Windows 9はデスクトップ画面で起動か、Metroは手動で有効とも―Thresholdの噂
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次期Windows 9(コードネーム:Threshold)を起動すると標準ではデスクトップ画面が表示され、Metroのスタート画面へのアクセスは手動で有効にする必要があるという噂が流れています。
Windows 9はデスクトップ画面で起動か
TechCrunchはNeowinの話として、「Windows 9(コードネーム:Threshold)でMetro UI のライブタイルへアクセスするには手動でスタート画面を有効にする必要がある」という噂のほか、Mary Jo Foley氏(ZDNet)の話として「レガシーアプリが使えるThresholdのSKUではデスクトップが標準UIとなり、Surface ProやLenovo Yogaといったタブレット機能を備えている端末ではキーボード未接続でMetro、接続時はデスクトップ」と伝えています。
TechCrunchは、Microsoftがスタート画面を廃止するとは思えないが次期OSでデスクトップ重視に戻る可能性は大いに有り得るとしながらも、Metro UIでしか使えないWindows Storeへ注力しているMicrosoftがMetro UIをスタート画面から外せるのかと疑問を投げかけています。
Surfaceシリーズから今後を考える
この話を読んでいてSurfaceシリーズが初代からBluetooth接続ではない専用端子キーボードにしているのはレスポンスだけではなく、次期OSを見据えての設計なのかもしれないと感じました。キーボードをBluetoothの規格に頼るのではなくドッキングステーションの延長とすることでWindowsのタブレット化が抱える大きな問題である「キーボード vs Metro UI」と「iOS/Androidのようなシンプルさ vs デスクトップ」を一挙に解決する狙いがあるように思えてきます。
また、Windowsの「タブレット化」は個人的に喜ばしい限りですが、Windows XP時代から使っているようなレガシーアプリはタッチ操作を前提に開発されておらず実務ではキーボードやマウスといったデバイスが必須となります。しかし、ワコムを採用しているVivoTab Note 8を使いスタイラスペンに慣れると、その限りではないように感じてきました。そこでまたSurfaceシリーズが(ワコムではなくN-Trigになってしまいましたが)ペンを標準搭載していることを思い出すわけです。(スタイラスペンの比較記事1・2へ)
(話は逸れますが、ワコムはジャパンディスプレイと協力してガラパゴス液晶を作ったら最高だと思うのです。)
そう考えるとSurface Pro 3は今後のWindowsを知る上で重要なデバイス、購入したくなってきました。
小型Windowsタブレットの行方
最近の中国メーカーが発表した新製品を見る限り、RTではないWindowsを搭載した7~9インチの小型タブレット端末(Atom搭載Androidタブレットの流用と思える)が市場に出回りはじめると思います。これらの多くはSurfaceシリーズやASUS T100TAのような専用端子キーボードを備えていないと思われます。それを思うとMary Jo Foley氏のキーボード有無によるデフォルトUI切り替え説は現実的な話に聞こえてきます。
6月27日の情報によると、Windows関連のリーク情報を提供しているWZor氏が、「Windows 8.1 Update 2」と「Windows 9 beta」が7月13~17日に開催されるWPC 2014で発表されるだろうとTweetしています。
Source:TchCrunch