山奥なのにポータブルエアコンが毎日活躍している件、冷房/除湿/乾燥の使い方・「BougeRV 3500BTU」レビュー

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山奥に住み始めて1年と少しが経過した。

7月16日、今朝は少し暖かく室温が23度になった。今年の最高気温は27度。去年よりは暖かい気がする。透湿防水シートを張り巡らすという自分史上で最大のリフォームを行ったこともあり、去年に比べると大幅な湿度低下があった。

そう、山奥は気温が低く、湿度が高い。

それゆえに意外なデバイスが活躍している。

ポータブルエアコン「BougeRV 3500BTU」だ。

これまで除湿機と布団乾燥機は「専用機こそ神」と信じていた私の考えを覆したとデバイス。

しかも、夏場の買い出しなど少し離れたら車内が高温! だけど「すぐに降りるしなぁ」というスポットクーラーとしても活躍した。普通に便利だったのでレビューしたい。

除湿と乾燥で活躍、「BougeRV 3500BTU」レビュー

エアコンとしての価値

一般的なポータブルエアコンの印象といえば「局所的に冷やす」「あまり冷えない」といった言葉が浮かぶのではないだろうか?

先日、3ヶ月に1度の車を動かすために行なっている「山を降りてスーパー」という行事を行ったのだが、その時は山を降りると36度といった猛烈な暑さが襲ってきた。

「そういえば、夏だった」と気づかせてくれるほど車内の気温上昇に驚いたことを覚えている。

その時に用意していた「BougeRV 3500BTU」はまさに救世主だ。

中古の軽トラックなので「気密って何?美味しいの?」くらい隙間が空いている。それでも2シーターなので車内エアコンをつければ昔の愛車フィット・ハイブリッドよりは早く冷える。しかし、暖かくなるのも早い。

そんなときこそポータブルエアコン「BougeRV 3500BTU」が活躍した。

なんていってもピンポイントで冷やしてくれる。

たとえばスーパーやホームセンターから青空駐車場にある車へ戻ると、夏場ならでは”むあん”とした熱気に包まれる。

しかし、そこは軽トラック。

隙間だらけの風通しが活躍して走り出せばバギーやゴーカート感覚で遊んでいるうちに熱気は薄らぐ。

そこへ「BougeRV 3500BTU」の冷気を流すのが良かった。

短期間で乗り降りするようなシーンでは特に活躍した。よって、エアコンによるガソリン消費を抑えられたのは大きい。

除湿機としての価値

続いては除湿と乾燥だ。

山奥なので初年度の室内は隙間風も手伝って夏場でも気温19度は当たり前だった。その隙間風には湿気も含まれているので山の湿度98%が入ってくるわけだ。

そうなると室内は84%〜90%近い状態が維持される。

かといって人間にとっては気温が低いから高湿度で「ちょうどいい気温」に感じてしまう。しかし、家具などは湿気に耐えられない。当時は白カビなどが発生して大変だった。

今では6畳の1部屋に限定して石膏ボードや断熱材などを入れて、パテをして密封したので都内のマンションと変わらない気密を達成した。これにより湿度は58%前後になった。

しかし、屋外は常に98%と「雨でも降ってんじゃないの?」と思いたくなるほど高湿度。AIに湿度を下げる方法を聞いても窓を開けて換気した方がよいとか自爆テロみたいなことしか提案してこない。

そこで活躍したのが「BougeRV 3500BTU」。

除湿モードを備えているものの、メーカー様には悪いが最初は期待しないでスイッチON。

すると、どうだろうか。みるみるうちに湿度が下がっていく。バケツに排水ホースを入れておいたが、予想以上のスピード感に「除湿モードが本命なのか?」と思うほどだった。

写真のように排水ホースは除湿機と同じような太さだったので、問題なく水を排出できていた。

もちろん漫画のようにわかりやすく「秒でたまる」ようなことはあり得ないが、1時間もかけていれば湿度は大幅に下がった。

セルフリフォームにより気密が高まったことで、石膏ボードが剥き出しのミニキッチンでは調理しようものなら湿度は56%から一気に75%まで上昇してしまう。それ以上にあがっても湿気対策の成果なのか72%くらいまで落ちて落ち着くといった状況だ。

まぁ去年は何もしなくても常に84%オーバーだったことを考えれば、素人リフォームでも大きな成果があったということがわかる。

そんな高湿度になったときに「BougeRV 3500BTU」を除湿モードで動かすと、1時間ほど62%前後まで下がるのだ。うっかり他の作業に没頭していると53%くらいまで下がるので「ポータブルエアコン」とは思えないほどの除湿能力と言えるのではないだろうか。

乾燥機としての価値

「BougeRV 3500BTU」は操作パネルがある側に冷気を出力する車の吹き出し口を大きくしたような放出口がある。その反対側には円形の排気口ともいえる熱風を排出する箇所がある。

ここに付属の蛇腹ホースを接続することで熱気を操れるようになっている。

そして、この熱気が「乾燥能力が高い」のだ。

たとえば寝袋にホースを差し込めば、あっという間にホカホカになるし、ミニキッチンへ向ければ先ほど1時間くらいで10%近く湿度が下がると書いたが、なんと20分ほどで同じような湿度になる。

これが、とにかく乾燥能力が高い。

過去に湿度で悩んでデシカント方式の除湿機を購入したのだが、そちらより出番が多い。

自分で悩んで購入したので、それなりに愛着はある。しかし、スポットクーラー機能や車に積みやすいという点において除湿機より「BougeRV 3500BTU」のほうが利用頻度は高い。

もちろん2つあれば役割分担できるので不満はない。

ただ「BougeRV 3500BTU」は熱気をホースで操れるという点において強かった。

つまり「布団乾燥機のように使える」のだ。

これにより朝起きたら寝袋を乾燥させて、就寝時の湿気を取り除く。次に寝る前にもホースを入れて温め、ホカホカにするといった使い方ができる。山奥なので2025年7月に入っても夜中には19度など普通に寒いので、暖かくて乾燥した寝袋はご褒美的な要素を含んでいる。

まとめ、個人的な「BougeRV 3500BTU」の用途

これまで見てきたとおり、「BougeRV 3500BTU」が驚くほど活躍しているのが伝わるだろうか。

具体的には下記のような感じだ。

  • 朝:寝袋にホースを差し込み乾燥、湿気を除去
  • 昼:外出時というか山を降りると暑いのでスポットクーラーとして
  • 夜:湿度が高くなるので除湿
  • 寝る前:寝袋にホースを入れて温める

これまで私は「専用機こそ神」「役割の単一化」といった考えで、除湿機や布団乾燥機など個別に買い揃えていた。まさに常識を覆すような活躍といえる。

手持ちの三菱「AD-PS70BB」は写真のような筐体の中に袋が入っていて、寝袋に入れて膨らませるスタイル。それゆえ気軽に乾燥したいというニーズとは合わない。

記事:【脱・ドラム式洗濯機】寝袋と洋服・靴を乾かせる布団乾燥機は二択、注文した話。より

この袋は洗濯物を乾かすのにも使えるということで最初は重宝していたのだが、やはり片付けの手間から利用頻度は大幅に減少した。

その点で「結構な風量の熱気を当てられる(物理)」という「BougeRV 3500BTU」の利用頻度が上昇したのは何となく察していただけるだろう。

ミニキッチンには垂木6本セットを使って組み立てた木製の物干しスペースがある。そこへ向けて熱風を放てば、熱風に当てられた服から物凄いスピードで乾燥していく。除湿機でセッティングしていた時代は何だったのかと思うくらい早く乾く。

「マジか」

これは本当に口をついてでた本音だ。

これまでセッティングしていた時間で乾く様を見ていると思わず口をついて出てしまったのだ。

「もはや乾燥機では?」というのが個人的な感想。

旧和室6畳+ミニキッチン3畳くらいであれば除湿機として申し分のない性能、今年の最高室温27度に達した時にうっかりラーメン(ほぼ自作)を食べてしまい、さすがに暑かったときも冷却モードで快適に過ごせた。

普通になくては困るレベルで活用させてもらっている。

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