ARM版Windows 10搭載PCは2017年内に発売予定、常時接続セルラーPCへ
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最終更新日:2017/04/22
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Qualcomm CEOがARMチップ上で動作するWindows 10を搭載したモバイルPCについて、2017年第4四半期に発売予定であることを明らかにしました。
ARM版『Windows 10』は2017年内に発売へ
クアルコムのCEO Steve Mollenkopf氏は2017年度第2四半期決算カンファレンスにおいて、同社の最新フラッグシップSnapdragon 835がWindows 10 搭載モバイルPCの設計に拡大しており、2017年末に発売予定だと語りました。
これまでWindows 10はx86チップのみで動作していましたが、クアルコムとマイクロソフトはARMベースのWindows 10 PCを共同開発、Adobeソフトウェア「Photoshop」の動作デモなどが行われています。
セルラーPCの時代へ突入か
ARMベースWindows 10はスマートフォンで培ってきた高速モデムを活用したセルラーネットワークに常時接続されるほか、Snapdragon 835チップセットに統合されるBluetooth 5やWi-Gigといった無線技術も利用可能となるため、現行のノートパソコンよりもネットワーク関係が大幅に強化されることが期待されます。
さらにスマートフォン向け設計の恩恵としてセルラーPCもまたバッテリー寿命が長くなる可能性があります。
しかし、QualcommはARM版Windows 10に対して慎重とも伝えられています。その理由としてx86アプリとの互換性、Windows RTタブレットの失敗などが挙げられています。
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Source:Seeking Alpha/Qualcommの記事一覧へ