数日ほどRakuten最強プランを屋外に設置した結果。(スピードテストと安定度の変化)
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先日からトラベルルーター「GL-SFT1200 (Opal)」を屋外で運用していて、それが思いのほか好調なのでレビュー記事を書きたい。
電源は前回のレビュー記事で書いたとおり、4枚綴りソーラーパネルに接続したポータブル電源から常時供給、そのルーターに接続しているPixel7aも一緒に充電している。
つまり、Pixel7aとトラベルルーターの電気代はゼロ円。
この状態で5日目が終わろうとしている。
せっかくなのでベランダに設置してからのスピードテスト結果と安定性は向上したのかといったことを記録していく。
(追記:注意)
Wi-Fiルーターを屋外に設置するのは違法という指摘がありましたので追記します。
「GL-SFT1200 (Opal)」はトラベルルーターなので屋外利用を想定して5GHzをOFFにできる機能(下図)があり、市販のモバイルルーターと同じように2.4GHzで運用しております。
屋外で使用が許可されているのは一部の5GHzを除き、主に2.4GHzのみとなっています。ルーターを扱ううえで基本的なことなので省略していました。
しかし、「知らない人が見るかもしれない記事」という指摘まで届いたため、ルーターの説明書を読まずにブログ記事だけを読んで責任を求める可能性もあるのかと思い直して追記に至りました。
また、無線LANルーターを使う際は技適マークを取得した機器を使用しましょう。
Rakuten最強プランを外に設置した話。
はじめに5G範囲外の自宅でスピードテストを行なった結果を見ていきたい。
1つめは8月3日のレビュー記事より屋内スピードテスト結果(下図)をピックアップ。
最大で下り55Mbps前後が上限といったところ、上りも40Mbps前後だったと記憶している。
2つめ、今度はトラベルルーターやミニ発電システムにより屋外へ飛び出したRakuten最強プランの末路を見ていきたい。
飛躍。
ーーーさすが遮蔽物のない屋外、といったところだろうか。
モバイル回線なので光回線のように安定して同じ結果にはならないが、屋内では超えられなかった最大速度の限界突破を果たした。
上限を突き抜けたといった感じ。
この結果からコンクリートや鉄線の入った窓ガラスなどが通信に影響を及ぼしていることがわかる。
もちろん常時70Mbpsというわけではなく、遅い時は13Mbpsまで落ちることだってある。
しかし、屋内の時は一桁のときもあったことから”屋外強し”と思う。
また、上りの通信速度も僅かながら向上している。
上図では49.3Mbpsという結果だが、55Mbps前後が多い印象。
安定度について
通信の安定度については大幅に向上したと思う。
ルーターを囲む壁がなくなり反射しなくなったことなどが影響しているのではないだろうか。
LAN側については全く問題ない。
上図のとおり、トラベルルーターから突き出した2本のアンテナは安定しており、屋内でPixel7aにルーターの役割を担ってもらっていた時に比べて格段にLANは安定した。
それは屋外で鉄線入りの窓をしめたところで変わらない。
次に電源の安定度。
こちらは一般的な大きい無線LANルーターではなく携帯できるトラベルルーターを使用しているので消費電力が常に4Wで済んでいることもあって熱暴走などのトラブルはない。
消費電力については、ルーティングのデーモン数が増えれば負荷がかかり、電力も増える可能性もあるが、トラベルルーターの最大消費電力は限られている。
ちなみに「GL-SFT1200 (Opal)」(Amazonへ)の下位モデルがレビュー数も豊富で安かったが、アンテナが飛び出しておらず通信速度の上限も低いため候補から外した。
省電力で万能、すごいよトラベルルーター。
屋外へルーターとスマホを置く価値。
トラベルルーターとモデムと化したPixel7aをベランダに送り出してから数日。
それにより変化があった。
たとえば部屋の熱源が2つ減ったこと、コンセントが1つ空いたこと、USBケーブルや電源ケーブルの配線がなくなったこと、2つの端末を置く設置スペースが必要なくなったことが挙げられる。
一言でいうと部屋がスッキリした。
通信機器が見えないので、さながら高速な無料Wi-Fiが使えるカフェといったところ。
20数年ほど前に固定回線をやめて電話機とファックス、マルチコピー機、レーザープリンターなどを一括処分した時の感覚を思い出した。
ついに通信機器が部屋から無くなったのだ(まぁ、ベランダにあるけれど)。
唯一つ悩みがあるのは私のコンデジ「Pixel7a」が使えないこと。
かといってUSBメモリ型のSIMルーター価格を見ると新品で1.4万円前後、そこまでして欲しくはない。
その異包でPixel7aのバッテリーも心配。
代替スマートフォンを探すとしても、楽天モバイル回線とKDDI回線(povo2.0)の2つに周波数に対応、かつデュアルSIM(しかもeSIM+物理SIM構成)、屋外なので防塵防水IP68対応といった条件がある。
トラベルルーターの防水性能が高くないのでスマホの条件を緩和するため、通信を邪魔しないケース導入も検討している。
以上、今回は屋外(ベランダ)にルーターを設置して数日ほど運用した結果を報告していた。
次回は楽天モバイルを1ヶ月間(2023年8月分)の通信量をレポート、モバイル回線としての安定度も含めレビューしていきたい。
前回→「EBL ソーラーパネル 200W」をベランダに、小さな太陽光発電システムの結果。
→今回レビューした「GL-SFT1200 (Opal)」のレビューや動画はAmazon販売ページへ