「ROG Ally」注文、購入した5つの理由。
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酷評していたROG Allyを注文した。
アマゾンは定価の税込109,800円で「在庫あり」という表示だったものの発送が8月下旬、そのため楽天市場で即納となっている割高な転売ショップから購入した。
その購入価格は124,600円。
しかし、楽天お買い物マラソンで1.6万円還元+5がつく日の2100円相当の還元が付与されるため、定価から8200円ほどの追加料金を払う形になるが明日(8月6日)には到着予定する。
つまり20日ほどの時間を8,000円で購入したことになる。
今回8,000円で済んだのは楽天モバイル加入によるポイント還元率UP効果も大きい。
転売ショップや転売ヤーからの購入は「悪を支援する行為」というのは理解しているが、高く売るのも商売人の基本ルールであるし、そもそも定価販売する正規店は完売御礼、乗り遅れた客に選択肢はなかった。
この記事では酷評していたROG Allyを購入した理由などを記録していく。
ROG Allyを注文した話。
ROG AllyはSDカードスロットにファンの熱風が当たる構造でSDカードが壊れやすい。
壊れたSDカードはメーカー保証対象外であり、ROG Ally自体も設計ミスの話なのでSDカードスロットの交換も期待できない機種であることは理解している。
また物理コントローラーの不具合も多く報告されており、ピュアWindows端末としての使いにくさも取り上げられていた。さらに最近はメモリ32GBは必要という風潮もあるなか増設不可16GBというギリギリ仕様。
まさに発展途上のゲーミングUMPCらしい状態だ。
それに加えてNintendo Switch(重量:398g)でさえ長く持っていると疲れてしまう残念ボディなので、ROG Allyの重さ608gを耐えられないこともわかっている。
それなのに注文した理由を書いていきたい。
酷評したROG Allyを選ぶ理由。
まずROG Ally購入理由を箇条書きで記し、それから順番に補足説明を加えていく。
- Mac mini風のミニPCでもデスクトップPCは使わないことがわかった。
- ゲーミングノートパソコンより高いコストパフォーマンス
- ASUSのサポートに関するレビューが想像より柔軟だった。
- USB-CポートとUSBハブの問題と中国メーカーを比較
- もしかしたらROG Allyの1台だけで済むかもしれないという期待
処理性能が高くてもデスクトップPCは使わなかった。
【1】は数ヶ月前に購入したミニワークステーション「HP Z2 mini G4」の話。
ベンチマークも問題なく(スコアはレビュー記事へ)、小さな筐体なのでモバイルディスプレイの背面に設置すれば目立たないーーーーそう思って購入した。
しかし、やはり小さくてもデスクトップPCは自分に合わないことがわかった。
Mac miniを手放した時点で気づくべきだったが3Dプリンタ使用時だけ起動するのつもりでもデスクトップPCは起動する気にならず、MacBookからの遠隔操作も遅延が気になり使用頻度は減っていった。
一般的に購入しない方が良いと言われているモバイル系のゲーミング端末だが、映像処理の優れたROG Allyは自分に合っていると気づいたのが購入理由。
ゲーミングノートパソコンより高いコストパフォーマンス
ROG Allyを酷評していただけあって当初は高評価のゲーミングノートパソコンを購入するつもりでいた。
しかし、相も変わらず故障やトラブルの報告ばかりが気になってしまう。
それに加えてゲーミングPCとして最低限の性能を求めると16万円前後になり、モバイルPCに比べて重量があるため私にとって小型デスクトップPCと変わらない存在に思えた。
そこでROG Allyを見直すと約11万円で最低限の性能を備えていることに気付いた。
ほぼ据え置き型のコスパ重視ゲーミングノートパソコンを購入するくらいならROG Allyで泣いて笑ったほうが楽しいだろうな、と思った。
ゲーミングノートパソコンと比べた時の軽さとコスパ、これも購入理由。
ASUSサポートが想像より良かった。
ROG Ally登場以前、ASUSのサポートについては同社のノートパソコンやゲーミングノートパソコンの購入ユーザーくらいしかリアルな情報収集をできる場所がなかった。
そのサポートは好ましく思えない内容が多く、ASUS製ネットブックを購入してからは遠ざかっていた。
しかし、ROG Allyの大ヒットにより良くも悪くもサポート状況が浮き彫りに。
ROG Ally発売当初のサポートは従来のASUSらしい塩対応が散見されたものの、大ヒットしてからは世間の注目度もあってか柔軟な対応が増えてきていた。
おそらく大量販売した高額商品のリコールは避けたいという思惑もあるだろう。
SDカードスロットの問題も基盤を新しく交換するといった対応まで行うなど、これなら転売ショップで購入して初期不良にあたってもメーカーサポートが期待できると思った。
USB-CポートとUSBハブの問題と中国メーカーを比較
ROG Allyは、GPD WIN4 2023など中国メーカーのUMPCと比べてポートが簡素という大きなデメリットがある。
USB-Cポートも何故か天面配置でゲーブルが常に晒される設計、USBハブと充電も30Wや65W、100Wが良いといった情報が錯綜している。
その一方で中国メーカーは何度も失敗を重ねてきていることもありゲームコントローラー部の配置やパーツの選別などNintendo Switchに近い精度まで練り込まれていたりする。
ROG AllyはSDカードスロットの配置場所も含め筐体において、中国メーカーより大きく劣っている印象だ。
それでもROG Allyは購入者が多いため、サポートやトラブル発生時の情報量が桁違い、出口戦略にも困らない認知度を確保するまでに至った。
個人的には重すぎるROG Allyは23.8インチ液晶ペンタブレットの後ろに仕舞って使うのでUSB-Cケーブルが上から「コンニチワ!」していても問題ない。
つまり大ヒットによりニッチなはずのゲーミングハンドヘルドながら情報量が多くトラブル回避率が高まったというのも購入理由となる。
ROG Allyの1台だけで済むかもしれないという期待
M1 MacBook Airを愛用している理由は映像処理に優れ、モバイルチップのため省電力、ファンレス、多様性のWindowsとは異なりアプリのチューニング精度が高いこと、リセールバリューなどが挙げられる。
その一方で重量1キロオーバーという携帯性の低さ、些細な処理をするアプリも有料が多く、サードパーディ製品も限られるなど小回りが効かないことが多い。
その点で言えばROG AllyはWindowsを搭載しており、オープンソースも含めれば大抵のことはフリーウェアで対処できる。
拡張性についてはゲーム機と言えどROG Allyも大概だが、小さい分だけ外部キーボードを選んだり、トラックボールマウスを再利用したりと選択肢がある。
また、肝心のゲームについては物理コントローラーの不具合も報告されているため過去に購入した8bitDoのゲームコントローラー(下図)を使う予定だ。
ちょっとしたブラウジングやエミュレータを使った古いゲームくらいであれば外部入力は不要なので、ROG Ally単体で済むのではないかと期待したことも購入理由。
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ほかにも先日リークされたLenovoの8型ゲーミングハンドヘルドPC「Lenovo Legion Go」の話(記事へ)で、MicrosoftがゲーミングハンドヘルドUIを開発しているという噂もあった。
Xboxを抱えるMicrosoftとしてはWindowsからシームレスにゲーム購入・課金へ繋げたいはず、大きな利益が目の前に横たわっているのだからUI開発は進むかもしれない。
なにはともあれ明日8月6日にはROG Allyが届く予定、到着したらSSD換装やデュアルOSやらエミュレーターやらUSBハブやらをレビューしていきたい。
なお、楽天お買い物マラソン(参加ページへ)と0と5のつく日(エントリーへ)や39ショップ送料無料キャンペーン(エントリーへ)は全てエントリー必須なので注意。
→今回注文したROG Allyは楽天ショップ販売ページへ
続き→ROG Ally 購入 レビュー、開封〜ローカルセットアップ編
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