8.4型「iPlay 50 mini Pro NFE」はRAW現像に耐えたか

公開日: : 最終更新日:2024/03/20 CUBE , , ,

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iPhone 15が届いてソフトバンク「機種のみ購入」が問題ないと理解できた。それによって、もう1つの目玉商品である「Pixel 8 Pro」を検討中。その一環でPixel 7aのカメラ性能、とくにRAW撮影のチェックをしていた。

RAWデータについては、Appleデバイス間の便利なファイル交換機能AirDropが転送不可。Androidのクイックシェア(旧名:ニアバイシェア)が転送可能であることがわかった。

そうなると軽量で気軽に持ち出せる8.4インチ「iPlay 50 mini Pro NFE」でRAW現像ができたらいい。そう思った。

「iPlay 50 mini Pro NFE」でRAW現像を。

はじめに人気のAndroidタブレット「iPlay 50 mini Pro NFE」で関係するスペックをおさらいしておきたい。

画面サイズは8.4インチ、解像度は1920×120、SoCはHelio G99搭載、RAMは物理8GB+仮想8GBの合計16GB、ストレージは256GB UFS2.2という構成になっている。

RAW現像する際に必要な解像度の高さやメモリ(机の広さ)、CPU/RAMに比べてボトルネックになるストレージの読み書き速度についてはUFS採用など実用的な範囲に感じた。

もちろんRAWやLOGの現像に適した色域などを持たないディスプレイであることはわかっている。イラストや映像制作の現場にいれば「この色は正しいのか?」と気持ち悪く思うかもしれない。そこはブログ掲載用にリサイズする画像ということで正面突破をさせていただく。

端的に書くとポラロイドやチェキのような「インスタントカメラとして使いたい」となる。

まず、カメラ撮影から現像までの流れは大きく分けて3つ。

  1. Pixel 7aの標準カメラでRAW撮影
  2. クイックシェア機能で「iPlay 50 mini Pro NFE」にBluetooth転送
  3. 「iPlay 50 mini Pro NFE」でGoogle Snapseedを使いRAW現像→Googleフォトへ保存

上記(3)に登場するフォトエディタ「Google Snapseed」は問題なく使えた。

中華パッドといえば「アプリが起動しない」「アプリが落ちる」といったトラブルが発生しやすい端末ではある。しかし、アマゾンのFireタブレットシリーズをはじめ幅広く使われているMediaTek社のチップを搭載している。高価なQualcommチップではないものの通信性能などを含めて総合チップの不具合が少ないという実績、安心感がある。

さて、実際にRAW現像した写真が下図の右側となる。

それでは左側の写真はRAWデータなのかというと、そうではない。

左側はPixel 7aの標準カメラでJPEG撮影した通常の写真。その際に同時保存されたRAWデータを使って現像したのが右側の写真だ。

左側の写真は「Pixel 7a」の標準設定で「夕方の屋内を撮影」すると、こんなに暗くなってしまうという作例となる。

過去記事「Pixel 7aで高級コンデジを手放した話、理由はピクセルビニング。」で触れたが、夜間撮影に強いPixel 7aの通常撮影に比べてRAWデータのほうが明るい写真に仕上げられた。

念の為に触れておくと左側の”JPEG撮って出し”もSnapseedで明るさを調整すれば明るくはなる。しかし、すでに塗り絵を済ませた上に重ねて色を塗るためRAWデータのようにスッと自然な変化は得られない。

これまで何度もレビュー用の写真を撮ろうとしても夕方だからと諦めたことがある。しかし、Pixel7aは上図右のように仕上げられるRAWデータを手軽に撮影できるから手放せない。

Snapseedはタブ「効果」からRAWデータに適用した設定をプリセット保存できる。

つまり、「夕方の部屋で物撮りした際にRAWデータを明るくする魔法」とでも命名して保存しておけば後で気軽に唱えられるのだ。今回の魔法も保存して、いつかフリーレンが回収に来たら譲ろうと思う。

さて、話を戻そう。

「iPlay 50 mini Pro NFE」と「Pixel 7a」で同じRAWデータの同じプリセット現像を試したところ、ほんの僅かに「Pixel7a」のほうが処理を早く終えた。なんと8.4インチ格安タブがスマホ人気首位の王者に僅差まで迫ったのだ。

ファイルサイズが小さいというのもあるかもしれない。それでも「iPlay 50 mini Pro NFE」に期待していなかっただけに驚かされた。

iPhone 15を購入したばかりだが、Pixel7aと「iPlay 50 mini Pro NFE」のコンビもなかなか良さそうだ。

ここまで性能が上がると大抵の作業はこなせてしまうだろう。最近は筆圧ペン同梱モデルも増えている。どこまで進化するのか今後も注視したい。

→今回レビューした端末の最新レビュー303件や価格はAmazon販売ページ

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