任天堂が新ゲーム専用機「NX」開発を発表、DNeAと業務・資本提携でスマホ向けゲーム共同開発
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任天堂とディー・エヌ・エー(DeNA)は3月17日、グローバル市場を対象にしたスマートデバイス向けゲームアプリの共同開発・運営や会員制サービスの共同開発に関する業務・資本提携について合意したと発表しました。
また、任天堂は全く新しいコンセプトのゲーム専用機プラットフォーム「NX」(開発コード)を開発中であることも発表しています。
任天堂が新ゲーム専用機「NX」開発を発表
任天堂は昭和58年にファミリーコンピュータを発売以降、「マリオ」を代表とする多数のキャラクターを創出するなど知的財産を保有、DeNAは平成16年よりモバイルゲームに集中した事業を展開し多くのノウハウを蓄積してきたとして、両者の強みを融合することでグローバル市場のなかで新たな事業機会を創造できるという結論にいたり業務提携に合意したとしています。
任天堂の知的財産をスマートデバイス向けゲームに
任天堂が持つ知的財産(IP)をスマートデバイス向けゲームアプリのプレイスタイルに適した形で新たに開発・運営するとしています。また、スマートデバイス向けコンテンツの新陳代謝が激しく寿命が短いことを挙げ、ゲームタイトルに例外は設けないが厳選することも明らかにしました。
任天堂にとっては任天堂IPに触れる機会の創出、DeNAは主力のモバイルゲーム事業を強化できるとのこと。
任天堂のゲーム機にとどまらない基幹システム構築
今後は任天堂のゲーム専用機だけではなく、パソコン・タブレット・スマートフォンといったデバイスに対応する新たな基幹システムの構築と会員制サービスを平成27年秋の開始を目指して共同開発するとしています。
新しい会員制サービスはスマートフォンやタブレット・PCといったスマートデバイスと、3DSやWii U、ゲーム専用機NXなどを繋ぐ一体型メンバーズサービスとなり、主に任天堂が運営するとのこと。
任天堂は現行の会員制サービス「クラブニンテンドー」を終了し、新たなサービスを今秋にも開始すると告知していました。
ゲーム専用機プラットフォーム「NX」の開発を発表
任天堂は記者会見において、今回の業務提携はゲーム専用機への情熱や展望を失ったというわけではないとして、間口の広いスマートデバイス向けゲームで任天堂IPを認知してもらいゲーム専用機の更なる展開を図るとしています。
今後はよりプレミアムな体験を任天堂ゲーム専用機を介して提供したい考えを明かしたうえで、ゲーム専用機がスマートデバイス向けゲームとの顧客奪い合いをするのではなく相乗効果を生み出すと確信していると伝えました。
新たなゲーム専用機「NX」の具体的な内容は来年発表される予定となっています。
Source:YouTube