僅か2.85kgのポタ電「BougeRV JuiceGo」開封レビュー、2つの強み
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ソーラーパネル、ポータブル冷蔵庫、ポータブル電源などを手掛けるBougeRV(ボージアールブイ)の小型ながらリン酸鉄を採用したポータブル電源「BougeRV JuiceGo」がプライム感謝祭セールに参加して20%OFFとなっている。
今回は発売日2024年2月20日と新しい「BougeRV JuiceGo」を開封しながら、その特徴をチェックしていきたい。
「BougeRV JuiceGo」とは
はじめに「BougeRV」について。
BougeRVというのはブランド名で、会社概要をみるとISSYZONE JAPAN株式会社(東京都台東区)で日本の法人向けにも展開しているようだ。ISSYZONEの読み方は”イソージン”とのこと。
設立は2023年11月9日と若いが楽天とAmazonに出店している。アマゾンはともかく楽天市場への出店はコストがかかるし審査もある。そういう意味でも国内展開に注力していることがわかる。
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ポータブル電源「BougeRV JuiceGo」の特徴は、やはり本体サイズ約26.0×16.9×6.6 cmという小さな筐体。それに伴う2.85kgという軽さではないだろうか。
下図の製品パッケージも小さく、ポータブル電源という存在を身近に感じられるサイズ感となっていた。
当然ながらポータブル電源なのでAC出力に対応。定期的に発火したとニュースになるリチウムイオンバッテリーとは異なり、安全なリン酸鉄リチウムバッテリーを採用している。容量も240Wh(16V / 15Ah)を内蔵。自宅で災害に備えるため保管するのに適したバッテリー種別とサイズ感だ。
リン酸鉄なので充放電サイクルは3500回以上と多いのも特徴。
同梱の取扱説明書は日本語をサポート。とくに怪しい日本語もなくわからないことや注意点も把握することができた。
重要なポート類をチェック。
次に重要な入出力ポートをチェックしていく。
- DC-7909ポート(充電のみ):11〜32V/10A、最大100W
PV入力(ソーラーパネル):最大100W - USB-C1(充電・出力に対応):最大100W
- USB-C2(出力):最大30W
- USB-A(出力):最大18W
- シガーソケット(出力):130W
- AC(出力):最大150W(ピーク300Wまで対応)
上記のうち注意すべき点はUSB-C1とDC7909の2つで同時充電はできないということ。20〜30万円ほどする大容量バッテリーを積んだモデルはダブル充電をサポートしていることもあるが、本機は240Whなので100Wx1本で十分だろう。それ以上を望むと排熱やらで筐体サイズの変更など別の問題が発生する。この筐体サイズでは最適解の充電W数ではないだろうか。
AC出力は最大150Wとなっているため電気鍋といった調理家電を使うのには厳しい。さまざまなノートパソコンの外部バッテリーとして使える汎用バッテリーという認識が良さそう。
小型ポータブル電源としては珍しいと思ってしまったのが(家庭用コンセントと同じ)「純正弦波」であること。
自分でインバーターを購入したことがあればご存知だと思うが「BougeRV JuiceGo」本体価格29800円と同額程度でも”修正正弦波”だったりする。このサイズかつ価格で「純正弦波」でを実現しているのは有り難い。もっと前面に出して告知しても良いと思うポイントだ。
これなら安心してノートパソコンなどの電子機器を接続できる。
(上図は付属のDC7909 to シガーソケットとUSB-C to USB-Cケーブル)
この筐体サイズでシガーソケット出力(最大130W)にも対応しているのも見逃せないポイント。シガーソケットは自動車業界の名残で変換器が付いているようにも見えるがUSBポートと同じDC to DC(直流)なのでAC(交流)出力のような変換ロスがない。しかもUSB-C1の100Wより高出力、有効活用したいポートとなっている。
電源ボタンとACボタン、Lightボタンについて
「BougeRV JuiceGo」の電源ボタンを長押しすると起動となり、下図の小さなモニターが点灯する。電源ONの状態で短く押すと画面表示のON/OFFを切り替え可能。再び長押しすることで電源OFFとなる。
画面は大きな数字がバッテリー残量を示し、左下には入力W数、右下に出力W数となっていた。
上図はUSB-C1で充電しているところを撮影。やはりUSB-Cポートで充電できるのは便利だ。
別売りのACアダプターを購入することもできるが充電が最大100WなのでUSB-C充電で事足りるように思う。BougeRVには申し訳ないが別売りACアダプターを買うお金で100W対応のUSB-C充電器を購入したほうがよいと思う。それくらい「BougeRV JuiceGo」の充電機構は素晴らしい。
「BougeRV JuiceGo」のACボタンとライト機能をチェック
続いて電源ボタンの横にあるACボタンについて。
こちらは言わずもがなAC変換器のON/OFFを行うボタン。先ほど記述したとおりDC to ACへの変換ロスが発生するのでボタンが設けられている。実際に押してみるとモニターに「AC OUTPUT」という文字が点灯し、ボタン自体にも小さな白色LEDがあるので消し忘れを予防できる
最後3つめのボタンは「Light」。
1回押すと最大点灯となり、もう1回押すと最小点灯、さらに1回押すと点滅へと3段階で切り替わるようになっていた。
上図は部屋を暗くして明るさMAXを試したところ。WAQのLEDランタンがはっきりと見える。懐中電灯のような一点集中ではなく周囲を照らすタイプなので視界に入っていても目が痛くなるようなことはなかった。
WAQは強力なLEDライト(詳細は過去記事へ)だが、最小の明るさであれば「BougeRV JuiceGo」と同等程度になった。
上図はiPhone 15のフラッシュライト(設定=最大)にした状態と比較。さすがにスマートフォンのライトに比べると広範囲で明るい。
明るさ最大では2W(上図)の消費電力となっていた。最小では1Wへと下がるので就寝前は最小にすればバッテリーに負担をかけることなく一晩中、灯りを確保できそうだ。
「BougeRV JuiceGo」の強みを考える。
ここからは実際に「BougeRV JuiceGo」を手に取ってわかった強みを見ていきたい。
まずなんといっても筐体サイズ、重量による「携帯性の高さ」だと思う。
側面には何もポートは配置されておらず、かつ各種ポートがある短辺を上向きにして「省スペースな自立が可能」。これも素晴らしい。つまり災害発生時のライトとして使える。もちろん紐を高い位置にあるフックへかければ天井照明としても使える。
大きなポータブル電源ではテーブルに置いたら存在が強く、他に物を置けなかったりするがスリムな「BougeRV JuiceGo」は邪魔にならない。
そして、すでに触れてしまっているがもう1つの強みこそがこの「Light」機能。
ACボタンは電源を入れてから押さないと動作しないが、Lightボタンは単体でON/OFFを切り替えられる。そのため災害や停電が発生したら電源を長押ししてからLightボタンを押すといった2段階操作を回避可能。
しかもストラップでぶら下げると足元を照らしてくれるのだ。
そのため壁面に3kgまで耐えられるフック等があれば「BougeRV JuiceGo」を引っ掛けておくだけで簡易的な照明器具として利用できる。しかも各種ポート(ACを除く)が全てライト側にあるので噴水のように充電ケーブルが広がらない。よく考えられている。
次の記事でレビューするBougeRVブランドの100Wフレキシブル・ソーラーパネルは軽キャンのベースとして購入したハイゼットトラックジャンボに合うサイズだった。
上図は横置きにしているが縦置きにすることも検討中。縦置きの場合は正面から見るとシルバー|ブラック|シルバーのストライプというかモヒカンというか印象的な表情となった。
軽キャンのシェル本体には走行充電器+200WソーラーのW充電に対応した200Ahリン酸鉄があるので「BougeRV JuiceGo」は運転席で使う予備バッテリー的な位置付け。
なんといっても山奥は夜が早い。
運転席にLight機能がお強い「BougeRV JuiceGo」があれば安泰だ。
「BougeRV JuiceGo」の価格・セール情報
「BougeRV JuiceGo」は定価29,980円。
(更新:2024/11/01)
対象製品:BougeRV JuiceGoポータブル電源
終了日 2024/12/31 23:59 JST
プロモーションコード:tabkulJG
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この話には続きがあります。
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