次世代Core M 5Y70のベンチマーク結果、Surface Pro 3シリーズやAtom端末ほかと比較

公開日: : Microsoft Surface

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 IntelがIDF2014にて発表した次世代Core M 5Y70プロセッサについて海外メディアがベンチマーク結果を公開、他のデバイスと比較していたので記録します。(安くなったSurface Pro 2購入計画の続きでもあります。)

core-m.2

次世代Core M 5Y70のパフォーマンス

 Intel Core M 5Y70プロセッサは定格1.10GHzから最大2.60GHzとなるほか、TDPは僅か4.5Wなのも特徴。ベンチマーク結果を公開したpcper.comはテストに試用したのは「Llama Mountain」というデバイスとのこと。

CINEBENCH 11.5の結果

 Core M 5Y70(TDP4.5W)と比較した3DベンチマークソフトCINEBENCH 11.5のマルチスレッド結果は以下のとおり。

  • Core M 5Y70(TDP4.5W):2.77
  • Pentium G3258(TDP53W):2.71
  • Core i3-4330 (TDP54W):3.85
  • A10-6700T (TDP45W):2.3
  • A8-7600 (TDP45W):2.65

 Core M 5Y70以外はTDP40~50Wですが、素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。ここでanandtechが公開した「Surface Pro 3 Core i3モデル」におけるCINEBENCH R11.5のマルチスレッド結果を見てみます。

  • Surface Pro 2:2.51
  • Surface Pro:2.42
  • Surface Pro 3/Core i3-4020Y(TDP11.5W):1.63

 Core M 5Y70搭載デバイスがSuface Proシリーズを上回りました。

 Surface Pro 2を購入する理由を探していたのですが待っていたほうが良いかもしれません。

3DMakベンチマーク(Overall)比較

 3DMark(2013)Ice Stormスコアはクロスプラットフォーム対応のため、pcperがTegra K1やAtom Z3745/Apple A7とも比較しています。

 それにanandtechの「3DMark 1.2 Unlimited」にあるSurface Proシリーズを追加したスコアは以下のとおり。

  • Core M 5Y70:45997
  • Tegra K1:31141
  • Atom Z3745:13644
  • Apple A7:15292
  • Surface Pro 2:44935
  • Surface Pro 3(Core i5):48173
  • Surface Pro 3(Core i3):33489
  • Surface Pro:20685

 Core M 5Y70はSurface Pro 3 Core i3モデルにこそ負けましたが、Surface Pro 2を僅かに上回りました。

3DMakベンチマーク(Graphics)比較

 続いて同様の方法でグラフィックスを比較

  • Core M 5Y70:51376
  • Tegra K1:36796
  • Atom Z3745:12824
  • Apple A7:19258
  • Surface Pro 2:53019
  • Surface Pro 3(Core i5):55318
  • Surface Pro 3(Core i3):42842
  • Surface Pro:19119

 Core M 5Y70のパフォーマンスは素晴らしく、TDP4.5WながらSurface Pro 3 Core i3モデルを超えていました。8型Windowsタブレットに採用されているAtom Z3745は想像通りの低い結果です。またTegra K1が思ったよりも高くない印象。

3DMakベンチマーク(Physics)比較

 続いて同様の方法で3DMakベンチマーク(Physics)でCPUによる物理演算性能のスコアを比較します。

  • Core M 5Y70:33663
  • Tegra K1:20250
  • Atom Z3745:17578
  • Apple A7:8862
  • Surface Pro 2:29302
  • Surface Pro 3(Core i5):33177
  • Surface Pro 3(Core i3):18984
  • Surface Pro:29002
  • iPad Air:8314

 Core M 5Y70が、Surface Pro 3(Core i5)よりも僅かですが高いスコアを残しました。

 Core M 5Y70のベンチマーク結果をみて、高いパフォーマンスながらTDP4.5Wを実現し、さらにチップの小型化によりファンレスとなる次世代2 in 1への期待が高まる結果となりました。

 それにしても、Apple製品のスコアを見ているとOS(ソフト)とハードの組み合わせが大切であることを思い知らされます。

 前回、Surafce Pro 2購入で悩んでいたのでCore Mのベンチマークを見れば買える!、、、と思いましたが、やはりSurafce Pro 2購入は控えようかと思います。

 前回の話
 安くなった『Surface Pro 2』は買いか、次世代Core Mなどスペックから考える

 下記2サイトには他にもSunSpiderやPCMark8によるベンチマーク結果が掲載されています。

Source:pcperanandtech

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