見ていきたい。
私の手元に届いたモデルは「AS-J3-1」となっていた。
少し見えにくいが上図の上部に見えるのが「ミラー部の天面」となっている。左から見ていくとminiUSBがリアカメラにつながり、イヤホンジャックみたいな円形プラグがフロントカメラ。その隣にはmicroSDカードスロット、そして右端のUSB-Cがヒューズを接続する電源ポート。
上図の下は「ミラー部分の底面」で、電源ボタンを挟むようにマイクが配置されている。
動作確認、簡易的に取り付けた感想。
まずは配線せずに動作するのか初期不良チェックを行なっていく。
ミラーは取り付けるだけなので事前に2つのカメラを準備していくことにした。まずはフロントカメラから。
この配線は間違い。
間際らしいことにイヤホンジャックみたいな穴があったのでフロントカメラを差し込んでしまった。その差し込み口には本来は別売りGPSを装着するようだ。
よってフロントカメラはドラレコ本体(ミラー部分)に直接プラグを差し込むことになる。
リアカメラは正しい配線となっている。
古いハイゼットジャンボのドラレコ配線方法を調べるとプロが行なっている作業が一件だけ見つかった。しかし、肝心のリアカメラは取り付けていないのでDIYユーザーの情報をかき集めて最適解を導き出すしかなさそうだ。
はい、とりあえず動作確認作業が完了。
フロントカメラ分離型は配線が多い。ミラー一体型であれば上図の配線は2本となる。あとでMAXWINの別売りアームを取り付ければ、これら3本を隠せるといった情報もあった。
そういえば、ジャンボで良かったという点があった。
通常のハイゼットトラック(背もたれが直角のタイプ)は天井に配線を隠す場所がないらしく配線隠しを百均などで購入しているDIY報告もあった。ジャンボは天井に内装が施されているので配線を隠すことができる。そこは古くてもジャンボといったところか。
◇◆◇
実はここからが大変だった。
いや「キレイに配線したい!」と思わなければ大変ではないのだろう。相変わらず私は調べ回ってしまったが故にプロの技を知ってしまった。
それを実行するには色々と道具が足りない。
別に高額な道具が必要というわけではなく、車いじりをするなら自然と揃うような内装剥がしとか配線通しとかそういったもの。全くの初心者なので「道具の最適解」を調べるのでさえ手間取ってしまった。
次回は軽トラのドラレコ配線に挑戦した話をレポートしていきたい。
なお、Amazonの方がレビュー357件と購入者によるレポートが豊富(詳細はAmazon販売ページへ)なので情報収集に活用できる。タイムセールが頻繁に実施されているが楽天ショップとは異なり、GPSが別売りなので注意したい。
→記事に登場したドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」の詳細・レビューは楽天販売ページへ
この記事には続きがあります。
→ドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」のGPS到着、2Kリアカメラ配線のグロメット・コルゲートチューブほか