ASUS、フルUSB2基のスティック型PC『VivoStick PC TS10』発表―スペック・価格

ASUS VivoStick PC TS10のスペック・価格

　『ASUS VivoStick PC TS10』は2015年6月に台湾で開催されたComputex 2015において「ASUS Pen Stick」という名称で披露されたスティック型PCで、今回の正式発表にあたり「Vivo」ブランドが採用されています。

　OSはWindows 10 Homeが採用されています。

主な仕様・スペック

　『ASUS VivoStick PC TS10』はCPUを非公開ながら前回披露した際にIntel Cherry Trail世代のAtomプロセッサが搭載されていると伝えられています。しかし、スペックシートに記載していないあたり変更される可能性が考えられます。

　RAMは2GB DDR3L、内部ストレージは32GB、外部メモリとしてMicroSDカードリーダーを備えています。

　通信はWi-Fi 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0。

インターフェイス

　インターフェイスはフルサイズUSB2.0ｘ2基、MicroUSB2.0ｘ1基（電源用）、HDMIｘ1基（出力用）、マイク入力・ヘッドホン出力に対応したコンボジャックｘ1基。

　ここまでは「ASUS Pen Stick」として公開された仕様と一切の違いはありません。

本体サイズに違いあり

　本体サイズは6月時点の121ｘ32ｘ14mmよりも一回り大きい137.9 x 34.0 x 14.9mmとなっています。

　重量は68gで持ち運ぶのに支障ない重さです。

価格・カラー

　『ASUS VivoStick PC TS10』はブラック／ホワイト／ブルーの3色展開で発売時期や発売国は不明、価格は129ドル（約1.55万円）となっています。仕様違い・オプションがあるのかは不明です。

スティック型PC vs スマホPC化「Continuum」

　Windows 10 mobileによるスマホPC化「Continuum」機能について8月29日のLumiaに関する記事で取り上げたところ思いがけない反応・反響がありました。

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　その際にスティック型PCの売れ行きを左右する可能性を書きましたが、正確にいうとWindows 10 mobile搭載スマートフォンが完全にPC化するわけではないので比較対象ではないとも言えます。しかし、スティック型PCにノートパソコン並のスペックがないのも事実で、簡易的な作業を行うタブレット同等の使い道であれば高性能化するスマートフォンの「Continuum」で事足りるかも知れません。

　スマートフォンと異なりバッテリーが消耗せず、電源ON/OFFが標準となる独特の使い勝手で進化するであろうスティック型PCの展開に期待したいと思います。

Source：ASUS