手のひらの植物図鑑アプリ「花しらべ」購入レビュー
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本日のアプリセール記事で取り上げた植物図鑑アプリ「花しらべ」は10年前から存在しているが、つい2日前にも最新アップデートを行っており枯れるどころか咲き誇っていた。
ちなみに、2022年3月29日のアップデートv4.400では次のような改善が行われている。
- -画像認識精度改善
- -新規73種追加
- -iPad mini(6th)、拡張表示対応
- -バグ修正など
新たに73種の追加という花の情報更新と、iPad mini 6という機種への対応だけでも結構な手間なので10年前に購入したユーザーも幸せだろう。
他にも10年の間にディープラーニングへの対応など時代に合わせた進化を遂げている。
よい機会なので日本のアプリ開発者を支援、応援する意味も込めてレビューしていきたい。
植物図鑑アプリ「花しらべ」を片手に。
ちょうど近所で桜が満開となっていてGR3xとEOS Kiss X9の撮り比べをしたかったのもあり、iPhone SE 2に「花しらべ」をインストールして10分ほど散歩してきた。
上図はEOS Kiss X9(F1.4 , AV , Ev0 , ISO100 , 1/400sec)で撮影、背景のボケ感が素晴らしい。
iPhone SE 2ではアプリ「花しらべ」内のカメラ機能で下図(左上)のような近さから撮影した。
上図(左下)には画像認識後の検索結果として「ソメイヨシノ」と表示された。その隣にある参考画像を選ぶと上図右側にある画面へ切り替わり花に関する詳しい説明が表示された。
別名が吉野桜ということや、江戸時代の話、薬効や花言葉まで網羅されていた。
この花の認識はオフラインに対応しているため電波の届きにくい山や海外でも使用可能。また、アプリのカメラ機能を使用しなくても一眼レフ/コンデジ/他の携帯で撮った写真でもiPhone/iPadの写真ライブラリに登録すれば花を認識できるとのこと。
ビデオモードや不具合の話。
先ほどのアプリ内カメラ機能や写真アプリ経由での花認識のほかに「ビデオモード」というリアルタイム検索機能があり、これが面白かった。
ビデオモードにすると映るもの全てを植物として捉えるので「有名人の顔は向日葵でした」などと遊ぶユーザーもいた。
話を戻すと先ほどのソメイヨシノへカメラを向けた途端、葉っぱやカメラの向きで様々な植物の名前が表示された。
そのため、アプリ内カメラで明らかに異なる結果が表示されたときはビデオモードのリアルタイム検索を使ってみると素早く解決できるかもしれない。
不具合の話。
「花しらべ」では長年にわたって定期的にアプリが落ちたり、検索精度が悪いという2つの不具合が発生しているようだ。
しかし、いずれもアプリ初回起動時にカメラや写真ライブラリへのアクセス権を許可しなかったことに起因している模様。実際、今回レビューで撮影した限り認識の精度に問題はないと感じた。
もし、最初の操作で許可しなかった場合はiOS/iPadOSの設定アプリを開き、「プライバシー->写真->花しらべ->すべての写真」を選ぶようにと案内していた。
アプリのセール期限は不明だが、記事投稿時点では610円にて入手できる。