こーゆーので良いんだよ|デュアルE-INK 5.83型「Diptyx E-Reader」とは、スペック
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その他・中華タブレット
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この電子書籍リーダーの回路図やPCB、ケースといった設計ファイル、OSを含め全てオープンソース化する。
そう、オランダの開発者”Martijn den Hoed”氏は説明した。
折りたたみスマートフォンは20万や30万なんて当たり前という時代に質実剛健とも思える折りたたみの電子書籍リーダーが離陸しようとしている。
デュアルE-INK 5.83型「Diptyx」とは何か、スペック等を記録していく。
デュアルE-INK 5.83型「Diptyx」のスペック
「Diptyx」と名付けられたデバイスは、ESP32ベースのチップで動作する完全オリジナルの電子書籍リーダーだ。
本のように折りたためるため保護ケースを必要とせず、自動スタンバイモードとE-Inkディスプレイにより1回の充電で数週間は動作し、物理ボタンを押すだけで起動あるいは完全に電源を落とすこともできるという。
完全なるオープンソースで回路図などが公開されるので、ユーザーは修理やカスタマイズを好きに楽しめるとしている。
具体的な使用方法ではUSB-CポートからEPUBファイルをアップロードすれば読み始められるほか、DRMフリーのためEPUB形式であれば様々なオンライン電子書跡を読むことができるとのこと。
OSはAndroidやAndroidベースのカスタムROMではなくカスタムオープンソースファームウェアとして提供される。
ユーザーはシステム設定画面からカスタムフォントのアップロード、余白調整、行間隔の設定、コミュニティではファームウェアを自由に変更して公開するといった貢献が可能。
たとえばWiFi機能を有効にしてRSSフィードを読むといったこと、独自のカスタムゲームを作成したり、Wikipediaのオフラインバックアップを作成するといったことができるようだ。
Diptyxの製品仕様
- プロセッサ: ESP32-S3-N16R8
- ディスプレイ: 5.83インチ 648×480 電子インク白黒ディスプレイ×2
- ストレージ: 2 GB SD カード、ユーザー交換可能
- バッテリー: 1500mAh Li-Poバッテリー×2
- 寸法(閉じた状態): 120×150×14 mm(4.7×5.9×0.6インチ)
- 寸法(開いた状態): 226×150×14 mm(8.9×5.9×0.6インチ)
- 重量: 300 g (10.5 オンス)
- コネクタ:充電および大容量ストレージ用のUSB Type-C
5.83インチのデュアルスクリーンながら本体サイズが小さく、軽い。
例として私が愛用しているiPhone 13 Proの本体サイズは、幅71.5mmx高さ146.7mmx厚さ7.65mm、重量は203g。Pixel 7aの本体サイズは、幅72.9mm×高さ152.0mm×厚さ9.0mm、重さは約193.5gだった。
一般的なサイズのスマートフォンは幅が7.2cm前後なので、そこから5cmほど広くした状態。高さは150mmと変わらず、厚みはスマートフォンを2枚重ねたような14mm。
重量は300gとスマートフォン1.5台分といった感じだ。
文庫本を1冊、バッグへ入れておくような感覚で電子書籍リーダーを携帯できるのではないだろうか。画像の表示に対応しているのであれば是非とも「漫画の見開き」を堪能したいところ。
また、説明を見る限り通信機能はOFFとなっているように感じた。
しかし、ESP32チップはWiFi 4とBluetooth 5.0 LEを内蔵しており、ファームウェアによってWiFiを有効化できるという言及もあることからBluetoothイヤホンによるウォークマン化もできるかもしれない。音声ファイルもMP3ならサイズが小さいのでSDカードを圧迫しないはずだ。
文庫本とウォークマン、なんだか旅に出たくなるデバイスだ。
”Martijn den Hoed”氏は記事投稿時点でデバイスの価格や発売日について明らかにしていない。
Source:https://diptyx.dev/

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。
















