Google Pixel 8のMNP返却47円 or 買取27,600円は買いか、UQモバイルの回線維持費・トータルコストを考える
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新モデルとなるPixel 9が発売されたこともあってか、UQモバイルで「Google Pixel 8」がMNPながら特価27600円で販売されている。すでにオンラインショップでは在庫切れ(UQモバイル販売ページへ)となっているものの実店舗では在庫ありという情報もある。
手持ちのPixel 7aを売却して新品バッテリーのPixel 8へ乗り換える場合、povo2.0からUQモバイルへMNPしたあとの月額料金を支払っても得なのか計算していく。
Google Pixel 8がMNP特価27,600円に
はじめに「Google Pixel 8」最新の定価を確認するとGoogleストアで128GBモデルが112,900円(Googleストアへ)となっていた。UQモバイルで特価になっているのは128GBモデルのみ、256GBモデルは対象外となっていた。そこで今回は同容量に絞って購入を検討していく。
ちなみにGoogleストアでは全て「在庫切れ」となっていて購入できない状態だった。
次にUQモバイルの「Google Pixel 8」128GBモデルの価格。こちらは「スマホトクするプログラム」適用で返却するなら47円、買い取るなら27,600円になるという。
そもそも「スマホトクするプログラム」とは何か。次のような説明があった。
対象機種ご購入後13ヵ月目~25ヵ月目までに本プログラムで購入された機種を当社が回収した場合、機種代金の最終回のお支払いが不要に!返却しなくても残りの機種代金は自動で24回に再分割されるので安心です。
※本プログラム加入時の機種回収・査定には所定の条件があり、所定の条件を満たさなかった場合、特典の適用を受ける際に、最大22,000円(不課税)のお支払いが必要となる場合や、特典が受けられない場合があります
これは私がソフトバンクの回線なし契約でiPhone15を21,996円で割賦契約した話(当時の記事へ)に近い。iPhone15を12ヶ月後に返却すれば追加代金が不要になる。
「Google Pixel 8」の支払いは以下のようになる模様。
- 初回:3円
- 2回目以降(x22回):2円
- 実質負担額:47円
上記の通り初月+22ヶ月の合計23ヶ月を支払った後で「Google Pixel 8」を返却すれば実質負担額は47円になり、そのまま購入するなら最終月に27,553円(買取=27600円)を支払って手にいれる。
12ヶ月後には「Pixel 10」が発表されている可能性が高く、製造から1年が経過した「Pixel 8」で23ヶ月もの期間に失った電池の減りを考慮すると返却して27,553円の支払いを回避したほうがよさそうだ。もちろんGoogleストアで高額な下取りに出せて、それが27,553円を上回るなら買い取った方が良いだろう。
この特典を受けるためには次の条件を満たす必要がある。
- トクトクプランもしくはコミコミプランにご加入
- 増量オプションⅡにご加入(月額550円/『増量オプションⅡ無料キャンペーン』で適用月から最大7ヵ月間無料。キャンペーン終了後は、自動的にオプション料発生。)
端末代金が安いことはわかった。
あとはUQモバイルの月額料金がどれくらいかかるのか、そこが重要だ。
UQモバイルの回線維持費を知る
UQモバイルの料金プランページは以前のような料金一覧がなくなっていた。
まず「自宅セット割」や「家族割」の適用後を表示することからスタート。具体的な料金表示は料金シミュレーションをしなければ表示してくれないようだ。
そこで料金シミュレーションを実行。「トクトクプラン」を選び次のように設定した。
- au Payカード割:適用しない
- データ容量の割引:適用=1GB未満でマイナス1,188円
- スマホ音声通話オプション:なし(0円)
- 自宅セット割:適用しない(0円)
- +5GBデータ増量オプション:特典条件のため加入(月額550円)
以上の条件を設定すると次のような結果が表示された。
基本の月額料金3,465円から1G未満の割引▲1,188円を差し引き、追加オプション550円を加えると月額2178円になるという。
しかし、計算が合わない。550円は7ヶ月間無料だからかと思ったが、それなら月額2277円になるはず、他に値引きされる条件は上図をみる限り存在しないではないか。
続いて料金シミュレーションにて「コミコミプラン」を実行。
- +5GBデータ増量オプション:特典条件のため加入(月額550円)
- スマホ音声通話オプション:なし(0円)
こちらはシンプル。基本料金は月額3,278円と表示された。やはり7ヶ月無料ということで550円は加算されない状態で提示されている。コミコミプランというだけあって10分/回まで無料の「10分定額」が無料で付与されている。これで基本20GB、追加5GBの合計10GBまで通信可能で翌月くりこしに対応。
なお、超過後は国内データ通信が最大1Mbpsまで、海外が128kbpsまで制限されるとのこと。
UQモバイルのトータルコストを考える。
「Google Pixel 8」を24ヶ月目に返却する場合の実質支払額47円であれば、そこへ料金プランを23ヶ月分だけ足していくことになる。
「トクトクプラン」は自分の計算では月額2277円+8ヶ月目から550円追加の月額2827円になると思われる。
- 基本料金:月額2277円 x 23ヶ月=合計52,371円
- オプション:月額550円 x 16ヶ月=合計8800円
- 月額料金:月額合計2827円/上記の「合計」を足すと61171円
- 端末代金:47円
- トータルコスト:47円+61171円=61218円
総支払額61218円で「Google Pixel 8」が手に入るようだ。ただこの契約では月間1GB未満しかデータ通信が行えない。それを超えると月額1188円が追加される形に。
「コミコミプラン」は月額3278円らしい。
- 基本料金:月額3278円 x 23ヶ月=合計75394円
- オプション:月額550円 x 16ヶ月=合計8800円
- 月額料金:月額合計3828円/上記の「合計」を足すと84194円
- 端末代金:47円
- トータルコスト:47円+84194円=84241円
こちらは総支払額84194円という結果に。かなり高額だが月間20GB+5GB(繰越あり)で超過後1Mbpsで通信可能、10分通話無料がついてくる。
ここで自分のiPhone15に関わる契約状況、月額料金を振り返った。
回線は日本通信の月額290円、sこへ月70分無料通話オプション(+390円)で合計を加えた毎月680円の支払い。12ヶ月で合計8160円、24ヶ月なら合計16320円になる。
そこへソフトバンク割賦契約でiPhone 15を21,996円にて購入、12ヶ月後に返却することになるが日本通信の12ヶ月分を足しても安いことがわかる。
これならソフトバンクの回線なし端末で「Google Pixel 8」がバリュー品の対象になるのを待っていた方が良いかもしれない。
・・・
————それでは結論。
UQモバイルの「Google Pixel 8」は高いので見送り。