高コスパな折り畳みミニベロ「ZiZZO(EuroMini)」注文、DAHONとの違い
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
20インチ折り畳み自転車はDAHON DEFTARまたはDAHON Vitesse D8、在庫がなければMu SLXを予定していたが、海外で人気のEuroMiniというミニベロを注文した。
DAHONのボードウォークより安く、クイックリリース対応なタイヤが20×1.50と太めでペダルとスタンド込み+肉厚サドル+8速(11-32T)=10.6kgという驚異的な軽さ。そしてDAHONのOEMなのか折りたたみ方はほぼ変わらない。
では何故、日本で売れていないのか。
それはカラーが日本向けではないことに加え、せっかくの日本代理店がEuroMiniではなくメーカー名「ZiZZO」メインで販売し、ネットショップ未整備、自転車の仕様(翻訳版)を丁寧に書かない。それゆえに買う人が少なく、レビューも増えない。ユーザーの活気もないので検討者が断念するというサイクルに陥っていると思う。
実際、「ZiZZO」で調べている時の購入意欲は低かった。
しかし、本社のあるカナダなどに移ると景色は変わり、米アマゾンで「EuroMini」(ZiZZO)はオシャレで低価格なミニベロとして人気だった。
上図のJapanモデルはタイヤが20×2と太く。装備多数で価格は僅か税込32,800円。
日本のユーザーが皆無なのは分かっていたが製品として信頼できそうだったので注文。この記事では日本で売れていない理由やDAHONから乗り換えようと思た魅力を記録する。
「ZiZZO(EuroMini)」とDAHONとの違い
今回は楽天がスーパーセール中だったこともあり、楽天に出店している日本唯一という正規代理店で注文した。
日本では4モデルあり、その中で最上位モデルの10.6kg/8速/20インチ 「LIBERTE リベルテ」を選んだ。
それ以前に検討していたのは価格差2倍以上の「DAHON DEFTAR」と「DAHON Vitesse D8」の2台、DEFTARは2021年1月ごろに在庫があって検討しているうちに在庫切れとなり、今ではオンラインショップやオフライン専門店に問い合わせても「入荷待ち(入荷時期未定)」(2021年3月24日時点)だった。
DEFTARのグローバル版といえるVitesse D8はアマゾンで販売していたが、ボディカラーを好きになれないこと、プレミア感あるDEFTARと価格差がわずかなことから躊躇していた。
そのうちロードなどを買うつもりなら20万円くらいは普通だろうなどと混乱してきて、197000円+税のMu SLXを検討し始める。わずか8.6kgで手持ちのサイクルトレーナーと相性の良い11速だった。
しかし、レビューを見て回ると軽量ゆえに乗り心地が良くないらしく、14インチDAHON Dove Plus等より振動が大きいことや、タイヤを変えて対策といった投稿があった。
折り畳み+ミニベロという車体に速さや軽さまで求めるとバランスが崩れるのかもしれない。
そうすると8.9kgのルノー「PLATINUM MACH8」(アマゾン販売ページへ)に対する物欲も和らいだ。同モデルは常に在庫があり価格も手頃だが、折り畳み時の幅が85cmと長いのが大きなマイナスポイントだった。
屋内保管のため「折り畳みサイズは最重要項目」なのだ。
以上のようなことを引っ越してから何度も繰り返していた。そのうち楽天の自転車ショップが販売するオリジナル自転車まで調べ始め、そこでZiZZOを知る。
ZIZZOとは。
はじめに下記のAmazon.comにあるZiZZO検索結果からレビュー数を知ってもらいたい。
https://www.amazon.com/s?k=Euro-mini+Zizzo
上記のリストには700件超えなどのレビューが並び、いずれも星4.5以上と高評価。さらに価格282ドルと驚くほど安い。
しかし、日本唯一という代理店の楽天販売ページを見ると閑散としている。例えば楽天ショップで「トップ」というリンクを辿ればトップページへ移動するはずが「何もないページ」に案内される。
また、販売ページにある折り畳みサイズが公式と異なるのにも驚いた。
- 代理店:62x78x45cm
- 米公式:68.58×78.74×31.75cm(インチ表記からセンチに換算)
当初「奥行き45cmか」と諦めかけていたが、公式は31.75cmとDAHON高級モデルを上回るコンパクトさ。さらにカセットは「11-32T」と坂道に優しい仕様。
米国のレビュー動画を見ると巨漢の男性が坂道を登っている様子が映されるなど耐荷重(最大108kgまで)にもこだわっている。ボードウォークの軽量化でシートポストを中抜きモデルにすると折れ曲がったというレビューを見かけていたので車体の軽さと装備の充実ぶり、丈夫さに購入意欲は上昇していった。
20インチで10.6kgという車体になるとペダルを含まなかったり、サドルは軽量化で硬く、タイヤは細く、キックスタンドが付属しないといった問題を抱える。しかし、EuroMini Liberteは次のような仕様になっていた。
Frame – 6166 Aluminum Alloy Proprietary Thin walled-high strength
Handlebar – Butted Aluminum Alloy; Zoom Flat Handlebars 6 degree back sweep black 54cm, 25.4mm bars
Rims – 20″ Aluminum DOUBLE WALL 28H
Tires – 20″x 1.5″ Arisun XLR8 Lightweight tire with Bead to Bead Nylon puncture defense system
Crankset – Prowheel 170mm lightweight Alloy crank arm
Chainring – 48T Aluminum chain ring
Shift Levers – Shimano Revo 8-speed grip shifter
Rear Derailleur – Shimano Altus 8-speed Cassette – 11-32T 8 speed cassette
Chain – KMC Z7RB 8 speed rustbuster chain
Brakes – 108mm V-Style Brakes
Brake Levers – ProMax Origin 3-finger Aluminum Brake lever Grips – XH-G170 PVC Grip
Saddle – UniSense YBT6720 Saddle/ Ergonomic/Chromoly rails
Seat Post – 580mm black
Pedals – 9/16″ Folding, high strength, high impact resistance resin
Headset – 1/8″ Cartridge Aluminum Alloy/ Sealed bearing
Other – Kickstand, Reflectors, Water Bottle Mounts
ボードウォークと同等の折りたたみペダル込み、サドルは肉厚、タイヤも太め、8速(11-32T)、キックスタンド込みで10.6kg。そして日本代理店経由でも税込5万円以下。
Nexus 7や中華パッド時代に感じた高鳴りを思い出した。
米アマゾンは車体価格が安いものの送料320ドル+デポジット60ドルと追加料金が必要。輸入代行も検討したが手間とリスクを考え、最終的に日本代理店を信じて注文した。
車体が届き次第、レポートする予定だ。
(追記)2021年3月25日の早朝に注文→同日午後3時過ぎに発送通知あり。
続き→5万円以下の20インチが10.6kgの衝撃、ZiZZO LIBERTE購入レビュー
→今回購入した楽天の販売ページへ