防水/ワコムペン/10.1型Win10Pro「ARROWS Tab Q506」で整備済み品15,800円に、改造やスペック
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富士通 ARROWS Tab
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イオシス曰く「伝説のWindowsタブレット」(Twitterへ)。
そう呼ばれる富士通のWindows 10 Proをプリインストールした防塵防水IP58にワコムペン対応の10.1型「ARROWS Tab Q506」整備済み品が15,800円で販売されている。
バスルームで動画視聴したり、モバイル環境でのブログ執筆に「ARROWS Tab Q506」さえあれば十分ではないかと思えるスペックだった。
富士通「ARROWS Tab Q506」のスペック。
このモデルを検索すると富士通で「文教モデル」として販売された法人枠のWindowsタブレットとなっていた。
アマゾン販売ページで整備済み品を取り扱っているマーケットプレイス販売者が製品情報をほとんど掲載していないので、下記は富士通のARROWS Tab Q506/ME製品ページ(富士通へ)から入手した情報となる。
10.1型WUXGA(1920×1200)のIPS Alpha液晶(アンチグレア処理)ディスプレイはWacom社製デジタイザパネルが搭載可能(電磁誘導方式)としており、側面のペンホルダーへ収納可能。
ここで注意すべきは「電磁誘導方式タッチパネル/スタイラスペンはQ506/MEは標準搭載、Q506/MBはカスタムメイドです。」と案内されていること。
そして、マーケットプレイスが販売する販売品には「ME」なのか「MB」なのか記載がない。
CPUはIntel Atom x5-Z8500(最大2.24GHz)でメモリ4GBを搭載、改造してメモリ増設できないか調べたがオンボードのためできないようだ。
しかし、WWANモジュールを追加してSIMフリーモデルに改造した強者”Ko Onuma”氏(noteへ)がいらっしゃった。すごい。
次にストレージ、64GB eMMCとなっていた。
SSD等への換装を調べたところeMMCしか対応しておらず製造時期によって異なるかもしれないが分解したブログ「記憶は人なり」さんの記事(hatenablogへ)を見るとSanDisk製”DF4064”となっていた。
このDF4064は市販されておらず、もちろん型番から推測して検索した「DF4128」といった128GBモデルも見つからなかった。
なお、同ブログでは膨張したバッテリーを取り外して使用するという荒技やUbuntuインストールに関する情報を公開している。
以上のことからメモリやストレージの増設・換装は厳しいだろう。
インターフェイスはUSB3.0とUSB2.0、microHDMI、イヤホンジャック、microSDカードスロット、マイク、WWANモデルはminiUIMスロット、ショートカットボタンと豪華。
フルサイズUSBポートが2つあるのは興味深い。
カメラは約200万画素(フロント)+約800万画素(リア/モバイルライト付)、タブレット端末にLEDフラッシュが搭載しているのも珍しい。
GPSについてはカスタムメイドかWWANモデルを選ばない限り非搭載。
先ほど登場したバッテリーはリチウムポリマーバッテリー 34Wh(取り出し不可と記載あり)。
消費電力は5W、Windows 10動作時の駆動時間は約10.3H。
本体サイズは264×170.7×11.8mm、重量は約685g。防塵防水規格はIPX5/IPX7/IPX8/IP5Xに準拠している。
また、富士通の製品ページでは机から落ちにくい省スペースなSchool Ratioで縦幅を短くして重心が低くなるよう設計したほか、机から落ちても安心のSchool Faceにより落下時の衝撃が伝わりにくいデザインと堅牢設計を謳っている。
別売りとしてスリムな専用キーボード、インターフェイスが豊富なクレードル(VGA×1、HDMI×1、有線LAN(1000base-T)×1、マイク、スピーカー、USB×3、盗難防止用ロック取り付け穴×1)がある模様。
価格とタッチペン
「ARROWS Tab Q506」整備済み品の価格は15,800円となっていた。
レビューを見るとタッチペンが付属していたという投稿と「なかった」という投稿がある。ペン先も消耗品であると富士通のページに記載されていたことから自分で入手する覚悟が必要かもしれない。
救いなのはWacomデジタイザということでSurface Penなど使えるスタイラスペンがあるかもしれないところだが、そもそもATOM+メモリ4GBではクリエイティブ作業は厳しいのでタッチペンの代わりになればよい程度だろう。
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