貴重なデシカント+連続排水の除湿機「Hysure X3」購入レビュー、湿度84%環境で7時間使用レポート
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昨日楽天で注文した除湿機「Hysure X3」が本日の午前中に届いた。
限界別荘地とかいいながら意外とネットスーパーに対応していたり、二十数キロ先に巨大アウトレットモールがあったりしてなんとか社会と切り離されずに過ごせている。今冬を乗り切れたら永住の地にしても良いかもしれない。
そう思わせてくれたのは年中湿気に悩まされるであろう問題が「Hysure X3」で解決できそうだから。
この記事では実際の開封から使用した感想をレビューしていく。
除湿機「Hysure X3」購入レビュー
楽天ショップ「for Joyhome」があす楽対応で明日届くと案内、締め切りに近い時間なのでダメ元で注文した。
ショップの案内を読むとアマゾン倉庫からも発送する場合があるという。先日の緩衝材なし発送で破損して届いたアマゾンさんということで戦々恐々としていたが発行された追跡番号は「ゆうパック」だった。ヤマト運輸が雑というわけではないが郵便局で破損品を受け取った経験がないので少し安心できた。
神奈川の倉庫を出発したのが注文日の正午過ぎ、地元のハブ地点に届いたのが今日の早朝1時、配達局に届いたのが午前8時半だったので時間指定の12時までは難しいだろうと思っていたが午前11時半には届いた。いつも有難うございます。
楽天ショップ「for Joyhome」のレビューにあったように配達が早いというのは本当のようだ。
「Hysure X3」を開封、中身チェック。
コンプレッサー方式のようなデリケートさはないとしても電子部品を備えたデシカント方式の除湿機。「精密機器」などのシールが印字がない無地の梱包用段ボールを見ると特にぶつけたような傷はない。
その段ボールを開くと「Hysure X3」の専用ダンボールが登場して「精密機器」などの配達に関する注意書きが印字されていた。梱包用段ボールで隠れていては意味がないのだけれども。
とりあえず筐体や付属品に凹みなどはなく、見た目は問題なかった。
重さ5.75kgということで同じ除湿能力を持つコンプレッサー式の15kg前後とは比べ物にならないほど軽い。思わずウッドデッキに持ち出して撮影してしまった。いや、実際は別荘の日当たりが悪くて撮影しにくくて————。
操作パネルは一般的な内容となっていて、パナソニックや三菱などの上位モデルに搭載されている「連続排水」を実現するためのタイマーOFFも対応しているようだ。
デシカント+連続排水という組み合わせが日本のメーカーで存在していない以上、コンセント差し込みプラグは海外仕様を覚悟していたが、なんと日本仕様。いぃ!いいではないかっ!
水タンクは2.5Lと少なめ、このサイズでは除湿機が止まる回数が多くて水捨ての回数も増え、何より除湿能力が水タンクの容量に合わせて下げられてしまうのが一般的。それもあって除湿機ユーザーにおすすめをたずねれば大容量なモデルから紹介されるという。
しかし、しかしだ。
「Hysure X3」には排水ホースがある。
水タンクの2.5Lとは関係なく無制限に排水できるのだ。しかも三菱の専売特許みたいになっている「湿度設定」も搭載しているので60度になったら停止といったタイマー駆動とは別に省エネ運転が可能。改めてすごいなと思う。
背面パネルには透明シールに印字する形で製品仕様があった。
消費電力は次のとおり。
- 強モード:650W
- 中モード:600W
- 弱モード:320W
見るからに電気代がかかりそうだがすでに早朝14度と寒い高原で使う分には「電気ヒーター付き」だと捉えている。夏でも肌寒かったので2〜8度は室温が上がってしまうというレビューを見かけたデシカント方式に暖房機器として期待している部分もあった。
同梱品の排水ホース。日本のメジャー企業は内径15mmだが「Hysure X3」は内径14mm。市販の安い15mmホースを使っても金具で口を留めてしまえば使えそうだけど・・・。
取扱説明書は日本語オンリー。しかもイラスト付きで見やすい。
説明を読むというより「使いたい機能を確認する」といった感じで使える。そういう風にタイマーは動作するのかといったことがわかるのでサラッと目を通しておいたほうがよさそうだ。
個人的に最重要項目である排水ホースの説明もあった。どうやら本体側面にホース用の穴が空いていたらしい。
製品仕様を見るとマイナス5度からの動作という箇所に痺れる。日本メーカーのハイエンドモデルでさえ「1度〜」となっていて、唯一「カライエ」だけはマイナス10度対応だがあちらは無人の別荘で常時運転を想定した本格タイプ。本体価格も安い時で5.4万円前後、設置工事を依頼すると20万円ほどかかると長野の別荘ブログで書かれていた。
「Hysure X3」は15,980円(楽天ポイント還元は別)なので2台は買えてしまう。家の規模にもよるが「カライエ」でさえ1つの別荘に3台などを設置することもあるそうだ。そう考えると軽くて持ち運びできる「Hysure X3」を2台購入するのはメインルームのバックアップという意味でもよさそうだ。
湿度84%環境で7時間使用した結果をレポート
ここからは障子窓をスタイロフォームで塞いだものの襖が経年劣化で歪み隙間が開いてしまっている6畳の和室に設置、そこで7時間運用した結果をレポートしたい。
除湿機をスタートしたお昼過ぎ時点の室温は19.6度、湿度は84%だった。屋外は98%で雨は降っていないがさすが高原といった数字を叩き出している。そのため、窓は全て締め切り換気扇を回してなんとか屋内84%を維持していた。
そんな環境へ「Hysure X3」を置いて”弱モード”で運転開始。
2024年9月29日17時40分ごろに見直すと次のような数字に変わっていた。
湿度67%、室温23.5度。
2024年5月に移住してから最高気温が24度だったので驚いた。「デシカント方式は暑くなる」というのは本当だったようだ。
その一方でコンプレッサー方式と比べて除湿能力が低いという評価は良い意味で裏切られた。弱モードで7時間後に84%→67%なら十分ではないだろうか。
なぜ強モードにしなかったのかについては「慣らし運転」のつもりだった。それゆえ初回の除湿能力に期待していないため、予想外の数字に喜んでいる。
しかもこの数字、ほとんど私が滞在している状態での結果だ。人間が放出する水分も加えての除湿としては十分な性能だと思う。
ここから床下に糖質シート(0.15mm)を強いたり、スタイロフォームで襖を壁化するといったリフォームを行い湿度低下を狙う。まぁリフォームと言っても素人DIY。先日、勝手口を塞いだときは垂木を枠に打ち付けてスタイロフォーム(30mm)を入れて気密テープで塞ぎ、それを石膏ボードで塞いだが初めてでの作業でも動画撮影しながら1時間ほどで終えられた。襖は2倍の量になるが慣れてきたので1時間程度で終わるだろう。
あとは除湿機「Hysure X3」本体の動作が心配だ。
たとえば設定した湿度60%に達した時に自動で停止してくれるのか、水タンクはどれくらい持つのかも知りたいところ。この除湿機に需要はないと思うので追加レポートはしないつもりだが何か大きな変化があればレビューしたい。
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