マイクロンが世界初1.5TB microSDカード発表、24時間365日5年間連続の動画撮影に対応

公開日: : 周辺機器 ,

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

Micron Technology, Inc(ドイツ,ニュルンベルク)は日本時間6月21日、1.5テラバイト(TB)の世界最大容量のmicroSDカード「i400」を顧客へサンプル出荷したと発表した。

「i400」はコンシューマーグレードとは異なり、24時間365日連続で高品質な録画を5年間継続できるビデオセキュリティ向け設計となっている。

同製品の登場により市販カードの性能も引き上げられる可能性がでてきた。

マイクロンが世界初1.5TB microSDカード発表

同社は「i400」が世界最大容量を誇るmicroSDカードであり、エッジおよびハイブリッドVSaaS環境での動画保存に最適としている。

また、次のような特長を備えたビデオセキュリティ環境向けの設計と伝えている。

  • 24時間365日連続で高品質な録画を5年間継続
  •  4K動画の録画と、ライセンスプレートや顔認識などのオブジェクト検出や分類など、1秒あたり最大8つのAIイベントを同時に処理可能
  • 平均故障間隔時間は200万時間

この「1.5TBの高密度」により、最大4ヵ月(120日間)のビデオセキュリティのメディアをローカルに保存可能となり、ユーザーはクラウドに保存するデータを最適化できるようになったと続ける。

その大容量特性により、クラウド経由でプライマリストレージ用にデータを継続的にアップロードする必要がなくなり、ネットワーク帯域幅と運用コストの削減につながるとメリットを訴えた。

コスト負担の大きい高帯域幅やリモートサイト(接続性が制限された貨物船や石油掘削装置など)の利用削減を図る小規模企業などは、エッジで毎日i400ストレージを使用しながら、バックアップ用としてデータをクラウドへ定期的にアップロードするといった選択が可能となる。

プライマリストレージをエッジに導入することにより、スマートカメラ内でリアルタイムのAI分析と迅速な意思決定が可能に、このような俊敏性は、重大な法執行、公衆衛生、または安全に関する決定の際に特に重要と伝えている。

Source:Micro Press Release(PDF)

よく一緒に閲覧される記事

PAGE TOP ↑