深度50MPカメラ搭載の13型「Blackview MEGA 8」開封レビュー、ガラス保護フィルム付きなど特徴チェック
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香港メーカーBlackviewの最新13インチAndroid タブレット「Blackview MEGA 8」が届いた。
見どころとしては大画面13インチと4つのスピーカーにWidevine L1 + Netflix対応のほか、大容量11,000mAhバッテリー搭載と「動画視聴デバイス」として申し分ない仕様がある。さらに背面に5000万画素SONYセンサーカメラ+深度200万画素カメラを備えてポートレート撮影が可能といったことも挙げられる。
具体的なスペックと実機の様子をチェックしていきたい。
「Blackview MEGA 8」開封レビュー
数日前から試用した率直な感想は「13インチのAndroidが実用的になった」だろう。
手持ちのM1 MacBook Airが13.3インチということもあり、馴染みあるということも関係しているかもしれないが、後述するchatGPT端末としても十分に使える端末に仕上がっているといった印象。
はじめに製品パッケージを見ると角に「36GB(12GB+24GB)+256GB」というシールが貼られていた。

13インチの大画面に相応しい物理RAM12GBを搭載している。つまり作業デスクが広く、Blackviewで開放しているPCモードといった擬似マルチタスクにも強いということがわかる。
その背面を見てみよう。

各ECサイトで表記がわかりにくくなっている解像度は「1920×1200」と明記されていた。この解像度なら13インチを活かすことができそうだ。
それと忘れてはならない技適マーク。しっかりと印字されていた。
上図右端で途切れてしまっているが本体サイズも貴重な情報だ。そこには302×197.5×7.85mmと明記されている。
またカラーは「Space Gray」とのこと。

製品パッケージを開けて最初に出合うのはガラス保護フィルムだった。
これは珍しい。
同梱品として含まれていること自体が珍しく、自分で貼れるようになっているのも新鮮だ。たまに気泡入りでPETフィルムが貼られていたりするとがっかりするので———。

ガラス保護フィルムの下には「Blackview MEGA 8」の本体、というか保護カバーが見える。
箱の厚みから最初から装着した状態で発送されているのだろう。付属品が充実しているのは嬉しい。

タブレット本体の下には上図のようなアイテムがあった。
USB-A to USB-AケーブルとSIMピン、取説などの紙類、日本対応のUSB充電器、そしてスタイラスペンが入っていた。

まず取説を見ると日本語表記にも対応していた。これまでのBlackview製品も同じだったことから馴染みあるユーザーもいるかもしれない。

USBケーブルの端子は先ほど書いたとおりだが、充電器のポートはUSB-Aとなっていた。最大出力は9V=2.0A or 12V=1.5Aとなっており最大出力は18.0W。

付属のスタイラスペンはペン先にフラットな円形状のプラスチックが配置されたタイプ。
キャップはペン先と末端部分にマグネット吸着するので近づけるだけでパチっと音がする勢いで収まるようになっていた。ボディはプラスチックで光沢があるものの滑りやすいということはない。
側面にマグネットはないのでタブレットに吸着することはないほか、鉛筆の消しゴムがある位置にボタンは配置されていない。Bluetoothで接続するようなモデルではなくシンプルに指の代わりにタッチやスワイプ操作が行えるスタイラスペンということだ。

実際に「Blackview MEGA 8」を使っていると13インチという大画面なので基本的に持ち続けて使うスタイルではない。そんなときに充電不要で意外と細かなタッチ操作が行えるスタイラスペンが活躍した。
こういった昔ながらのスタイラスペンは大画面タブレットと相性が良いようだ。

タブレット本体を開くと先ほど見たような光景が広がった。
よく見るとこちらはPET版の保護フィルムの説明。どうやら既に貼ってくれているようだ。

ペリリと保護シートを剥がすとPET保護フィルムが貼られていた。

OS起動前に保護ケースのスタンド機能をチェック。
風呂蓋タイプなので気軽に扱える。側面は電源ボタンや音量ボタンも覆う仕様となっていた。これなら買い替えで手放すときに傷なしに近い状態で高く買い取ってもらえそうだ。
Androidタブレットは少し前までRAM8GBでも大容量だったのにと思うくらいアップデートサイクルが早い。こういったタブレット保護の配慮は嬉しい。

電源ボタンの長押しでOS起動、Blackviewの文字が表示された。

OSのセットアップはAndroid標準。私の端末では上記画面の初期値がEnglishだったので日本語に直してセットアップを開始した。

セットアップ完了直後のホーム画面。
WiFi設定は行っていないので工場出荷状態のままとなっている。

ドロワー画面を表示。
Blackviewお馴染みのアプリは3つほどインストールされていた。
1つ目は「システムスチュワード」。
その内容は安全に空きストレージを確保する機能やアプリの自動起動を抑制する機能、カメラやマイクへのアクセス権限を持つアプリ一覧を管理する機能、独自のバッテリー節約管理マネージャーがセットになっている。
2つ目は「WPS Office」。
オフィススイートでBlackview謹製というわけではない。
3つ目は「FMラジオ」。
3.5mmイヤホンジャックにイヤホンケーブルを差し込むことで、それがアンテナとなりアプリ起動後にFMラジオを受信できるアプリ。地味に便利。

WiFI未接続の工場出荷状態におけるRAM状況とストレージ空き領域は上図のとおり。
メーカーが余計な常駐アプリをインストールしていないのでRAMは開放されたままとなっていた。常駐アプリをインストールしているメーカーは何社か存在したがいずれも姿を見なくなった。なんだかんだでユーザーファーストな企業が残るのだろう。
PCモードを試す。
設定アプリの中にあるメニューから下図のPCモードを使い試した。

13インチということで楽しみにしていた機能だ。本来ならキーボードと接続して試したいところだが手持ちがなかったので設定は有効化していない。ロジクールなどマルチ接続できるキーボードであれば一台で済むし、そのままchatGPTで質問を打ち込める。
このときに間違いなくスタイラスペンが活躍するだろう。
「Blackview MEGA 8」をMacBook Airの横に置いてchatGPT専用の新しいGoogleアカウントを作成してログイン。無料版の制限まで1つのテーマを掘り下げていくという使い方が良い。
なんといっても2台とも13インチ台なので目の移動やサイズの認識がずれないところが素晴らしい。

PCモード=Windows端末といったイメージでいると「PCモード」に失望を覚えるかもしれない。そうではなくマルチウィンドウのAndroidらしくWebサービスを使い倒すのが良いと思う。

PCモードを終了する時はタスクバーから上図右のポップアップを表示して、PCモードをOFFにすれば戻れる。
13インチの大画面でPCモードを使うと通常のタブレットモードの画面分割では物足りなくなってしまう。やはりロジクール+スタイラスペンでWebアプリを使うのが実用的ではないだろうか。
なお、顔認証をサポートしている。

顔認証を設定後、電源ボタンを押すとフロントカメラが顔を探すようになる。
その際にiPhoneなどと同じようにフロントカメラへ目を流した方が認証率が高くなった。「Blackview MEGA 8」のフロントカメラは上図でいうと時刻表示の上あたりにある。
8インチなどの小型タブレットは縦方向がデフォルトなのか短辺に配置されることもあるが大画面13インチは横向きが基本なのだろう。
余談だが「Blackview MEGA 8」はカメラを見ないと結構な確率で顔認証に失敗する。それと腕を伸ばし切る手前くらいまでカメラと顔の距離を離すと認識されやすくなった。もし「顔認証が通らない!!」という時は試してほしい。
カメラをチェック。
ここからはカメラを見ていきたい。

背面には深度2MP+メイン50MP(SONY IMX362 f/1.8 AF)のデュアルカメラが搭載されている。その横にはLEDフラッシュも配置されていた。

上図では非常に見えにくいが「ポートレート」という項目が用意されている。
iPhoneをはじめスマートフォンでは馴染みあるオートフォーカスを活かして選択した被写体を除いた部分を背景としてボカシを入れることが可能。
しかもメインカメラは5000万画素(SONYセンサー)と少し前のPixelスマートフォン並の解像度となっている。13インチの大画面を活かしてPCモード+キーボード+Webアプリで資料を作成中にリアルタイム撮影で活躍しそうだ。
叩き台としての撮影にしては5000万画素というのは高すぎる気もするが、草案のクオリティをボカシ付きで作れるのは強い。

ちなみにカメラアプリの設定画面からウォーターマークをつけたり、撮影音のミュート、GoogleLensにバースト撮影設定も可能となっていた。
「Blackview MEGA 8」の価格
「Blackview MEGA 8」は最新タブレットということで日本では未発売、現在はAliExpressから購入できる。
AliExpressにおける通常価格は72,556円だが、発売記念セールとして36,278円にまで値下げされていた。この価格はスタンダードモデルであって、オプションにてキーボード付きなどを選べるようになっていた。
RAMは12GBで固定だが、ストレージは今回の256GBのほかに512GBモデルも用意されている。カラーバリエーションはグリーン/グレイ/ブルーとなっていた。
なお、下記リンクはBlackview担当者より頂戴したリンク(URL)で、私のアフィリエイトとは関係ない点だけご承知おきいただきたい。
リンク:AliExpress

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。





















