初めてのデジタル一眼レフカメラ選び、画質か撮影頻度か―Canon EOS Kiss X7やNikon D3300など
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「Sony サイバーショット DSC-RX100M2」を購入してから撮影頻度が増え、それに比例して納得できない写真も多くなってきました。写真の善し悪しはセンスや技術的な面が大半を占めると思いますが、映像確認用のタブレットも解像度が向上してきていることもあり下手なりにクオリティ向上を目指そうとデジタル一眼レフカメラ購入を決意しました。
初めての1台を選ぶために調べた内容を記録します。
初めてのデジタル一眼レフカメラ選び
知らないジャンルで初めての1台目を選ぶ時は何から手をつけて良いのか悩みますが、今回は「DSC-RX100M2」を使っていて困った時を思い浮かべて探しました。
はじめに撮りたいシーンを考えました。家族やペットのような動く被写体、室内・夕方以降の風景といった暗所での撮影で失敗したくないという欲求があります。
ミラーレス機も良さ気、、、
ミラーレス機も年々性能が向上されAFが早くなっているようで、その中でも「α7 II ILCE-7M2」が目に止まりました。レビューにある古いレンズが使える、5軸手ブレが優秀、フルサイズが素晴らしいといった感想で心が揺れます。
しかし、最初の1台として約18万円のカメラ(2015年1月3日時点)は背伸びし過ぎではないか、「猫に小判」「豚に真珠」といった言葉が通り過ぎます。
旧モデルも検討して購入ユーザーの作例を調査、一眼レフに比べ鳥が飛んでいるシーンを撮影した作例が見当たりません。鳥を撮る予定はありませんが高速移動する被写体を収められるカメラであれば日常のシーンは安定して撮影できると思っているので作例がないので躊躇してしまいます。
最新の高額ミラーレスともなれば一眼レフ並のAF速度を実現できるかもしれませんが、初心者には手頃な価格の枯れた一眼レフを使い潰したほうが良いと思い直し価格と性能面からミラーレス機を対象外としました。
暗所撮影、撮像素子(イメージセンサー)のサイズを考える
次に撮像素子(イメージセンサー)です。
暗所撮影はセンサーサイズが大きいほうが有利とあり、画質もAPS-Cがフルサイズを超えることはできないとのこと。そうなると理想はフルサイズですがボディ・レンズともに高額で、手軽に扱える重さではない模様。また肝心の画質についても初心者ならばAPS-Cで十分という話がありました。
せっかくレンズ交換できるカメラなのに高額で気軽に試せなくなり、仮に奮発して購入しても重くて持ち運ぶレンズを選ぶことになるのであれば最初の1台として重要な目的である「撮影頻度」が減りそうな気がします。
「APS-C」に気持ちが傾いてきました。
しかし、レンズを見てみると、、、。
レンズを考える
APS-Cのレンズ(EF-S/DXフォーマット)はフルサイズ機で使うには無理があり、反対にフルサイズ用レンズはAPS-C機で使えるという情報がありました。レンズは決して安いとは言えませんし、合わないからと手放すのも手間がかかります。
とりあえずフルサイズ機をメインで探し、APS-C機を選ぶ際は(値段によりますが)キット製品を避ける方向で検討したほうが良さそうです。
フルサイズの特徴
- 画質が良い/ファイルサイズが大きくなる
- 広角撮影が強み
- 暗所に強い
- ボケが大きい
- ボディ/レンズともに重く、高額
ASP-Cの特徴
- フルサイズに比べ約1.5倍の拡大、広角撮影が苦手
- フルサイズに比べて望遠撮影が得意
- ボディ/レンズともに軽くて安く入手できる
、、、どちらにするか選べませんので先へ進みます。
重量から考える
すごく重い思いをしてまでも最高級の映像を手に入れたいかというと、そこまでは求めていない初心者の自分に出会います。どちらかというとボディ・レンズが軽く気軽にカバンに忍ばせておけるサイズながらコンデジでは撮影が厳しい状況でも(ある程度の)撮影が行えるのが理想です。
最初の1台は思い入れが強くなり手放せにくくなる傾向があることに加え、2台目を購入する際は重く大きいワンランク上のカメラを入手しようとする性格から考えると2台目と重ならない領域に存在するカメラである必要があります。
これらを踏まえると1台目には「軽さ」「小ささ」を追求するのが良さそうです。
小型軽量で画質よりも撮影頻度を選ぶため「APS-C」で探したところ2機種にまで絞れました。
Canon EOS Kiss X7 という選択肢
最初に辿り着いたのは「Canon EOS Kiss X7」(370g/Canon製品ページへ)で発売日は2013年4月、その後バリアングル液晶を備えた「X7i」がリリースされたものの重量が525gと重くなっているため対象外としました。
本体サイズは約116.8(幅)×90.7(高さ)×69.4(奥行)mm、重量は約370g。
当時のプレスリリースには、「APS-Cサイズ・約1,800万画素のCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 5を搭載し、高画質と最高約4コマ/秒の連写を実現しているほか、常用ISO感度は最高ISO12800(拡張ISO25600)を達成し、暗いシーンや動体撮影時においてノイズや手ブレ・被写体ブレを抑えた画像を得ることができます。」とありました。
コストパフォーマンスに優れるダブルズームキット
「X7」は発売から時間が経過しているので価格が約6万円と手頃なこともあり価格コムの売れ筋ランキングでは「ダブルズームキット」が1~2位にランクインしていました。キットに付属するレンズを見てみると単体では結構な値段がします。購入するなら一気に2つのレンズが試せて手頃な価格の「ダブルズームキット」が良さそうです。少しレンズが良くなっているようなホワイトモデルもありましたが白いレンズの数は少なそうなので対象外としました。
価格コムで「EOS Kiss X7 ダブルズームキット」の価格推移グラフを見てみると発売当時は11万円もした一眼レフなので色々な意味で安心です。
デジタル一眼レフなのに本体重量が370gと軽量、エントリー機として電子書籍もあるほか、ユーザーも多く、アクセサリーの数も期待できます。
有力な候補が見つかりました。
Nikon D3300 という選択肢
『Nikon D3300』は2014年1月に7.1万円で発売され、現在は4.8万円(2015年1月時点)まで値下がりしています。(参考:価格コム)重量は410gと少し重く、本体サイズも約124×98×75.5mmと「Canon EOS Kiss X7」に比べ一回り大きいようです。
しかし、『Nikon D3300』は撮影枚数が約2倍も多く、バッテリー容量を考えると重量は許容範囲内かもしれません。
画像処理エンジンで見ると「Canon EOS Kiss X7」の「DIGIC 5」(動画30p)に比べ、『Nikon D3300』は新しくリリースされた「EXPEED 4」を搭載し性能的にも優れており、光学ローパスフィルターレス仕様、動画はフルHD 60pに対応などが魅力です。
Canon EOS Kiss X7か、Nikon D3300か。
カタログスペックでは後発の『Nikon D3300』に負けていますが、実際に購入したユーザーやアドバイスしている人によると「Canon EOS Kiss X7」のほうが良いという声もあり、そもそも上位機種の「D5300」が対抗機種という話もありました。同機種の本体サイズは125x98x76 mmと「D3300」から僅かに大きくなった程度ですが重量は480gとなっていて「軽くて小さい一眼レフ」を追い求めている本来の目的から外れてしまいます。
2015年1月になっても世界最小・最軽量を維持している孤高の一眼レフ「Canon EOS Kiss X7」でAPS-Cレンズ2つが格安で入手できる「ダブルズームキット」を1台目として購入したいと思います。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット
キヤノン
価格: 60,800円 (51%OFF) (2015/01/04現在)
レビュー数:91件
EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属