6型Winスマホ『HP ELITE X3』、12.5型ノートパソコン化ドック「Mobile Extender」付属で従来のWindowsソフト利用可能か

『HP ELITE X3』に12.5型ノートパソコン化アクセサリー付属か

　『HP ELITE X3』は6インチの大画面に高解像度2,560ｘ1,440、Snapdragon 820＋RAM 4GBに防塵防水性能や指紋センサー／ワイヤレス充電Qiを搭載するなどハイエンドなスマートフォンですが、新たなリーク情報によると「Mobile Extender」なるドッキングステーションが付属するようです。

ノートパソコン化アクセサリー「Mobile Extender」

　この「Mobile Extender」と呼ばれるドックは、12.5インチのディスプレイを備え、独自のバッテリーを搭載しており、重量は1kgになるとのこと。同デバイスへのアクセスはUSB Type-CまたはMiracastで行うとしており、過去にASUSがリリースしたようなスマートフォンをノートパソコンの筐体に合体させる感じではなさそうです。

　「Mobile Extender」のインターフェイスとしてUSB Type-Cｘ1基、フルサイズUSB3.0ｘ2基、DisplayPortｘ1基、有線LANポートｘ1基、セキュリティスロットが用意されているとのこと。

従来のWindowsソフトウェアが使える可能性

　衝撃的な内容としては「Mobile Extender」とHP提供の”HP Workspace app”を経由することでデスクトップパソコンやノートパソコン、タブレットなどで使っている従来のWindowsソフトウェアが使えるようになるということです。Windows 10 mobileの弱点といえばUniversal Windows Appsしか使えず、肝心のアプリもiOSやAndroidに比べ数が少ないことが挙げられますが「ドック接続時」という条件は付くとしても一部克服したことになります。

　また、HPで実施されたとなれば他社も追随してノートパソコン化できるドックやスティック型の類似品をリリースしてくれるかもしれませんね。

　外出先ではスマートフォンとして、自宅に戻ったらSIMフリーの12.5型ノートパソコンとして使えるなんて夢のある話です。このリークが本当であることを祈りつつ今後の情報を待ちたいと思います。

　『HP ELITE X3』は数日のうちに発表されることが期待されており、一部メディアでは夏の終わりに発売されるとも伝えられています。なお、『HP ELITE X3』のスペックは前回の記事より確認できます。

　前回の話
　『HP Elite X3』の画像とスペックがリーク、RAM4GBのWindows 10 mobileファブレット