トヨトミの石油ストーブ「RC-S2824」を注文、選んだ理由。
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山善のシーズヒーター「DBC-VK123」を使い始めて電気ストーブの進化、その快適さに驚いた。
2000年ごろを最後にデータベース未更新だった電気ストーブの概念を覆すには十分な性能だった。除湿機も優秀だったが素早く乾かしたい時はシーズヒーターのほうが早い。真夏でも室温16度と肌寒いくらいの陽当たりがよろしくない避暑地&高原にいるので真夏もシーズヒーターは活躍できるだろう。
ではなぜ、トヨトミの石油ストーブ「RC-S2824」を注文したのか。
それは凍死リスクを減らしたかったからに他ならない。2024年の夏は停電が頻繁にあった。あんなに頻繁というのは地元の方に伺う限り珍しいようだ。冬に停電があれば生命に関わるレベルとなる。電気ストーブだけではなく石油ストーブ、それも乾電池・充電池だけで動作するタイプが必要だった。
というわけで今回も数ある石油ストーブの中から調べ回り、2024年11月下旬の最適解が「RC-S2824」であると判断した理由を書いていく。
「RC-S2824」の強みと弱み。
石油ストーブには対流型と反射型がある。前者はキャンプや広間などの中心部に用いられ、反射型はリビングや個人の部屋の端で使われる。
私のケースでは6畳の和室と3畳のミニキッチンを挟んだ短い廊下がある。押入れは解体して部屋にするつもりなので和室は8.5畳くらいまで広がってしまうが、和室は閉め切る予定。
そのような状況のため石油ストーブは「木造8畳」というタイプから選んでいた。数年に一度はマイナス19度まで冷え込むらしいので本来は「木造10畳」あたりを選んだほうが良いと思う。しかし、石油ストーブとは別に「豆炭こたつ」なども併用する予定なので暖房力よりも「移動のしやすさ」を優先した。
次にメーカー各社の企業努力による「スリムタイプの台頭」がある。
従来の石油ストーブといえば横幅の広い「田舎の家にある」という印象のシルエットだが、横幅を40%カットしつつ木造8畳に対応するといった「スリム&高火力」が現れたのだ。
◇「RS-H2924」というニュースターの存在。
トヨトミでは「RS-H2924」(公式製品ページへ)というモデル(下図)が該当する。
いかがだろう。
ひとめでわかるほどスリムなのに最大暖房出力が2.87kWとハイパワー。しかもメーカーが売り出し期間なのか今回注文した「RC-S2824」より暖房性能が高いのに実質価格で2000円ほど安かった。
さらに唯一、持ち運びに便利なキャリングハンドルを備えているというのもミニキッチンと和室を気軽に移動できるイメージを想像させられては悶絶した。
本当に最後まで何度も検討した機種で、それなりに思い入れはある。
公式ページにはなぜかタンク容量の記載がなく調べ回ると公式直販サイトで3.6Lという記載を発見。さらにトヨトミで高く評価されているダブルスクリーンではないこと。燃焼時間が最大15.2Hと短いといった弱みも見えてきた。
定価は40480円と上図の最新機種「RS-H2924」が高く、私が注文した「RC-S2824」は定価37510円と安い。
それではなぜ定価が安く、古いモデルをわざわざ高値で注文したのか。
古くて定価が安いのに高値で販売されている「RC-S2824」を選んだ理由。
うーん、見出しが”なろう系”みたいに長くなってしまった。
まぁそんなことは置いておくとして時代に取り残されたような「RC-S2824」(タンク容量3.6L)を選んだ理由を箇条書きにしていきたい。
- 【火力調整幅が広い】
コロナなど他社を含めても燃焼時間が長い:最大22.5H(タンク3.6Lと小さいのに) - 【意外とスリムで薄い】
高さ453X幅428X奥行き315のバランスが良い - 【遠赤外線UPとニオイと排気を減らす】
ダブルスクリーンの能力が素晴らしい。
上記「1」は前述の「RS-H2924」が85%〜100%の間で調整できたのに対して「RC-S2824」は上位モデルと同じ60%〜100%で火力を調整できる。これの何が大きいのかは下記の燃焼時間を見ていただきたい。
- 最新スリムな「RS-H2924」→最大火力12.9H〜最小火力15.2H
- 今回注文した「RC-S2824」→最大火力13.5H〜最小火力22.5H
なんと最小火力に絞ることで理論値として22.5時間も使えるという。わずか3.6Lの小さなタンクでは驚異的ではないか。これは能力やサイズが近い他社製品を見ても20時間を超えて使える機種がなかったことからも優秀であることがわかる。
私は朝と夕方で合計1時間ほどミニキッチンで使うつもりだ。
そうなると最新でスリムな「RS-H2924」様は最大で15日後には給油しないといけないが、「RC-S2824」であれば22日間となる。7時間近くも燃焼時間に差があるのは大きい。
それともう1つ大きな魅力がある。
それは上記「3」で前述の「RC-S2824」と決定的な違いでもある「ダブルスクリーン」。コロナ社にも似た機能はある。しかし、個人的にトヨトミの次のようなスタイルが気に入ってしまった。
- 燃焼部の下段(通常の石油ストーブ部分):赤熱式800度で遠赤外線を発生
- 燃焼部の上段(ダブルスクリーン部分):白光炎式1200度で未燃焼の燃料(匂い・排気)を消化
このダブルスクリーンに使われているガラス部には遠赤外線が発生する特殊コーティングを採用、上下段それぞれが人体を温める遠赤外線を発生させるという。先日から使っているシーズヒーターで体験済みなのでダブルスクリーンの有無は大きいと判断した。
そんなこともあって「RC-S2824」を注文した。
なぜか「RC-S2824」はトヨトミ製品ページでも冷遇されていて、個別製品ページの使用イメージに登場する写真は上位モデルとなっている。そのため生活に溶け込む様子を収めた写真は1枚もない。公式直販サイトでも早々に「完売しました」とあり、やはり製品画像はホワイトバック(下図)の1枚だけ。
もしかすると前述の「RS-H2924」様のダブルスクリーン搭載モデルを12月あたりにリリースするのかもしれない。
先日注文したシーズヒーターは何もセールしていないヨドバシが最安だったが、今回はブラックフライデー中の楽天ショップが最安だった。ちなみにメーカー直販の最終価格は26180円。私は楽天カードやポイントアップ還元キャンペーンを高めたおかげで私は実質1.7万円で注文できた。。
→実際に注文した「RC-S2824」の詳細は楽天販売ページへ