高耐久!ハンモック感覚が新鮮なモバイル座椅子「クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャー」購入レビュー
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「もうすぐ日中も氷点下のままだよ。ん? 大丈夫、身体が慣れるから」
そんな言葉を別荘管理人(やまのたつじん)に言われ、半信半疑のまま相対した冬将軍だったが気づけば室温12度で「暑い」と感じてロンT1枚で過ごしている。
寒冷地の寒さに怯えて石油ストーブ、ハイブリット・シーズヒーター、電熱ウェア4製品、そして今後レビューする薪ストーブまで購入したが、最もコストパフォーマンスが高いのは電熱ウェアと同率1位で「豆炭コタツ」だろう。
そんな豆炭コタツだが長い時間になると腰というか背中あたりが痛くなる。身体が硬いこともあって姿勢を保つのが苦手なことを忘れていた。さらに豆炭コタツに入っている部位は暖かいが腰と背中、首元は室温1度という強烈な冷気を浴びてしまう。
なんというか、温度差でキーンとなった。
そこでコタツに使えそうな座椅子をAmazonブラックフライデーと楽天スーパーSALEの時期に探しまわったところ、ニトリや無印で販売していそうな「カチカチ」と音を立てて角度調整できるような座椅子やビーズクッションは一長一短があり購入できずにいた。
そんな中でほぼ欠点が見当たらなかったのが「クレイジークリーク HEX2.0」だった。同シリーズのなかで背もたれと横幅が広く、思い切り背中を預けてハンモックみたいに使える「パワーラウンジャー」(下図は最小サイズのコンパクトモデル)を購入したのでレビューしたい。
「クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャー」購入レビュー
記事冒頭で触れた豆炭コタツ用に探した家庭用の座椅子だが、レビューを見ると角度調整が壊れるとか、金属部分が痛い、ウレタンが薄くなった、破れた、油の匂いがするといったマイナス評価が並んでいた。最も高評価な楽天の座椅子でさえ欠点は存在していて、それならばと探し回ったビーズクッションも欠点なしの商品はなく、最適解に辿りつけなかった。
そこで一度は諦めかけたが「軽キャンにも持って行けたらいいな」と希望を灯して、アウトドアチェアを探し始めた、そこで購入予定となったのがキャプテンスタッグの「フィールド座椅子」(レビュー836件の詳細はAmazon販売ページへ)だった。手頃な価格でコンパクト、持っているだけでオシャレに見えそうな雰囲気もあり、レビューするのに最適といった印象を受けた。
しかし、角度調整ができない。それに背もたれが低いので防寒能力が期待できない。
極寒の地に住まう私には足りないと思った。
申し訳ないが・・・「まじで寒いからぁああ!!」
そうして辿り着いたのが、「クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャー」だ。
さすがアウトドア向けの本格チェアだけあって堅牢な造り。原型となる「クレイジークリーク オリジナルチェア 」(折りたたみがないので安価、レビュー33件の詳細はAmazonへ)が発売された当時は瞬く間に大ヒットとなったそうだ。
その後、Amazonでも類似品が数多く販売されるようになったものの、大抵は形だけで体重を支えきれずに紐が千切れて・・・といった報告を頻繁に見かけた。その存在を知らなかった私は当初、そういったコピー商品を見て回っていて、やがてルーツである「クレイジークリーク」に辿り着いた次第だ。
それでは今では欠かせないアイテムとなった「クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャー」を見ていきたい。
「クレイジークリーク」のHEX2.0シリーズは上図のように六角形のようなデザインになっており、丸めることでコンパクトに持ち運べるのが特徴。もし丸める必要はないという場合は先ほどの原点となるオリジナルチェアが良いかもしれない。
私は中途半端に落り曲げてリュックに入れ、クッション材として使いつつ外出先でも快適に座れるHEX2.0を選んだ。
背面素材は「210デニールリップストップナイロン」で両サイドにあるラインには「カーボンファイバー」が入っている。このフレームは背中を預けていても身体に触れないので意識することなく使えているのも愛用できているポイント。座椅子は家庭用を含めてフレーム部分が身体に接触することで数多くのトラブルを発生させている。そんなわけで身体にストレスを与えないカーボンファイバーのフレームは重要なパーツだと思う。
さっそく展開してみた。
パワーラウンジャーではない背もたれが高いだけのバージョンもある。なぜ足元が長いタイプを選んだのかというとスリーピングマットの下敷きとして使いたかった。
レビューを見ると川の岩があるような場所でも快適に座れるという投稿があり、クッション性はないものの凹凸に強いという特徴を最大限に活かせるのは「パワーラウンジャー」だと思った。
ちなみに足の部分は折り畳むことでヒップ部分の保護強度を2倍にすることができる。花見や花火大会、大相撲の観戦などで使うというユーザーは省スペースで使うために折り畳んで使っているようだ。そしてソロキャンプのUL装備でエアマットが破れないように下敷きに使う。そんな優秀な座椅子が存在するのだ。
背もたれを維持するのは2本のバンドだけ。最初は千切れてしまうのではないかと心配して検索して回った。すると海外で巨漢の男性がハンモックというかブランコのように揺れていて、何年も使っているという感想から大丈夫だと判断した。
上図の角度まで紐を伸ばせば背もたれが前倒しにならないが、豆炭コタツでキーボード入力をするような前屈み姿勢であれば極端に絞ったほうが良かった。通常の座椅子にはない「背中が押される感覚」で背中が楽になって驚いた。
もし座椅子に座って前屈みの作業が多いのならクレイジークリークの紐を限界まで縮めて背中を前へ押し出してもらうと身体が楽になる感覚を味わえると思う。これはアウトドアチェアの機動力ならではの使いかではないだろうか。
それとパワーラウンジャー限定になってしまうが、ハンモックのように寝そべっても”ふくらはぎ”付近まで体重を乗せられるおかげてシーソーみたいになり、後ろへ転倒しないところも気に入っている。これをしていると凄まじい睡魔に襲われるので注意したい。たとえばタブレットで最新の「ダンまち20巻」(楽天Koboが300円OFFクーポンがあって最安だった→クーポンの有無は楽天Koboへ)を読んでいたが気持ち良すぎて気付くと寝てしまっていた。
余談だが、最近の原作者インタビューでダンまち21巻から終末編へ突入するらしい。ベルの冒険も終わりを迎えるようだ。しかし、大森先生はepisodeゼウスなども計画しているようで英雄譚は続けてくれる模様。ゼウス編は三大クエストが絡む関係でアストレアレコードのように多くの死者がでるため執筆が辛いそうだが読者のためにも敢行してくださるとのこと。
実際に豆炭コタツで使った感想。
これは大成功。
背もたれが高く、横幅が通常のHEX2.0よりも広いパワーラウンジャーにしたのは正解だった。具体的には寝袋をパワーラウンジャーに重ねて使っている。こうすることで豆炭コタツに掛けたロゴス寝袋(封筒タイプを広げた状態)が腰までかかり、それ以降はマミー型寝袋を反転させてパワーラウンジャーを覆っているので背中や肩で感じていた冷気がなくなった。
上図のように紐の部分は隙間があるのでマミー型の寝袋を重ねることでフワッフワな座椅子にした。寝袋の頭部部分は背もたれに裏返しで覆うように畳んでいるが、そのまま通常の寝袋状態に戻せばハンモック状態で眠ることも可能。これがまた暖かくて快適で・・・辛い、こんなに睡魔が襲ってくるなんて。
コタツだけでも人間をやめかけてしまうというのにパワーラウンジャー+寝袋の暖かさとハンモック具合といったら危険な領域だと思う。極楽か、ここが安楽で何も心配のない場所なのか。
パワーラウンジャーが肩までサポートしてくれるので紐をきつくすればPC作業も何故か腰からサポートしてもらえる。トドメといえるのが、背もたれの高さまで頭を沈めて後ろに倒れると、そのまま身体を預けてハンモック状態で眠ることができたこと。
残念なことにクッション性は皆無なので別途、長く座っても負担が少ないクッションを購入。このクッションも軽トラックの運転席で使って衝撃を抑えつつ暖かく便利だったので機会があればレビューしたい。
地べたに座るシーンが多いのであればモバイル座椅子「クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャー」を検討してみてはいかがだろうか。
なお、Amazonは在庫切れ(レビュー61件の詳細はAmazon販売ページへ)で買えず、ヨドバシは割高(めずらしい)だったため、ポイント還元で2000円ほど安くなる楽天ショップで購入(最新の在庫・価格は楽天販売ページへ)した。