新しい「M4 MacBook Air」からM1モデルに買い替え検討、スペック比較
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新たに発表されたコスパ大幅強化の「iPad A16」を少し欲しいと思っていた。
そこへティムクックCEOが告知していた「AIR」の本命であろう「M4 MacBook Air」が発表された。その仕上がりは我が琴線をかき乱し再び深潭で眠る魂を目覚めさせる————、まぁようするに物欲を刺激したわけだ。
そこでM1モデルとM4モデルで「出来ることが変わったのか」を中心にスペックを比較していく。
「M4 MacBook Air」のスペック。
MacBook AirのM4モデルは「軽やかに爆速。」というキャッチフレーズを掲げて登場した。
ちょうど本日届く予定のiPhone 13 Proのカラーが「シエラブルー」で、M4モデルもまた「スカイブルー」をラインナップしている。
つまり、これって「結び」の1つなんじゃないかって思うんだ。いま私は淡い青に囲まれたい衝動に駆られている。
まずは製品仕様からM4モデルとM1との違いを表にしていく。
仕様項目 | MacBook Air M4 | MacBook Air M1 |
---|---|---|
プロセッサ | Apple M4チップ 10コアCPU(4高性能+6高効率) 最大10コアGPU ProResエンコード/デコードエンジン AV1デコード |
Apple M1チップ 8コアCPU(4高性能+4高効率) 7コアGPU ー ー |
メモリ | 16GB(最大32GB) | 8GB(最大16GB) |
ストレージ | 256GB、512GB、1TB、2TB | 256GB、512GB、1TB、2TB |
ディスプレイ | 13.6インチ Liquid Retinaディスプレイ 解像度:2,560 x 1,664ピクセル |
13.3インチ Retinaディスプレイ 解像度:2,560 x 1,600ピクセル |
カメラ | 12MPセンターフレームカメラ デスクビュー対応 |
720p FaceTime HDカメラ |
バッテリー | 53.8Wh 70W以上の高速充電に対応 |
49.9Wh |
ポート・通信 | Thunderbolt 4(USB-C)×2 MagSafe 3ポート 3.5mmヘッドフォンジャック WiFi 6E Bluetooth 5.3 |
Thunderbolt 3(USB-C)×2 ー 3.5mmヘッドフォンジャック WiFI 6 Bluetooth 5.0 |
外部ディスプレイ対応 | 2台の外部ディスプレイ | 1台の外部ディスプレイ(最大6K@60Hz) |
重量 | 約1.24kg | 約1.29kg |
価格(日本) | 税込164,800円から | 税込115,280円〜(発売当初) |
◇◆◇
Apple側の説明によれば処理性能はM4チップはM1の2倍と名指しで説明されている。ただ困ったことにM1チップでも十分に快適で、不満がないのだ。
MacBook Air M1のあとに筆圧検知できる富士通のノートパソコンを28万円ほどで購入した。それについて白状すると次の理由からあまり使っていない。
- M1モデルに比べてファンの音が気になる。
(すぐにフォォオオオオンってなる) - 動画視聴やブログ用の画像加工といった作業でカクカクする
(M1モデルは遅延を感じず使えるので驚いた) - Windows OSの広告が鬱陶しい
(ブラウザじゃないんだから・・・・) - Windows のアップデートによる再起動回数が多すぎる
(マジで多い、本当に勘弁してほしい) - ソフトウェアが端末に最適化されていないので落ちたり、挙動不審になる
(Windows端末は構成パーツが無制限だからか予期せぬエラーが多い) - MacBookみたいにスリープ運用すると重くなる
(最終的に再起動するので定期的にログイン作業が発生、初回は指紋認証不可)
とまぁ、————パッと思いつくだけでもこれだけある。
Windowsは様々なメーカーが端末を用意してOSだけを販売するというMicrosoftのスタイルも嫌いではないし、ポリコレとか多様性とか騒いじゃう米国らしいっていえば、そうなのだけれども。(っていうか、八百万の神が基本の日本ほど多様性というか柔軟性のある国はあるのかって思う)
それに対してAppleシリコン版MacBookのようなスマートフォン相当の静音性・スリープ運用(再起動しない)の利便性、動画再生に強い(遅延なし)、大抵のアプリ動作が最適化されているといったことに慣れてしまうと本気で辛い。
昔はオープンソースやフリーウェアが豊富なWindowsに戻りたいと思った時代(Intel版MacBookの頃)もあったが、今では全てがチグハグな端末にしか思えない。
何がいいたいのかと言うと、少しでも遅延があればM4モデルに買い替えるという話。
現状でM1モデルに遅延を感じず、強いて不満を挙げれるならドンドン日本語変換がバグっていくmacOS側の問題くらい。定期的にリフレッシュして対処しているが一向に改善しなくて辛い。
アイム、クライ。
それとクラウド会計ソフトがmacOS非対応ということだろうか。動画編集では最近GEEKOMのミニPCが優秀なのでメインに。小さくてもデスクトップPCだけあって28万円のWindowsノートパソコンよりサクサク動く。本当に悲しくなる。
M1モデルと「出来ること」の違いを探す
有難いことに古〜い「M1 MacBook Air」は最新の生成AIであるApple Intelligence対応だ。
Appleストアでは本日リリースのMacBook M4や昨日リリースされたiPad Airに大きな文字で「Apple Intelligence」と掲げているくらいのメイン機能。それなのにM1チップでも堪能できるという事実。
それでは「買い替えるほどの違い」はあるのか。
M4チップ搭載によって新たに出来ることは先ほどの表にあった「2画面出力」と「デスクビュー」、そして「MagSafe充電ポート」「Thunderbolt 4 x 2」「WiFI 6E対応」がある。
他にもベゼル幅が小さくノッチ採用により画面サイズが僅かに大きくなったほか、処理性能が2倍に向上したらしい。実際に使えば戻れないくらいの違いあるのかもしれない。
私にとって処理性能に不満を抱くシーンは「心が乱れるほどの遅延」であって、それが解消されるならM4モデルへと突き動かされると思う。メモリも動画編集で派手なエフェクトを使わない限りM1チップのGPUと(GPUのメモリではなく)16GBメモリで十分だ。
正直「MagSafe充電ポート」はデスク周りのケーブルを1本でも減らしたい私にとって無用の長物だ。かつてMacBook Proを購入したときにあった「Touch Bar」に近い存在。
Appleお得意の独自規格アクセサリービジネスに付き合う気もなく、USB-C充電だけで十分という結論に至った。
iPhone 14 Proでダイナミックアイランドや常時画面表示といったイラナイ子を追加してしまったり、Touch Barといった黒歴史を考えても故障パーツの少ないシンプルなM1 MacBook AirのUSB-C Onlyは完成形だと思う。
◇変わらないことが気になってしまう件。
その一方で、変わらないことに目がいってしまう。
たとえばストレージの最大2TBをはじめ最低256GBからといった構成が同じこと。駆動時間も最大18時間と変わらないこと。Touch IDの位置や性能も特に変化は記されていないといったノートパソコンとしての基本性能が変わらないこと。
たぶんM4モデルを購入しても日常は変わらないだろう。
後ほどレビューするがiPhone 15返却にともない型落ちとなったiPhone 13 Proを購入、本日から使い始めているが満足度が高い。
USB-CではなくLightningポートになったが、もともとMagSafeモバイルバッテリーを使っていて、MacBookとはデータ転送なら「AirDrop」、Mac使用時のワイヤレス操作は「iPhoneミラーリング」を利用している。そう、日常において不満はない。それどころかマクロ撮影によりレビュー用の物撮りが良くなったり、光学3倍ズームで画角が増え、120Hzリフレッシュレートで視認性が向上、256GBへの増量もあって「iPhone自体の評価UP」へと繋がった。
あれ、こんなに便利だったんだ。
そう思った。
そして、トドメは「LiDAR」による暗所撮影の強化と3Dスキャンという遊びを堪能できるようになったことだろう。3Dプリンタで部屋のミニチュアやオープンソースの3Dマスクを自分の顔サイズにフィットして印刷できる。
そういった楽しみを母艦であるノートパソコンに求めるのは違うと理解している。
しかし、MacBook Air M1からM4へ乗り換えても世界は変わらない。
その結論に虚しさを覚えている。
それと同時に2020年のM1モデルが現役バリバリで使えている事実に驚愕した。さらにいえば追加で中古M1モデルを購入してディスプレイを取り外し、外部モニター運用をしたほうが楽しいではないかとさえ思う。iPad Proを購入してサイドカーでメインディスプレイにしても面白い。
(画像) Apple、画面を外せる『タブレット型Macbook』の特許を出願 より
MacBookの入力インターフェイスが使いやすいので、大画面の液タブと接続すれば最高のデスクトップ環境になると思う。
よしっ、中古のM1 MacBook Airを探そう!!!
リンク: https://www.apple.com/jp/macbook-air/ (コピペしてくだちい)