Apple Watchでスマート家電を操作、TP-LINK HS105の現在。
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周辺機器 Apple Watch, スマート家電, 製品レビュー
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2019年5月、Fire HD 10 タブレットでTP-LINK HS105を操作するという記事を書いた。
あれから3年が経ち、現在はApple Watchで操作しているので簡単に設定方法と実際に使っている感想をレポートしたい。
Apple Watch x TP-LINK HS105 .
TP-LINKといえばApple HomeKitに対応しないと発表したメーカー、その対策としてAlexaかGoogleアシスタント経由で操作することが多いスマートデバイスとなっている。
今回レポートするTP-LINK HS105もまたApple製品とは2019年当時、相性が良くなかった。
しかし、Appleのショートカットアプリ経由でTP-LINKのスマートデバイス管理サービス「Kasa」にアクセスして連動操作できるようになっているため、本記事のようにApple Watchから操作できるようになっている。
ここで具体的にアプリの操作画面をスクリーンショットして矢印や注釈を交えて説明しようと思ったが、過去の記事を振り返えると数年も経てばアプリが変わり、アプリ内の文言・ボタン配置も変わっていた。
そうなると画像で詳しく説明すればするほど長く目的がボヤけてしまうため、骨組みとなる手順だけを書いて数年後も概要から流れを把握、目的を達成できるようにしたい。
Apple WatchでTP-LINK HS105を操作する準備
はじめに箇条書きで数年後も大きく変わらないであろう設定の流れを書いていく。
Kasaアプリの設定手順
1つめはApple製品にKasaアプリを導入してTP-LINK製品を登録するまでの手順。
- 母艦となるApple製品(iPhoneまたはiPad)を用意。
- Apple製品にTP-LINK Kasaアプリ(無料)をインストール。
- TP-LINK Kasaで遠隔操作に必要なアカウントを作成。
- Kasaアプリを起動してデバイス追加作業を行う。
(このときにTP-LINK製品を通電させる必要あり) - Kasaアプリで新たにスマートプラグのアクションを任意の名前(ルームランプなど)で追加。
(Kasaアプリだけで電源ON / OFFできたら完了)
以上でKasaアプリの導入が終わった。
ショートカットアプリの設定手順
2つめはKasaアプリの動作をMac/iPhone/iPadから行うためショートカットアプリを設定する。
なお、下記の手順4を行うためには予めApple WatchとiPhoneがペアリング済みであり、ショートカットアプリが同期できている必要がある。
- iPhoneなどでショートカットアプリを起動、新しいアクションを追加。
- 追加するアクション一覧からKasaアプリのアクション「ルームランプ」を選択。
- 追加された変更できる設定項目からON/OFFまたは都度選択を選ぶ。
- 同じ画面にある設定メニューから項目「Apple Watchに表示」をONに変更。
- ショートカットアプリに任意の名前(ライトON=「らいどん」など)で登録。
以上でApple ショートカットアプリへの登録が完了した。
この時点でApple Watchのショートカットアプリから「らいどん」など任意の名前を選べば、スマートプラグの電源ON/OFFが行えるようになっているはず。
ちなみに少し前はKasaアプリ→Amazon Alexa→IFTTT→ショートカットアプリという手続きが主流だったようだが、2023年4月時点ではKasaアプリ→ショートカットアプリと大変シンプルになっている。
ここからは一歩、踏み込んだ使い方を記録する。
Apple Watchのウォッチフェイスから直接操作
ここではApple Watchのホーム画面から直接ショートカットアプリに登録したKasaアプリのアクション(「らいどん」など)を行う方法を書いていく。
下記で登場する「コンプリケーション」とは任意のアプリを起動する機能の名前。
- iPhone/iPad等でWatchアプリを開く。
- コンプリケーションに対応した好みの文字盤(ウォッチフェイス)の設定画面へ移動。
- 好きな位置のコンプリケーションに「らいどん」などのアクションを追加。
- 設定を終えた文字盤をApple Watchに送信して完了。
文字盤を選ぶ際の注意点としてはコンプリケーションが多いほうが他に電卓アプリなどを起動できるため何かと便利だろう。
実際に使った感想。
眠る際は快眠のためにスマートフォンなど遠くに置いているためアナログなランプは手動で消す必要があり、さらに目の近くはよろしくないため離れた位置までランプを離すと寝落ちした朝が爽快ではない。
そんな時、睡眠ログやSOS連絡も兼ねて装着しているApple Watchの文字盤を叩いて電源を落とせる。
AlexaやSiriなどの音声アシスタントが便利なのかもしれないが、Switchbotのハブなど用意していくと結果としてモノに溢れてしまう。
外出が多いのにペットを飼うようなことはしないが、もし不可抗力で現実になってしまった場合はSwitchbotの温度計とハブを連動して温度に応じたエアコンON/OFFを行なっていたと思う。物理ボタンを使えば加湿器も操作できるだろう。
ただ今はTP-LINK HS105の1つだけでApple Watchから操作できるシンプルさに満足している。
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