買ってよかったAndroid Wear搭載スマートウォッチ BEST3―2014年版
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スマートウォッチ LG G Watch, moto 360, SmartWatch 3
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今年はAndroid Wear登場でスマートウォッチが話題を集めました。もともと腕時計を着ける習慣がなかったのですが3台も購入、気付けば毎日のように愛用しています。
このスマートウォッチ3台を購入して気付いた些細な違いと実用的だと感じた仕様をランキング形式で記録したいと思います。
Android Wear搭載スマートウォッチ BEST3/2014年
はじめに評価する項目を決めなければなりません。各項目は★5つで満点とします。
- 画面やボタンの使い勝手
- センサーやソフト面
- デザイン/カスタマイズ性
- 充電方法
- 周囲の反応と評判
1つめは本体の使い勝手、2つめは心拍センサーや音楽再生といったソフト面、3つめは外観やリストバンド/ストラップの話、4つめは充電の容易さとスタンドの使い勝手など、最後は周囲の評価です。
スマートウォッチ3機種のスペック表
次に3機種の仕様を確認しておきます。
タブクル調べ tabkul.com |
Sony SmartWatch3 | Motorola Moto 360 | LG G Watch |
ディスプレイ | 角型1.6インチ | 円形1.56インチ | 角型1.65インチ |
解像度 | 320x320 | 320x290 | 280x280 |
防塵防水 | IP68 | IP67 | IP67 |
CPU(コア数) | ARM Cortex-A7 1.2GHzクアッドコア | TIOMAP3630 | Qualcomm Snapdragon 400 APQ8026/1.2GHz |
RAM | 512MB | 512MB | 512MB |
ストレージ | 4GB eMMC | 4GB eMMC | 4GB eMMC |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
NFC | ○ | ― | ― |
GPS | ○ | ― | ― |
9軸センサー | ○ | ○ | ○ |
心拍計 | ― | ○ | ― |
環境光 | ○ | ○ | ― |
サイズ | 36x10x51mm | 直径46x厚さ11.5mm | 37.9×46.5×9.95 mm |
重さ | 38g + 36g~38g | 49g | 63g |
時計バンド | 独自バンド/交換可 | 幅22mm/交換可能 | 幅22mm/交換可能 |
バッテリー | 420mAh | 320mAh | 400mAh |
充電方法 | MicroUSBケーブル | Qi充電/専用ドック | MicroUSB専用ドック |
発売時期/価格 | 24,880円 | 2014/9/5、$299.99 | 22,900円 |
それではランキングを発表します。
買ってよかったスマートウォッチ第3位 LG G Watch
LG G Watchの強みはリリースの早さでした。しかし、それは同時に手探りを意味しており後発モデルに比べると魅力に欠ける仕様となりました。
1.画面やボタンの使い勝手:★★
LG G Wathにボタンはなく、当時はシンプルな使い勝手に未来感と戸惑いを覚えました。その後に登場したMoto 360やSmartWatch 3のボタンで点灯する操作に慣れてしまうと戻れなくなってしまいました。
2.センサーやソフト面:★
ソフト面では早期リリースが悪い方に働いた印象があります。
センサーは必要最低限となり、プリインストールアプリも標準的、良く言えば余計なアプリが入っていないとも言えます。
3.デザイン/カスタマイズ性:★★★
ひと目でプラスチックとわかる筐体はデザイン性に優れる「Moto 360」やスポーツ向けの「SmartWatch 3」に比べると思い切りに欠けているように思えます。しかし、3機種の中で唯一ストラップを自由に選べるスマートウォッチのため10代~20代のカジュアルな服装に合わせやすいのではないかと思いました。
関連記事:LG G Watch、交換用の時計バンド・ベルト 6選
4.充電方法:★
充電ドックの充電端子が腐食して火傷するといった不具合がユーザーから相次いで報告され、LGも認識していると話題になりましたが、それは評価対象としていません。
充電ドックのマグネットが充電中に外れやすくバック内などで充電できないほか、ケーブルの力に負けて充電スタンド的な使い方ができないのに充電ドックを持ち運ばないと充電できないといった使い勝手の面を評価しました。
5.周囲の反応と評判:★
当初、Android Wear搭載スマートウォッチの先駆けということで周囲から「ん?」という反応はありましたが、ビジネスやスポーツ向けのデザインではないことからウケ狙いと思われたのか話題にまで発展することはありませんでした。
「Moto 360」用に購入したミラネーゼバンドを着けたこともありますが周囲の状況は好転しませんでした
買ってよかったスマートウォッチ第2位 Smart Watch 3
『Smart Watch 3』の強みはスポーツ仕様に特化したデザインと日本でも使える音楽再生アプリがあるほか、NFC/GPSを搭載しているところだと思います。
1.画面やボタンの使い勝手:★★★★
電源ボタンが押しやすく、最も容易に着脱できるストラップ、水洗いしやすいデザインなど完成度の高さを感じました。
星5つではない理由はストラップが完全に離れるタイプが選べないためです。
2.センサーやソフト面:★★★★
「Moto 360」で心拍センサーを定期的に計測していたため非搭載なのは痛手ですが、Google Play Musicによる単体の音楽再生ができない中で唯一「SmartWatch 3」だけがWalkmanアプリで対応してくれています。まだ使っていませんがライブログ機能で走った時間や目標達成の通知もしてくれるようです。
3.デザイン/カスタマイズ性:★★★
フィットネスクラブやランニング、サイクリングなどスポーツで使うのであれば素材・デザインは申し分ありません。「Moto 360」のようなデザイン性の高いスマートウォッチと争わない上手な選択だと思います。
2014年リリースのAndroid Wear搭載スマートウォッチで最も高い防水性能を維持するためと思えば市販のストラップが使えない独自規格のストラップも受け入れられると思います。
ある意味で完成度が高いためカスタマイズ性は低くなっており、ストラップ選びなんてしないなんていうユーザー向きかもしれません。
4.充電方法:★
MicroUSBケーブルだけで充電できるのは旅行などで便利だと期待していましたが高い防水性能のためかディフェンス力みなぎる防水キャップにより、充電するたびストラップからコア部分を外さないと充電できない状態となっています。
充電中は中央の何かが欠けてしまったストラップとMicroUSBケーブルの先端にある小さな金属片といった景色の広がりを眺める度、心折れそうになります。
5.周囲の反応と評判:★★★
「SmartWatch 3」自体が場所を選ぶので全体の評価はわかりませんがスポーツしている人たちの反応は良かった印象があります。
活動測量計に近いデザインなのにカラー液晶を備えているのが珍しいとして意外性が受けたのではないかと考えています。
「SmartWatch 3」の価格はヨドバシ/ビックカメラともに26870円に10%ポイント還元となっていました。
買ってよかったスマートウォッチ第1位 Moto 360
『Moto 360』は優れたデザインと充電中に置き時計スタイルになる機能、そして定位置を作り出す充電ドックが強力な魅力を放つスマートウォッチです。
1.画面やボタンの使い勝手:★★★★
円形の文字盤は腕時計として自然なデザインで無理なく装着できます。そんな円形ディスプレイに未だ非対応のアプリもありますがメジャーな開発チームは大抵が対応してくれているので大きなマイナスにはならないと思います。
電源ボタンも探しやすくて押しやすい考えられた造りだと感じました。
2.センサーやソフト面:★★★★
心拍センサーは地味にハマっていて忘年会では測定待ちもできる盛り上がりを見せました。
音楽再生は日本非対応なのが残念ですが、充電中にデジタル時計の画面へ切り替わる機能を備えているのが非常に便利です。充電中も定位置の時計として機能するのは「Moto 360」だけです。
3.デザイン/カスタマイズ性:★★★
デザインの良さは写真から判断できますが、交換可能を謳っているストラップには注意が必要でカスタマイズするには一工夫が必要です。
通常は「Moto 360」の規格にあった時計バンドを選んだほうが良いですが「Moto 360」側を破壊するユーザーもいるようです。
4.充電方法:★★★★★
3機種の中で最も優れた充電方法を提供していると思います。
腕時計が充電中は置き時計になるという当たり前のようで実現されていない現実に対処した充電ドックはQiワイヤレス充電のため「Moto 360」を置くだけで充電が開始されます。
充電ドックは、MicroUSBケーブルに振り回されることない重量で定位置をキープしてくれていて置き時計としても、日常で使う腕時計の場所としても支えてくれています。
「SmartWatch 3」とは充電方法で利便性の差をつけたと言えます。
5.周囲の反応と評判:★★★★★
20代~70代まで幅広く「何それ?」と質問されたのは「Moto 360」だけでした。高額にも見えるようで値段を言うと「そんなに安いのっ!?」と所有者としては微妙な反応が返ってきます。
「着けてみたい」という反応も多く、どこで購入したのかなどの質問もありました。
時間が経過して熱が下がったのかアマゾンの並行輸入品ではブラックモデルが40,580円(プライム対応)、シルバーが37,999円(プライム対応)となっていました。
次世代スマートウォッチでは音声通話に対応する可能性も伝えられており、今後も楽しみです。