「Ubuntu Touch 」が最新OTA-4をリリース、Pixel3aなど対応機種も公開中
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UBports Foundationは日本時間2024年1月31日、古いAndroidスマートフォンなどにUbuntu 20.04をベースとしたOSをインストールできる「Ubuntu Touch 」の最新安定版「OTA-4」をリリースしたと発表した。
多くの改善と変更が加えられたほか、Xperiaなど対応機種も公開されている。
「Ubuntu Touch OTA-4」リリース
UBportsはプライバシーと自由を尊重するモバイルOS「Ubutntu Touch」の最新バージョンとしてUbuntu 20.04 LTSをベースとした4回目の安定版アップデート「OTA-4」を発表した。
新たな「OTA-4」は今後数日以内に下記のサポート端末で利用可能になるという。
- Asus Zenfone Max Pro M1 Pro1-X
- Fairphone 3 および 3+
- Fairphone 4
- Google Pixel 3a および 3a XL
- JingPad A1
- Oneplus One
- Oneplus 5 および 5T
- OnePlus 6 および 6T
- PinePhone (ベータ)
- PinePhone Pro (ベータ)
- PineTab (ベータ)
- PineTab2 (ベータ)
- Samsung Galaxy S7
- Sony Xperia X
- Vollaphone
- Vollaphone X
- Vollaphone 22
- Vollaphone X23
- Xiaomi Poco M2 Pro
- Xiaomi Poco X3 NFC / X3
- Xiaomi Redmi 9 Pro、9 Pro Max、9S
新たな機能として、まずロック画面で通知コンテンツの非表示に対応した。さらに充電完了までの推定時間を表示できるとしている。
次にテーマの切り替え機能を搭載。これまでダークモード自体は用意されていたものの、そこへアクセスするにはサードパーティのアプリが必要だった。それがシステム設定メニューから変更できるようになったとしている。なお、変更適用時にはアプリケーションの再起動が必要とのこと。
続いて、連絡先に応じた個別の着信音を設定できるようになった。すでに連絡帳を使用している場合はフィールドの追加→着信音を選ぶことで追加できるとしている。
開発者向けの機能としては新しいコンピュータと接続時に確認画面が表示されるようになった。そのダイアログを承認しない限りadbコマンドは機能しない模様。よりAndroidライクな操作になったと言えそうだ。
他にもバイブレーションのパターンをアプリで指定できる機能が修正されたり、バーコードリーダーアプリ使用中に「ストレージ容量が少ない」といった警告表示がなくなる。Webブラウザエンジン「QtWebEngine」が最新版にアップデートされたといった細かな変更も報告された。
プレスリリースでは既存のUbuntu Touchユーザーのアップデート方法などが記されているほか、今回のアップデートで不具合も見つけた際の報告先も案内されている。
リンク:ubports
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