NetFlixまで対応の90Hzな11型「Teclast T50Plus」開封レビュー、ラジオ機能ほか
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その他・中華タブレット 11インチ, Teclast, 製品レビュー
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Teclast社のAndroid 14をプリインストールした最新タブレット11型「Teclast T50Plus」が到着した。
Widevine L1とNetFlixに対応し、リフレッシュレート90Hz、解像度は1920×1200と高く、省電力なUNISOC T620チップを搭載しているのもポイント。
実機を開封しながら特徴を確認、プリインストールアプリの状況などレポートしていきたい。
11型「Teclast T50Plus」開封レビュー
はじめに「Teclast T50Plus」の基本スペックを箇条書きにしていく。
- 画面:11インチ(1920×1200、リフレッシュレート90Hz)
- SoC:UNISOC T620(2.2GHzオクタコア)
- RAM:物理6GB+仮想10GB=合計16GB対応
- ROM:256GB(microSDカードは最大1TB対応)
- カメラ:背面13MP+AIサブカメラ+フラッシュライト|前面8MP
- 電池:8000mAh
- 通信:WiFi +Bluetooth 5.2 + 4G LTE
- 映像:Widevine L1+Netflix対応
- サイズ:厚さ8.8mm
- 重量:520g
- 端子:USB-C(OTG対応)
- 衛星;対応
- サウンド:4スピーカー+デジタルアンプ+3.5mmイヤホンジャック
- 生体認証:顔認証
- OS:Android 14
個人的に良いと思った箇所に下線を引かせていただいた。中華パッドの多くは重いゲームに対応できない。Pixelスマートフォンだって厳しいのだから、素直に動画視聴へ振り切ったスペックの割り当ては見事だと思う。
ここでMediaTek Helio G99に変更して8000円ほど値上げしたら微妙な位置付けになるのではないだろうか。
上記にはないがブルーライト認証も取得しているのでWidevine L1とNetFlixを全力で楽しむといったときも色温度を変化することなく楽しめるのも良い。
他の箇所は実機を見ながら書くとして、ここでは顔認証サポートが大きな強みだと認識している。どんな便利なタブレットでも生体認証がなければ手間がかかる。
Fireタブレットのようにロック画面なしで運用するといっても、いざ任意のサービスにログインしようにも生体認証がなければID/PASSの手入力が発生する。そういった使い勝手面においても顔認証は重要ではないだろうか。
「Teclast T50Plus」の開封。
製品パッケージに同梱されているのはマニュアルとUSB充電器、USBケーブルとSIMピン。充電器は2Aの一般的なタイプなので手持ちの充電器があれば使う機会はないだろう。
マニュアルは日本語対応。
USB-CポートのほかにHDMIの説明があって、思わずHDMIポートがあるのかと確認したが非搭載。おそらくUSB-Cポートに変換アダプタを使うことでHDMI出力できるのだろう。
HDMIの項目があるとは意外だった。
他にもOTG機能について言及されている。
USBメモリや外付けディスク、マウスとキーボードを繋げられるとのこと。またOTG機能を利用するためにはバッテリー残量が50%以上にする必要があるようだ。
ここでは言及されていないが、USBハブを使った方法であれば大丈夫なのだろうか。もし可能であればマウスやキーボード、HDMI出力による軽い事務作業はこなせるだろう。
最近はサーバーサイドで動作するウェブ管理の社内システムも多い。そういった端末側のリソースを必要としないシーンでは十分にオフィス端末として使えそうだ。
「Teclast T50Plus」の背面をチェック。
1300万画素とAIサブカメラの存在が目立つ。それに目を奪われてしまうがよくみると全体的に保護フィルムが貼られていた。剥がすためのシールも見当たらないので普段使いを想定したフィルムと思われる。
背面の底面近くに並ぶロゴマークのなかには技適マークやPSEマークを確認できた。
ちなみに前面ディスプレイには剥がすためのシールが付属した保護シート(上図)が貼られていた。
せっかくなのでAI Dual Cameraと書かれたカメラ部をよくみていく。
タブレットでは省かれることもあるLEDフラッシュライト搭載はプラスポイント。カメラを納めた円形のスペースは平らで凹凸がない。何やら回転しそうなカメラベゼルを動かそうとしたがやはり回らなかった。
「Teclast T50Plus」のセットアップは共通で特別な画面はなかったので割愛するとして、起動直後のAndroid 14 ホーム画面をチェック。
さすがに11インチともなれば迫力が出てくる。1920×1200という解像度もあるのだろう。
ディスプレイ下から上へスワイプ操作してドロワー画面を表示させた。
プリインストールアプリを見る限り、広告や販促を行うためのアプリはなかった。アプリの数も必要最低限に抑えられている。
同じ中華パッドでもノーブランドでは怪しいホームアプリがインストールされて何かがホーム画面に常駐していたりする。そう考えるとドコモなどの広告枠を事前に販売している大手も同じなのでTeclastのような手を加えない企業のほうが珍しいのかもしれない。
個人的に嬉しいアプリは”ラジオ”で、3.5mmイヤホンジャックにイヤホンを差し込むことでアンテナとして機能し、ラジオを聴くことができるようになる。
PixelスマートフォンやiPhoneでは生ラジオを聴くことさえできないので貴重な存在。radikoアプリもあるが災害時に通信が遮断されたら終わりなので、電波を拾うタイプのラジオアプリは情報ゼロとイチをわける生命線にだってなりうる機能だ。
設定メニューからストレージを開いた。
容量256GBのうち12GBを消費。かなり余裕がある。これならプライムビデオで数シーズンを一括ダウンロードして長距離移動のときにイヤホンで視聴するといったことができる。
この方法はBluetoothイヤホンを使わず、かつダウンロードも不要で機内モードにすることでバッテリー駆動時間を最大限にできるのが強い。
独自の設定メニューでは電源管理があった。
曜日と時間を指定することで「Teclast T50Plus」を任意のタイミングで電源ONあるいは電源OFFにできるという機能。かなりシステム寄りな機能をメーカーが用意してくれるのは有り難い。
これをAndroidアプリで行おうとすれば相当な労力が必要になるだろう。
天気予報アプリを起動といったことまでは指定できないが、決まった時間に朝のニュースを流して、日中は見守りカメラよろしく録画・中継するといった使い方もできそうだ。
次回よりカメラ機能やベンチマークアプリの結果、スコアなどを掲載していく。
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