スマホでアップグレードできるタブレット、10.1型『Superscreen』登場―価格・スペック
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周辺機器 Kickstarter, ディスプレイ
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スマートフォンさえ最新機種にすればタブレットも同じ性能にアップグレードできるという個人向けシンクライアントといった感じの10.1型『Superscreen』がクラウドファンディング「キックスターター」に登場しました。価格・スペックを記録します。
10.1型『Superscreen』登場、価格・スペック
『Superscreen』はAndroidやWindowsといった単体で動作できるようなOSや、それを支えるCPU・メモリを搭載せず、iOS/Android搭載スマートフォンのセカンドディスプレイとして特化した外部スクリーン端末です。
使い方はApp Store/Google Playで専用アプリをスマートフォンにダウンロード、『Superscreen』と同期させたら完了、2つの端末間は有線ではなくBluetooth 4.1によるワイヤレスで接続されます。
開発チームの説明によると『Superscreen』の2端末間のデータ転送は特許出願中の技術を用いており、Wi-Fiよりも高速で障害物に関係なく100フィート(30.48m)離れていても利用できるとしています。
スペック、主な仕様
『Superscreen』の画面サイズは10.1インチ2K(2560x1600)解像度のタッチパネル液晶を搭載、スマートフォン上の映像を引き延ばして鮮明に映し出すとしています。また、スタイラスをサポート。
バッテリー容量は6000mAhで充電はUSB Type-Cから行います。
インターフェイスは3.5mmイヤホンジャックとステレオスピーカー、Touch IDと呼んでいる指紋センサーを搭載。カメラは前面200万画素/背面500万画素でスカイプなどのビデオ通話が行えるとのこと。
Superscreenについて考える
Windows搭載のデスクトップやノートパソコンでセカンドディスプレイ製品(外部モニター)は古くから存在しており、AndroidではASUSがスマートフォンとタブレットを合体させて使う「Padfone」シリーズを2014年のCESで発表して話題になりました。
参考:ASUS、5+9インチ合体タブレット『Padfone X』発表―スペックほか
『Superscreen』が新しいのは「最新スマートフォン97%と互換性」と自ら謳うように様々なスマートフォンのセカンドディスプレイになりえることで、それはスマートフォンの機種変更で新しいスペックの『Superscreen』にアップグレードできることを意味します。
もう1つは詳細を明らかにしていませんがiOSをサポートしていることではないでしょうか。
iPhoneにアプリをインストールするだけでBluetooth接続を使った『Superscreen』のセカンドディスプレイ化が実現すればAppleのタブレット端末「iPad」シリーズ販売に影響がでるかもしれません。
もちろんiPadやAndroidタブレットは筆圧感知や防水対応、分割画面といったタブレット独自のオプションをつけているため『Superscreen』が取って代わるような製品カテゴリーではないような気がします。
しかし、初心者向け書籍の売れ行きが良いように多くのユーザーはブラウジングや動画視聴、電子書籍、SNSといった日常アプリが使えればタブレットの目的を果たしている感じるように思えます。
熾烈な差別化競争の末にiPad Proのようなクリエイターやゲーマー向けに進化した今だからこそ受け入れられる製品かもしれませんね。
個人的にはiOS対応が実現するのか注目したいと思います。
価格・出荷時期
『Superscreen』はクラウドファンディング「キックスターター」で出資キャンペーンが開始されており、早期出資者向けのEarly Birdであれば99ドル(約1.10万円)+送料で入手可能としています。
出荷時期は2017年12月を予定しています。
クラウドファンディングの出資は製品の出荷が約束された売買契約ではないため注意が必要です。
Source:キックスターター