20型ミニベロ「ZiZZO LIBERTE」2年後のレビュー、壊れた話。

公開日: : 周辺機器 ,

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2021年3月に楽天へ出店している日本代理店より購入した「ZiZZO LIBERTE」、その後をレポートしたい。

ほぼ使用時間の90%はサイクルトレーナーに取り付けていたため屋外では未使用、この度の地方移住で3日ほど前から屋外デビューとなった。

そして昨日、つまり3日目になってキックスタンドが落ちた。

その他にも屋外で使用して気づいたことがあるので感想を記録していく。

「ZiZZO LIBERTE」2年後のレビュー

屋外デビュー3日目でキックスタンド、壊れる。

キックスタンドが壊れるのは珍しい話じゃない。

とはいえ、2年間ほぼサイクルトレーナーに設置していたので後輪は取り外していてキックスタンドとともに未使用。

これで使用していない後輪がパンクするといったことであれば納得もできたが、タイヤではなくスタンドが「ポロッ」っと落ちたのだ。

しかも自宅ではなく外出先の駐輪場で。

「ほぇ?」と声にならない声を発してしまうくらいには驚いた。

まだキックスタンド5回くらいしか使ってないよ。

下図が実際に「突然、落ちたスタンド」。

とりあえず「ダブルレッグ」と呼ばれるキックスタンドの中からAKI WORLDの人気アイテム「SD-MS-001」(下図、Amazonへ)をAmazonで注文、本日には届く。

上図のスタンドはレビュー598件あり、「ZiZZO LIBERTE」にも使えそうだった。

これについては別途レビューしていく。

「ZiZZO LIBERTE」を屋外で使用した感想。

車体の軽さ

屋外で使用して最初に感じたこと、それは2年前の開封記事にも書いた「本体の軽さ」だった。

念の為、「折りたたみ式ミニベロとしては」「20インチで」「送料込み47,800円で」と付け加えさせていただく。

この軽さは引越し直後に行う転入届や免許更新といった手続きで大いに活躍した。

なんといっても引越し直後は道に迷うことが多く、猛暑日、太陽が照りつける中で小回りがきく「ZiZZO LIBERTE」に頼もしさを感じた。

方向転換したい時に前輪をフワッっと浮かせるほか、大きめの段差はサッと降りて車体を持ち上げるといったことも苦にならない。

その一方で左右に曲がる道に対応しようとすると90度にカクッと回るような感覚が何度かあった。下手したら顔面からコンクリートへ飛び込むことになり、最近流行りのキックボード勢と同じビッグウェーブに乗ってしまうことになる。

これは車体が軽いからなのか、設計やパーツ的な問題なのか…少なくとも同じような筐体の折りたたみ式自転車のパイオニアDAHONでは感じなかった恐怖だ。

タイヤの空気圧

とくに後輪で、となるがーーーータイヤが常に潰れかかっているように感じる。

それは体重の問題ではないかという懸念もあるが、私は1日1食以下。残念ながら豊かな幸せ豊満バディではない、この3日間は空気を入れ直して試している。

かといってパンク、パンク気味というわけでもないようだ。

サイクルトレーナーのときは後輪をクイックリリースで外していたので未使用によるゴムの劣化という線も考えている。

いずれにしても信号付近で車道に自転車の入るスペースがなくなり歩道へ侵入する案内があって、その段差を越えるたびに後輪の空気足らず感にヒヤリとする。

3日ほど乗っていて思ったことは先ほども触れたが「前輪が浮きやすい」こと。

それはつまり、後輪に重心が偏っているという可能性。

これであればサイクルトレーナーで違和感を感じず、空気入れのときはフルに空気が入りつつ、公表された耐荷重の半分にも届かない私の体重に後輪が悲鳴を上げる理由がつく。

そうなると設計ミスという話になる。

私が購入した楽天ショップ「株式会社Anecoco」のショップ名「ALLIANCE」はコロナウィルスを理由にトップページから閉鎖(楽天へ)してしまっている。

「ZiZZO LIBERTE」の販売も終了しており、購入体験としては失敗の部類に入りそうだ。

しかし、「ZiZZO LIBERTE」自体は海外で人気な「EuroMini」ブランドなわけであって前輪と後輪がクイックリリースなどスペックはDAHONに引けを取らない。

ミニベロで軽量化した時点でポータブルゲーミングPC「ROG Ally」のように歪みが発生しやすく、水道トラブルや家屋のメンテナンスでさえ外注の習慣がある日本人で「対応しよう!」というケースは少ないだろう。

ロード乗りなどであれば日頃のメンテ習慣から直してしまうかもしれないが、街乗りミニベロ勢にDIYの修理を求めるには負担が大きい。

こういったことからも楽天ショップ「ALLIANCE」が閉じてしまったのかもしれない。

最後に屋外での使用感について箇条書きで評価したい。

  • 走行性:★★★☆☆(砂利道の振動は大きく、段差の衝撃も大きい)
  • 安定性:★★☆☆☆(平地のコンクリートを走行中でもフラつく時あり)
  • 快適性:★☆☆☆☆
  • スピード:★☆☆☆☆(DAHON BoardWalk D7との比較)
  • 見た目:★★☆☆☆(目を引かないので盗まれにくいかも)

上記のうちスピードだけ言及させてもらうと一番重いギアに切り替えた時、DAHON BoardWalk D7は「おぉ!!!」というくらいスピードが出る。

漕げば漕いだだけ、速度で応えてくれた。

その一方で「ZiZZO LIBERTE」は一番重いギアにしても加速できず、ペダルが空回りしているような感覚に陥る。

実際「DAHON BoardWalk D7」では追い抜かれることがなかった電動アシスト自転車がスーっと先へ行ってしまう状態だ。

もちろんパーツを交換すれば対処できるし、DAHONのほうが本体価格が高額なので比較するのも申し訳ない話ではある。

屋外デビューして思うこと、「ZiZZO LIBERTEはカスタムベース」なのだろう。

街乗りミニベロということでライト層が多く、ちょっとしたことも外注する習慣のある日本人がカスタムベースの自転車を購入するかといったら「否」だろう。

仮にカスタム向けだとしたら「ZiZZO」マークが目立つ車体、ベース車体としては高額ーーーーー確かに購入者が少なくなる要素は揃っている。

改めて思い返すと「DAHON BoardWalk D7」(Amazon検索結果へ)は素晴らしい折りたたみ自転車だったと思う。

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