Ryzen7搭載の最新ミニPC「GEEKOM A6」発表、スペック・価格
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GEEKOM社は2025年1月18日午前2時、2025年最初のランチイベントを開催した。そのイベント内では通常のデスクトップPCの2.5倍というパフォーマンスを僅か80分の1というサイズで実現するという最新ミニPC「GEEKOM A6」を発表している。
プロセッサにRyzen R7-6800H、メモリは32GB、ストレージは1TBを搭載しており、すでに日本向け公式サイトでは価格は68000円にて販売が開始されている。
発表イベントの様子は下記動画より確認できる。
「GEEKOM A6」のスペック・価格
はじめに公式製品ページに記載されている製品ハイライトを見ていきたい。
- プリインストールOS:Windows 11 Pro(Ubuntuなどにも対応)
- プロセッサ:AMD Ryzen 7 6800H
- 内蔵GPU:Radeon 680M ブラフィックス
- メモリ:DDR5-4800 32GB(デュアルチャネル)
- ストレージ:M.2 2280 PCIe Gen 4×4 NVMe 1TB
- ディスプレイ:最大4画面、最大8K解像度まで対応
- 通信:WiFi 6,Bluetooth 5.2サポート
- 本体サイズ:112.4mm × 112.4mm × 37mm(高品質なアルミニウム合金製)
筐体はGEEKOMらしいアルミ筐体のシンプルな設計、付属品として今回もVESAプレートとHDMIケーブルなどがある。
接続端子は前面にUSB-A x 2 とヘッドホンジャックを搭載。GEEKOMのミニPCを4台ほど使ってきたがいずれもヘッドホンジャックにマイク単体を接続してもWindows 11 Proでは録音作業を行うことができた。音声はモバイルモニターなどを出力先に選ぶことで別途出力できている。私の場合は動画編集のナレーション撮りに使わせてもらっている。
「GEEKOM A6」もまた背面インターフェイスが充実していた。
HDMI出力ポートが2つ、USB-Cx2で合計最大4台の外部モニターへ映像を出力できる。WiFiに加えて有線LANポートもあるのでローカル環境のサーバー構築で遊ぶことも可能。もちろん仕事用のテストサーバーを設けたり、NAS化するといったことも簡単だ。その際はRyzen 7を持て余すことになってしまうのだけれども。
Ryzen R7-6800Hについて
Ryzen R7-6800Hは最大4.7GHzの8コア、16スレッド、16MB L3キャッシュ。このチップはゲーミングノートパソコンで採用されていることを見かける。Ryzen 7 5800Hのマイナーアップグレードでもあるので5800H以前のチップを使っていれば体感レベルで性能向上を感じられるはず。ちなみに比較としてIntel 第12世代のIntel Core i7-12700Hをよく見かける。
このRyzen R7-6800Hを搭載したゲーミングノートパソコンを購入しようとするとディスプレイ性能や携帯製の違いもあるが大体14.5万円前後というイメージ。そう考えると「GEEKOM A6」の68,000円はかなり安い。
タイムセール速報記事(2025/01/18分)で取り上げた27インチの「Minifire ゲーミングモニターがタイムセールで27%OFFとなる特価28,499円+2000円OFFクーポン配布(最新情報はAmazon販売ページへ)だったので、それを合わせても10万円以下に抑えられそうだ。
SDカードスロット搭載
個人的には最近のGEEKOM製品が標準で「SDカードスロット搭載」という点が魅力だと思っている。製品ページでは”写真家向けスロット”としており、たしかにRyzen 7であればRAW現像・編集は十分に行えるだろう。
省電力な運用が可能
小さくてもデスクトップPCということで消費電力を気にしてしまうがRyzen R7-6800H自体が45Wと省電力なので私のように常に(一日中)PCを動かしているような使い方でも電気代は抑えられる。GEEKOMミニPCを4台をほど使っているが負荷をかけていなければスリープ状態に近くなり電気消費が限りなく減ること(Windows 11 Pro動作時)を確認している。
冷却システムはIceBlastを採用。これまで使ってきたGEEKOMミニPCを見る限り熱暴走で停止したということはない。1080pの動画10分を書き出すときにファンが回転するものの大きめのファンを使っているためか耳障りな音(ピッチ)ではなかった。
プリインストールはWindows 11 ProでLinux対応
OSがLinux対応という点も魅力。
最近のWindows OSは有料なのに広告が非常に多く、煩わしいので動画視聴やブラウジングが中心であればUbuntuなどの方が便利だろう。とくにCUI操作できるならバッチ処理や自動化できる範囲が広く、各種サーバーも身近に扱えるためパソコンのスキルアップにつながると思う。
私はWindowsより先にミラクルLinuxというOSのインストールCDを図書館で借りてきて、ジャンクPC屋にて(当時は安かったので)5000円ほどかけて組み立てたパソコンへインストール。そこからモデムやルーターを構築してネット接続、そのままプロキシーサーバやWebサーバーを用意してホームページを作ったり、デスクトップ体験をしてシステム会社へ入社した経緯があるのでLinuxが勉強になることは間違いない。そのまま電話交換システムなども自作していたのでさまざまな企業から声をかけていただいたことから再就職したい時も便利だと思う。まぁ私は限界別荘地に移住したので就職する気はないのだけれども。ちなみに支給パソコンで初めてWindowsやオラクルなど有償ソフトウェアを使い始めた。
今ならば「GEEKOM A6」を使ってオープンソースの画像生成AIサーバーでも構築して遊ぶのも良さそうだ。
–––––小さくて高性能な「GEEKOM A6」は幅広く遊べるツールといえるだろう。
「GEEKOM A6」は価格68000円(7日間の価格保証付き)。
製品保証は3年間と長く、無料で付属するほか30日間は返品・交換の対象となっている。
リンク:GEEKOM A6