遂に24,010円となったG99を超える6.5型「motorola g64 5G」は買いか、スペック
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Amazonが開催中のスマイルSALEでモトローラのスマートフォンが過去最安を記録している。
目立つスペックとしてはリフレッシュレート120Hzの6.5インチ、ステレオサウンドで動画視聴できる小型タブレットとして使えそうなサイズ感。そこへMediaTek Helio G99を上回る性能のMediaTek Dimensity 7025チップを積み、背面には5000万画素(光学手ブレ補正あり)+マクロ200万画素、ビデオ通話としては前面1600万画素カメラを備える。
トドメは”おサイフケータイ”と”FeliCa”の対応、側面の電源ボタン内蔵の指紋センサー。
他にも魅力はあるが、上記を備えて24.010円+Amazonポイント還元キャンペーン対象というだけで買い時なのではないだろうか。
具体的なスペックを見ながら「小型タブレットとして使えるのか」を考えていく。
6.5型「motorola g64 5G」のスペック
かつて5インチの”小さな中華タブレット”を購入しては嬉々としてレビューした時期があった。それは今回のようなスマートフォンをタブレットとして使うなんていうものではなく、通話機能なしの純然たる小さなタブレットだった。
何に使うかと言えばSONYのウォークマンよろしく音楽プレーヤーとして、はたまた動画プレーヤーとして楽しんだ。
たしかNexus 7誕生前後のころかと思う。
iPhoneやPixelスマートフォンでも同等のことはできる。しかし、通知のない専用プレーヤーとしてリフレッシュレート120Hzやステレオサウンド、メモカメラとしての性能を考えると1台ほしくなってしまった。
スペックを見ていきたい。
- 画面:6.5インチ(2400×1080)アスペクト比20:9、リフレッシュレート120Hz
- SoC:MediaTek Dimensity 7025(2.5GHz x 2+ 2.0GHz x 6)
- RAM:8GB(下記に追記あり)
- ROM:128GB(外部メモリ:microSDカード最大1TB対応)
- センサー:加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス
- 生体認証:指紋認証(側面の電源ボタン内蔵)、顔認証
- 電池:5000mAh(30W急速充電対応)
- 本体サイズ:約161.56mm x 73.82mm x 7.99mm(最薄部)
- 重量:177g(付属クリアケースつけても200g以下とのこと)
- 端子:USB Type-C (USB 2.0)/3.5mmイヤホンジャック/ステレオスピーカー
- 防水性能:IP52準拠
- メインカメラ:約5,000万画素2 (f/1.8) | PDAF | 光学手ぶれ補正(OIS)
- サブカメラ:200万画素アウトカメラ(マクロ撮影)
- フロントカメラ:約1,600万画素 (f/2.4)
- 通信:NanoSIM/eSIM対応のDSDV、NFC対応、おサイフケータイ対応(FeliCa)
- 位置情報:GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS(日本), Beidou
- その他:背面パネル上部のカスタムタッチ機能あり
RAMについては公式サイトの説明欄に「物理RAM 8GB + 最大8GB RAMブースト (デフォルト4GB、最大8GB)」という記載があって二度見してしまったが、物理4GB+仮想4GBというわけではないようだ。
物理RAMが8GBあって、そこへデフォルト設定で仮想RAM4GBが設定されていて、最大で仮想RAM8GBにできるという説明の模様。つまり中華パッドや中華スマホ風に書くならRAM16GB(物理8GB+仮想8GB)ということになりそうだ。

SoCがMediaTekのHelio G99よりも上位となるDimensity 7025を搭載しているのも強い。
たとえば人気の8インチクラスでHelio G99搭載を探すと通常セールで1.5万円前後といった状況だ。それよりも処理性能は高く(ゲームは変わらないはず)て、カメラ性能や指紋認証、FeliCa対応となれば2.5万円以下は安い、破格ではないだろうか。
製品仕様のチェックポイント
◇カラーの電子書籍リーダーとして
「motorola g64 5G」は6.5インチで120Hzの画面更新となっていて電子書籍リーダーの6インチより少し大きく細長い、カラーで読める端末として良さそうだ。このときバッテリー駆動時間が重要になるが5000mAhと一般的な容量、30W急速充電に対応し、ワイヤレス充電は非対応だった。
◇動画視聴プレーヤーとして
ステレオスピーカーと3.5mmイヤホンジャック搭載により、動画視聴プレーヤーとして使いやすい。公式サイトの製品説明に記載はなかったが調べたところWidevine L1対応だった。ここはMotorolaというブランドから安心できそうだ。
◇徒歩ナビ端末として
カーナビはもちろん徒歩で散策する際にも重要なのが対応衛星だが、「motorola g64 5G」は日本が運営する衛星創意システムQZSS(みちびき)をサポートしている。この衛星により日本の山間部や都市部でもGPS互換の信号を受信できる。その米国GPSなどにも対応しているのもポイント。
◇カメラ、映像メモ端末として

背面に5000万画素(OIS)+マクロ200万画素を備えていて、大規模駐車場の柱番号を撮影したり、入り口の地図を撮影するといった映像メモとして拡大しやすい画素数となっている。サムスンのJN1レンズを採用しているのでPixelスマートフォンと同じくピクセルビニングが発動して明るい映像が期待できる。
(関連記事)Pixel 7aで高級コンデジを手放した話、理由はピクセルビニング。
しかし、実機レビューを見るとソフト面の処理が弱いらしい。
その点においてGoogle Oneサブスクを使うといったカメラソフトウェア(撮影〜編集)強化が必要になりそうだ。そうなると手持ちのPixel 7aで十分ではないかとも思えてくる。こういうところが追加課金なしでコンデジとして完成させたPixelスマートフォンの強みだろう。
◇通信性能、接続性
「motorola g64 5G」はNanoSIMという物理SIMに加えて、eSIMに対応しているようだ。なんだかんだでバッテリー切れの端末から通信回線をバトンタッチできる物理SIMカードは強く、それに対応しているのは有難い。
カードスロットは1SIM+1microSDとなっていて、eSIM対応デバイスらしい構成。
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G: LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
何気に5Gまで対応しているのは素晴らしい。
そして何よりFeliCa対応、おサイフケータイが使えるのは小型タブレットでは叶わない仕様だ。

NFCだけでなくFeliCa対応となればマイナンバーカードが使えるかもしれない。もちろん政府が対応端末に指定しなければいけないが、そこはMotorolaブランドを信じるしかない。
また、マイナンバーカード対応であればeTaxといった電子申請にも使えることになる。
「motorola g64 5G」は買いか
カラー電子書籍リーダーやタブレットとして見れば6.5インチと小さく、2400×1080で120Hzと動画プレーヤーとしても十分なディスプレイ。
私がPixel 7aで抱えることになった大きな不満「ディスプレイ指紋認証」を解決してくれるであろう「電源ボタン内蔵の指紋認証」にも惹かれた。
センサーや位置情報についてもスペックを見る限り魅力的だ。
カメラも望遠がないだけでズームレンズがあるのは良いと思った。
しかし、カメラ作例などを見る限りソフトウェアの最適化が甘いといった印象を受けた。ローエンドモデルなどに見受けられる色を強調して誤魔化すJPG出力が見られた。
それならRAW撮影して編集ソフトを使えば良いと思った時期もあった。
しかし、実践すると非常に手間がかかる。
撮って出しでiPhoneを超える静止画を出力してくれるのはPixelスマートフォンくらいだ。他社の1億万画素などもあるが、絶妙な色味を再現してくれるのはPixelだった。
一眼レフでいえば富士通のレトロ感、ソニーの青みががかったノスタルジー、そういった世界に迫るJPEG映像を、Pixelスマートフォンは見せてくれた。
望遠レンズのあるiPhone 13 Proを購入して、Google Oneのサブスクを契約すればPixelを卒業できると思ったこともあったが、それは叶わなかった。
新海誠監督が描く絶妙な非現実を彷彿させるような、Pixelの撮って出し映像が落ち着く。
そうなると動画プレーヤーが書籍リーダー、ナビゲーションといった部門で「motorola g64 5G」を使うことになりそうだ。
そうなるとiPhoneの領域と重なってくる。
MagSafe(Qi2)対応デバイスは2026年あたりから普及するので、手持ちのMagSafeホルダーや充電器は「motorola g64 5G」で使えない。
小型タブレットとしてデータ保存できる範囲は内蔵ストレージ128GBと外部メモリ最大1TB。過去のレビューで触れたがファイル形式を変えることで2TBも認識すると思う。
はじめに個人の状況に応じた結論。
「Pixelスマートフォンからコンデジや一眼レフに戻した時に買いたい端末」
Androidスマートフォンとしては必要十分な性能を持っていて、2.5万円以下と安い。Amazonレビューを見る限りコスパの高い端末なのだろう。
iPhone 13 Proの望遠とPixel スマートフォンのコンデジ性能を併せ持った機動力あるカメラに出会えたなら、「motorola g64 5G」を買うことでゲームやアプリから、いやスマートフォンから解放されるので人生は豊かになるかもしれない。
そう考えると、先ずはカメラを見直すことからはじめて、その先に「motorola g64 5G」があるように感じた。
いずれにしても価格とスペックのバランスが良い意味で崩壊している「motorola g64 5G」は買いではないだろうか。
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なお、AmazonスマイルSALEのポイントアップキャンペーンはエントリー制なので注意(Amazon参加ページへ)したい。

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。






















