ドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」を装着した感想、内装なし軽トラで配線を隠す2つの方法
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ハイゼットトラック ジャンボ(EBD-S211P)へのドライブレコーダー装着が完了した。
軽トラックは内装パネルがないので普通乗用車のレビューにあるような配線ケーブル隠しが行えない。そこで前々回はラジオアンテナ穴に電源ケーブルを通した。ただUSB-C端子がL字でアンテナ穴よりも大きい。そちらは最終的にUSB-Cケーブルを切断して半田付けするという強制手段を選んだ。素人の半田付けながら後から届いたGPSを繋いでも認識できている。
前回の記事ではリアカメラ配線用のグロメットとコルゲートチューブが到着したことをレポート。バックナンバープレートまで配線するのに軽トラックは車外を通るため機器の熱と寒冷地の冷気から守る必要があった。
ドラレコ本体はマイナス20度まで動作する機種「NikoMaku J3Pro V2.0」(レビュー358件はAmazonへ)を選んでいる。この動作最低温度はマイナス10度までの機種が多かったので、冬の北海道やスキー場へ行くユーザーは知っておいたほうがよいと思う。
ここで問題が発生。
ラジオアンテナの穴はドラレコ本体の電源ケーブルだけで満杯となってしまっていた。配線通しの針金さえ入らない。その対策と、実際に装着を終えた感想をレポートしたい。
「NikoMaku J3Pro V2.0」を装着レビュー
ジャンボ君は運転席したに車外から配線を通すための大きな穴が空いている。そこへコルゲートチューブを通して、シフトノブ前にある配線ゴム膜をカッターナイフで少し切り、そこを通してダッシュボード下へと配線した。
ここからが問題だった。
当初予定していたラジオアンテナにリアケーブルは入らない。やはり多くのYouTuberが実践している家庭用の配線隠しモールをフロントガラスの端に貼り付けて配線するしかないのだろうか。
2日ほど悩んだ。
ゴムマットは洗浄したばかりだが速攻で汚れてしまう。限界別荘地は駐車場周辺を含め荒れ果てた道が多く、ほとんどが泥と石のかけらで構成される。山を下りない限り一度でも車外へ出るとゴムマットは上図のようになってしまう。
とりあえず既存の配線と同じようにヒューズボックスまでリアケーブルを持ってくることにした。上図の銀色に伸びている棒は配線に大活躍した針金。正直ダッシュボードを解体せずに上図のような通し方ができるとは思わなかった。
マスキングテープでリアケーブルの先端にあるminiUSB端子(L字)を巻き付けてヒューズボックスの上まで持ってきた。
この時点で満足してしまい上図の位置から配線してしまった。しかし、あとからダッシュボードの奥に隙間があることに気づき、やり直している。
内装なしのジャンボ君には配線を隠すスペースがないため、2日間も悩んでしまった。そんなときこそ「迷ったら現場へ行く」というのが良いようだ。
おかげでダッシュボード奥のスペースを発見できた。
その隙間から直接ゴムフレーム(上図の撓んでいるゴム)にリアケーブルを埋め込んでみたところ綺麗に吸い込まれていった。もちろんゴムフレームも奥まで差し込めてドアを閉めることができた。
以上のことから、内装なし軽トラックでは「ラジオアンテナ穴」と「ドアのゴムフレーム」の2つから配線できることがわかった。
ドラレコ本体とリアカメラの電源ケーブルはいずれも太いので上記2つの通り道から1本ずつ配線するのが良いと思う。これは時間と根気のいる作業だ。
「何が大変だったのか?」
それを具体的に書いてみたい。
まず配線はり金は基本的にスッと通らない。何度も抜き差しをして10分くらい格闘する。そこでようやく穴の入口と出口の手を差し込んでおかないと話が進まないことを知る。つまりバンザイのような体勢になる。そこから15分くらい格闘して何度か先端に触れることができた。
しかし、先端の位置を気付いてから車体の奥へと行きたがる先端を指に引っ掛けるまで再び15分ほど格闘。少しでも気を抜くと針金は抜けてしまう。何度か振り出しに戻りながら常にバンザイした手を緩めることができないことを知る。
そうして針金を通してもUSB-C端子のL字が2倍くらいの太さになるので素直に穴へ吸い込まれるわけがない。私は切断してしまったが、L字のUSB-C端子を通そうと思ったら行き以上の時間を覚悟したほうが良いと思う。
そう考えるとモールなどを貼り付けた「見える配線」にした方が楽ではないだろうか。
ご覧のとおり車内でルームランプ付近を除いた配線が見える箇所は上図右側の箇所だけ。手間をかけた分、かなり限定できた。
ただし、この配線を推奨するための記事ではない。あくまで軽トラックユーザーが増えて情報交換が活発になることを願って共有した内容。もし参考にする際は自己責任となる。
無事に配線完了。
ルームランプ横に配線が集中してしまい目立つが、煽り運転されたときにこの配線を見ればドラレコ搭載車と認識してもらえるかもしれない。が、やはり目立つ。
楽天ショップは正規代理店ながら親身になって対応してくれて、私のジャンボ「S211P」では不明としながらも可能性が高い取り付けステー(Amazonへ)を紹介してくれていた。
それは高額なドラレコ製品を展開するMaxwin製の取付ステー。これが装着できればルームランプを少し削る必要があるものの金属ステーとドラレコ本体を直付け可能。さらにステー背面に配線ケーブルを全て収められるという。
ケーブルの出口はルームランプの電球がある位置に空いている大きな穴を通すようだ。そこからジャンボのハイルーフに流れていく。
これでようやく軽キャンの材料を買い出しに行けそうだ。
寒冷地なので10月から恐ろしく寒くなるらしい。ちなみに猛暑日がつづているという9月21日でも早朝の室温は14度だった。
→今回レビューしたドラレコを実際に購入した楽天販売ページ(レビューはAmazonが多い)へ
この話には続きがあります。
→ドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」を1週間ほど使った感想。煽り運転は減ったか
<これまでの話>
(1)軽トラにドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」購入、装着レビュー(前編)
(2)ドラレコ「NikoMaku J3Pro V2.0」のGPS到着、2Kリアカメラ配線のグロメット・コルゲートチューブほか