8型『VivoTab Note 8』でトラックボール付きキーボード『TK-FDP021BK』を試す

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 トラックボール付き無線キーボード『TK-FDP021BK』購入レビュー、今回は実際に8型Windowsタブレット「ASUS VivoTab Note 8」で使った感想を記録します。

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トラックボール付きキーボード『TK-FDP021BK』試用レビュー

 前回の記事(『TK-FDP021BK』を日本語 106キーボードに設定する方法/Windows)で日本語 106キーボードに設定済みの状態で使用した内容となります。

トラックボールとマウスクリックの感想

 『TK-FDP021BK』はコンパクトなボディにマウス機能まで備えたキーボードなので多少なりとも使い方に制限がかかります。例えば右手でトラックボールによるカーソル移動を行い左手でクリックまたはメニューを表示するといったように、本来は片手で済むマウス操作に両手が必要となります。そのため、ブラウジングだけでもキーボードに両手を添えて操作します。

 しかし、Windowsタブレットは画面によるタッチ操作が快適に行えるようになっているため、外部モニターへの出力時や文章を選択するといった短時間の作業に限定することもできます。また、マウス搭載ということでワイヤレス接続を最大限に活かして膝上で操作を完結できることからノートパソコンのタッチパッドのように腕を上げた状態が続いたり、マウスとキーボード間を行き来することもないので慣れれば意外と快適だと思います。

トラックボールの使い勝手

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 購入前にアマゾンなどのレビューで好ましくない評価も挙げられていましたが個人的には使いやすいと感じました。

 使い方としては同じトラックボール型マウスである『Logicool M570』よりも小さなボールを操作することになります。しかし、思いっきりボールを回転させる必要があるというわけではなく、軽く触れた程度でもカーソルが反応するので実際は親指を少し動かす程度で希望の場所へカーソルを移動できました。

 また、クリック部分が別駆動なのでノートパソコンにあるタッチパッドのような誤クリックがないのもプラス評価です。

クリック操作の使い勝手、スクロールボタンの場所が残念

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 『TK-FDP021BK』のクリック操作はゲームコントローラーのようで密かな楽しみとなっています。反応速度も問題なく押しづらいといった感じもしません。使い勝手は良好と言えます。

 しかし、マウスで多用していた画面スクロール用の装置がありません。擬似的にキーボード最下段にあるFnキー+トラックボールでスクロールを行えますが、クリック操作を行う際はキーボードの一番下から上へと親指を移動する手間が発生します。

 スクロール用ボタンはLRボタンの横あたりにあると使い勝手が向上すると思いました。後継機種に期待です。

キーボードの使い勝手、感想

 キーボードは10型タブレットと同等の幅であるためHome/End/PgUp/PgDnがFnキーを必要とする配置になっていますが、このコンパクトさにしては快適だと感じました。

 やはりフルサイズのキーボードに比べると両腕を中央に少し寄せるような入力スタイルになってしまいますが、キーの間が空いているほかキーの配置が一般的なので誤入力が少なく満足しています。また、ノートPCでは省略されやすいAlt/Ctrl/Shiftキーが左右に全て配置されているのも良いと思います。

(余談)USBドングルが小さいのが良い

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 トラックボール付きで『TK-FDP021BK』に似たデザインを持つキーボードがを見かけましたが、無線通信に必要なUSBドングルのサイズが古くからあるUSBメモリほどの大きさがあり候補から外しました。

 リリースされる度に薄く小さくなるWindowsタブレットで使う際は『TK-FDP021BK』のようにUSBドングルの小型化が重要なポイントになってくると思います。

8型Windowsタブレット「VivoTab Note 8」で試す

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 ワコムデジタイザ搭載の8型Windowsタブレット「VivoTab Note 8」と『TK-FDP021BK』を並べて撮影。

MicroUSBポートへ接続する

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 「VivoTab Note 8」はフルサイズUSBポートが用意されていないためMicroUSB変換アダプタ(なんとELECOM製)を使いました。

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 「VivoTab Note 8」にMicroUSB変換アダプタ+『TK-FDP021BK』USBドングルを装着。

TK-FDP021BKは使えたか

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 『TK-FDP021BK』はUSBドライバをインストールすることなく認識され、マウス・キーボードともに使えました。ワイヤレスなので腕が疲れない膝上が落ち着きます。

 一度認識させておけばスリープ状態でもトラックボールやキーボードを操作するだけでスリープを解除できるようになります。タッチパッドではないのでスワイプしてチャームを呼び出すことはできません。

アプリケーションキーは意外と便利だった

 アプリケーションキーはFnキーと同時押しで有効になり、F12でスリープON/OFFやF9~F11で音量操作、F6の音楽ボタンではXbox Musicが起動、音楽プレーヤー機能を持つF2~F5では音楽再生/一時停止/次の曲/前の曲/停止といった操作が可能です。アプリケーションキーを使うことでWindowsタブレットを音楽プレーヤーのように使えます。

 また、ブラウザボタンは最前面にブラウザ以外が表示されている時に押すとブラウザを最前面に表示し、ブラウザが表示された状態では初期ページを表示するようになっていました。

 個人的には電源ボタンを押さずに即スリープを実現できるF12が便利に感じました。

2 in 1 スタイルを体験して

 Windowsタブレットと『TK-FDP021BK』の組み合わせは相性が良く、ノートPCの次は「2in1」というのも理解できた気がします。マウスとキーボードがソファや膝上へ移動し、広くなった作業スペースにモニター(タブレット)がポツンと置いてある風景が次世代のパソコンなのだと思えてきました。

 Windows 10から音声アシスタント「コルタナ」がデスクトップに登場します。そうなるとテレビや外部モニターへの出力を想定して今後はキーボードにマイクとスピーカーが搭載されるのでしょうか。そもそもAndroid / iOS のようにWindowsでも音声入力が正しく認識されるようになれば、文字入力に対応したマイク付きテレビ用リモコンまたはスマートウォッチで事足りるようになるのかもしれません。

 そうなったとしてもBIOS画面でも操作できる小型マウス付き無線キーボード『TK-FDP021BK』が不要になるわけではないので壊れるまで使い込みたいと思います。

 長くなりましたが、まとめると「実用的で気に入った」という評価です。

 なお、この記事は『TK-FDP021BK』で入力しています。

ELECOM トラックボール付きキーボード TK-FDP021BKの価格と特徴

 『TK-FDP021BK』の本体サイズは266.2 x 127.1 x 19.2 mm、キー数は日本語87キー、Windows 7 / Vista / XP / PS3に対応。電波到達距離はキーの机などで約10m、鉄の机などの非磁性体になると約3mまでしか届かないとのこと。

この記事で使用したキーボード

 

ELECOM キーボード ワイヤレス接続 2.4GHz パンタグラフ式 トラックボール付き 日本語87キー ブラック TK-FDP021BK

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エレコム
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レビュー105件(2015/01/24現在)



 前回の話
 『TK-FDP021BK』を日本語 106キーボードに設定する方法/Windows

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