Pixel WatchでSuicaはあるか、スマートウォッチ各社のFeliCa対応状況
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何度も浮かんでは消えて「幽霊船」と呼ばれたSurface PhoneやiPhone SE 2、iPhone miniも、その幾つかは陽を浴びることができている。
まだCAD図面や仕様・実機写真さえリークのないPixel Watchが漕ぎ出しているのかもわからないが、よい機会なのでFeliCa対応・Suica対応のスマートウォッチについて調べた内容をシェアしたい。
Pixel WatchはSuica(FeliCa)電子決済できるのか
はじめに活動量計・スマートウォッチのモバイル決済対応状況を見てみよう。(リンク先は決済システム紹介ページ)
- Gaminスマートウォッチ(23製品):Gamin Pay
- SONY wena 3(バックル側に搭載):SONY
- Fitbit (リストバンド型):Fitbit Pay
- GalaxyWatch4:(Google Blog)
- Apple Watch:Apple Pay
やはりガーミンやフィットビット、ソニーが独自機能としてモバイル決済を実装しているだけだった。
(Galaxy Watch4はGoogle Pay対応だが決済サービス自体が日本未対応)
wera 3に関しては通常の腕時計バンドとして装着するタイプなのでスマートウォッチの類ではないがウェアラブル端末として並べた。
3社が実現しているのに天下のGoogleが未対応、そもそも電子決済に前向きなのだろうか。
Pixel Watchの母艦となるであろうPixelスマートフォンは以前よりモバイルSuicaに対応し、Google Payという形で決済機能をAndroidスマートフォンにも提供している。その一方でWear OSはSuica非対応のため、各メーカーはスマートウォッチに電子決済を搭載できずにいる。
2020年3月の記事「新型コロナ対策に電子マネーを、現金は危険な感染源」の繰り返しになってしまうが、非接触型のモバイル決済がウェアラブル端末で使えるようになれば子どもや高齢者が(家族へ承認通知が届くなどで)気軽に決済できるようになる。
Android OS(Wear OS)普及のためにも「Pixel Watch」がフラッグシップ機としてSuicaに対応してほしいところだ。
(追記)Googleは現地時間2021年8月11日、公式ブログでGalaxyWatch4(Amazon販売ページへ)でGoogle Pay対応を発表した。Wear OSのGoogle Payサポートページを見ると日本は含まれていないが、早ければ2021年内に対応するのではないかと期待するメディアもあった。
(追記2ここから)
SNSでApple WatchはSuica対応というコメントをいただいたので誤解を与えた可能性があるため追記すると、私は2018年のApple Watch 4時代からSuicaを愛用、2021年10月時点ではメイン決済となっている。
Googleの記事なので、Appleについて詳しく書かないが最後に購入したモデルは「Apple Watch Series6購入レビュー、GPSモデルの理由とソロループと感想」に記録してある。
(追記2ここまで)
人気のSuica搭載スマートウォッチを確認する。
2021年10月14日の時点でレビュー数の多いSuica対応スマートウォッチは何か、Amazonで探したところレビュー1202件のFitbit Charger 4(Amazon販売ページへ)があった。
このFitbit Charger 4、JR東日本ニュース(PDF)に2021年3月4日よりSuica対応と書かれている。やはりウェアラブルデバイスの電子決済対応は進んでいない。
リストバンド型のため昔ながらの腕時計ではなく、Fitbitとしても「トラッカー」に分類されていたが、多機能ではないものの心拍計やGPSを備えながら最大7日駆動という強みがある。
Fitbitが「スマートウォッチ」として分類しているのは「Fitbit Sense」(Amazon販売ページへ)で、なんとレビュー1326件となっていた。
Apple Watchに近いデザインで血中酸素も計測できるためコロナやワクチンによる心筋炎のチェックに使えそうだ。
Suica対応機種の多いGaminは、高額なためかレビュー数は200件や300件といった状況だった。ちなみにSuicaの話ではないが過去にGaminのレビュー記事をあげている。
- Apple Watchからガーミンに変えた話、ForeAthlete 45購入レビュー
- Apple Watchからガーミンに変えて睡眠改善した話。
- スマートウォッチでコロナ感染を確認する方法、最大7日前に検知可能とも
画像:Legacy Hero Series: First Avenger(Amazonへ)
やはり人気が高いのはFitbit、レビューが1500件を超えるSuica対応モデルもあった。
SONY wearも含めたSuica対応ウォッチ一覧はAmazon検索結果ページから確認できる。
Pixel イベント告知ページからPixel Watchを探す。
次に視点を変えて開催間近のイベント「Pixel Fall Launch」特設ページからPixel WatchもしくはWear OSアップデートの可能性を探してみよう。
上図の予告画像を含めスマートフォンが主役の映像となっているが、特設ページを見ると円形の時計が主張しているようにも見える。
「それは、ただの時計アイコン」と思考を諦めることもできるが、「Hold spaceber to …」という箇所を押し続けるとApple Watchで見かけるような小さな画面に収まる操作アイコンが何度も表示される。
それらはホーム画面のフォルダー機能を拡張させるという意味にも捉えられるが、Wear OS画面と見ることもできる。
今回の「Pixel Fall Launch」では、PIxel 6だけでなくPixel FoldやPixel Watch、Wear OSに関する発表の可能性まで伝える海外メディアもあった。
Google Pixel 6発表イベントは現地時間10月19日午前10時(日本時間10月20日午前2時)に開催(当時の記事へ)される。