Pixel9シリーズの発売記念セール買いか、下取り満額時の”支払い総額”を全機種比較
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Googleが新たに発表した最新スマートフォンPixel 9シリーズのキャンペーン価格が判明した。
はじめての値下げとなる発売記念キャンペーンでは恒例となっている下取りとストアギフトを組み合わせた「実質価格」で表示されている。そのため「実際に支払いする金額」が曖昧な表記だ。
これは近い将来、消費者が誤認する不利な価格表示として禁止されるように思う。中古車サイトで「支払い総額」を明記するよう改正された理由と同じように。
この記事ではPixel 9からPixel 9 Pro Foldまで”Google表示価格”と”支払い総額”を記録していく。
Pixel9シリーズは発売記念セール買いか。
ここからは各機種の定価とGoogleセールの表示価格、実際の支払い総額を並べて見ていきたい。各項目の意味は次のとおり。
- 定価：2024/08/15時点の本体価格（Googleストア内）
- Google表示価格：発売記念セール価格
- デポジット：Googleストアクレジット（購入後に使用可能、有効期限あり）
- 下取り最高額：発売記念キャンペーンにおける最高額
- 支払い総額：実際に支払う金額（下取り最高額の場合）
ご覧のとおり過去のPixel端末購入時に付与されたストアクレジット額は含まれていない。それは誰がどの端末を、どのキャンペーンで幾ら分を付与されたかわからないから。
そのため「過去のストアクレジットなし」という状態でGoogleストアの発売記念キャンペーンを利用した際の支配総額となる点に注意いただきたい。
なお、全てストレージ容量がベースの最小構成で計算している。
Pixel 9の支払い総額をチェック
はじめに無印でベースとなるPixel 9をセール価格を昨日の記事からピックアップしていく。その詳細は当時の記事へ譲る。
- 定価：128,900円
- Google表示価格：実質39,800円
- デポジット：24,200円分
- 下取り最高額：64900円
- 支払い総額：64,000円（下取り最高額の場合）
以上、Pixel 9で過去のストアクジレットを持たない場合の支払い総額は64,000円となる。
カラーバリエーションごとの選べるストレージ容量や予約開始日の在庫状況は前回のPixel 9記事へ。
Pixel 9 Pro / Pixel 9 Pro XLの支払い総額をチェック
次に同じく昨日の記事「Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XL が実質39,800円に、同額になるPixel9との違い・特典」から価格部分を抜き出していく。
Pixel 9 Proの価格表示
- 定価：159,900円
- Google表示価格：実質39,800円
- デポジット：32,100円分
- 下取り最高額：88,000円
- 支払い総額：71900円
先ほどと同じ条件であれば支払い総額は71900円となる。Pixel 9の支払い総額から7900円UPとなった。
Pixel 9 Pro XLの価格表示
- 定価：177,900円
- Google表示価格：実質39,800円
- デポジット：50,100円分
- 下取り最高額：88,000円
- 支払い総額：89900円
Pixel 9 Pro XLの支払い総額は89900円。通常サイズのPixel 9 Proとは18000円と定価における価格差と同額に。この1.8万円という差額は今後も2機種の間で崩れないような気がする。
この上記2機種とPixel 9の特典による違いなどは前回のPixel 9 Pro記事に譲る。
Pixel 9 Pro Foldの支払い総額をチェック
最後を飾るのは先代機種のTensor G2から一気にG4へと最新チップに大幅アップグレードを果たした最新折りたたみディスプレイ「Pixel 9 Pro Fold」の価格。
- 定価：257,500円
- Google表示価格：実質99,800円
- デポジット：57,700円分
- 下取り最高額：100,000円
- 支払い総額：157500円
さすがにGoogleキャンペーンページの表示価格でも99,800円とダントツの高額になっている。そして下取り満額10万円を獲得した場合の支払い総額は15万7500円となった。
これまでの最高額であるPixel 9 Pro XLの89,900円と比べてもFoldのほうが67600円も高い。
あとはAndroidタブレットと兼用できる。最新技術に触れられるといった価値を重視したり、他のPixel 9 Proシリーズよりも大幅にカメラ性能が劣る点に不満を抱かないといったプラマイを受け入れられるかだろう。
Pixel 9 シリーズの支払い総額を比べる
これまでの支払い総額を箇条書きにすると次のようになる。
- Pixel 9 ：64,000円
- Pixel 9 Pro：71900円
- Pixel 9 Pro XL：89900円
- Pixel 9 Pro Fold：157500円
Pixel 9からXLまでは3万円以内の価格差に収まっている。リセールバリューはProと無印で大きな開きがある。それは今回の下取り金額をチェックしても明らかだ。そう考えるとPixel 10シリーズ購入を予定しているならPixel 9 Proが買いとなりそうだ。
よくある古典的な営業手法の3つ提示であれば中間であるPixel 9 Proがそれにあたる。特典の付与具合からもPixel 9 Proの購入が金銭的にもサービス的にも得するようになっているように映る。
Pixel 9 Pro Foldはロマン枠。そこに価値を見出せば迷わず買いとなる端末で、確定申告時の一括償却に対応できる金額なので事業が盛り上がっているようであれば購入すると良いと思う。ただリセールバリューは不明なのでiPad Proシリーズのような買い手が豊富な予備の資産としてカウントするのは避けたほうがよい。
◇◆◇
私はPixel Aシリーズをメインで購入してきて、とても高く評価している。ただそれはスマートフォンとしてではなく、あくまでコンデジとして。細かく言えばGoogleフォト（Pixel限定版）とカメラ性能の組み合わせに強く惹かれている。
現状、Pixel 7aで満足している。残念ながらPixel 9 シリーズには指紋認証の精度がAQUOSくらいまで高まった程度にしか映らない曇ったマナコを持つ者。このままでは見送ってしまうかもしれない。
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